日本テレビ盃JpnII
マコトスパルビエロは、すんなりと3番手の好位置につけました。最後にキレる脚があるわけではないのですが、それでも確実に伸びています。さすがに前走スマートファルコンを負かしているだけのことはあります。かなり力をつけてきていると思います。
フェラーリピサは、すんなりハナに行ければもしかしたら勝てたかもしれません。内からフサイチギガダイヤに先に行かれてしまいました。引っぱり切れない手ごたえで、向正面に入って先頭に立ったときに、そのままの勢いで行ききって内に入ってしまえばよかったのですが、フサイチギガダイヤが3コーナーあたりまでずっと半馬身差くらいのまま食い下がってきました。フェラーリピサにとっては、レースがしにくかったかもしれません。直線では一旦マコトスパルビエロを突き放して、このあたりでは楽勝かとも思いましたが。最後は脚が上がってしまいました。距離は、やはり1600メートルあたりまでがいいのかもしれません。
ボンネビルレコードは、それほど差のない中団からいいレースをしています。最後も伸びてきて、力は発揮しています。この馬なりにいいレースをしたのではないでしょうか。
佐々木竹見(ささきたけみ)
NAR地方競馬全国協会参与。地方競馬通算7,151勝という世界歴代6位(当時)の勝ち鞍を挙げ、2001年7月8日に騎手を引退。 現在は地方競馬教養センターなどで後進の指導にあたる。
| | |