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第26回 2010年9月17日 スノーエンデバー

 公営新潟デビュー、中央転厩後は芝を中心に重賞戦線で活躍。ダートグレード戦線に転向すると、99年群馬記念優勝を皮切りに、佐賀記念、ブリーダーズゴールドカップ、日本テレビ盃、さくらんぼ記念と全国各地のさまざまな条件の重賞レースで優勝。晩年は上山に所属し、02年花笠まつり賞を制しました。

 03年2月に新天地のにいかっぷホロシリ乗馬クラブ(新冠)に仲間入り。地方競馬や中央競馬で走っていた有名競走馬に、誰でも乗ることができる乗馬クラブです。アブクマポーロやダイワテキサス、ライブリマウント、エイシンキャメロンなどに、実際に乗ることができるってすごくないですか?

 私も以前アブクマポーロに乗せて頂いたことがあるんですが、現役時代のポーロを思い出すと、速く走られたらどうしよう〜とかなりおっかなびっくりだったんですが、すぐに安心感に変わりました。ポーロは今のお仕事をしっかりこなしてくれましたよ。いつまでも乗っていたいって思うほどに心地良かったです。

 そう、そんな訳でスノーエンデバーにも誰でも乗ることができるんです。「初めて乗る方も、技術的な面で向上したい方も、レッスンの出番が一番多い馬ですね。キャンターが柔らかいので乗りやすいし、幅広い年齢の方に乗って頂けますよ」と支配人の山畠輝男さん。

 来た当初のスノーエンデバーは血気盛んな気性だったそうですが、1年ほどですっかり落ち着いて、今では温厚そのものだそうです。「うちは夕方から翌朝まで集団放牧をしています。環境もあってか、みんなおっとりしてきますよ」(山畠さん)。

 今年で16歳になったそうですが、風邪ひとつ引かずに元気いっぱいだそう。ここの馬たちは2文字の愛称で呼ばれるそうで、スノーエンデバーは『エン』という愛称でかわいがられているそうです。つぶらな瞳とクルンとしたお耳がチャームポイント。とっても穏やかな表情をしていたのが印象的でした。

 「まだまだ若いですよ。今のまま1年でも長く、お客さんに『乗りたい』って言ってもらえる馬でいて欲しいです」(山畠さん)。

 なお、何度も書くようですが、にいかっぷホロシリ乗馬クラブでは有名元競走馬に乗ることができるのが最大の醍醐味です。私のような初心者でも乗ることができるので、皆さんもぜひ有名馬の背中を堪能してみてはいかがでしょうか? マジで興奮します(笑)

 詳しいことは、にいかっぷホロシリ乗馬クラブのホームページをご覧下さい。天候が悪くても、屋内馬場があるので安心です。

高橋華代子(たかはしかよこ)
元NHK山形放送局キャスター。
現在は南関東競馬を中心に活動中。

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