そこで、舌のこえた大井のトラックマン仲間に早速リサーチ。浮上したのが4コーナー寄りのスタンド1階にある幸福堂の「焼き鳥丼」だ。とは言っても食券販売機にその名前があるわけではなく、いわゆる知る人ぞ知る裏メニュー的な存在。単品の焼き鳥券(180円)三枚とライス券(150円)一枚を購入し、カウンターに提出。その際、「焼き鳥丼でお願いします」のひと言を忘れてはならない。そして、本鳥、なんこつ、つくね、鳥かわ、しろ、かしら、レバー、タン塩の計八種類の中からお好きなものを三本チョイス。注文を受けてから仕上げの焼きに入るので少々時間を要するが、その間に漂う芳しい匂いが何とも食欲をそそる。ご主人が約50年の間つぎ足しで守り続けてきたと言う秘伝のタレに何度も串をくぐらせて丹念に焼きあげ、いよいよオン・ザ・ライス。しょっぱさと甘さが絶妙にブレンドされたタレにコーティングされた焼き鳥とご飯。その間にしいてあるアクセントの葱もまた良い。味はもちろんのこと、690円でこのボリュームはまさにお値打ちと言っていいだろう。大井競馬場にお越しの際は、一度は食してもらいたい逸品だ。 ちなみにこちらの幸福堂は、大井競馬開催だけでなく、他の南関東三場場外時も営業しているとのこと。 ※ 本文で紹介している逸品については、取材時点のものです。 その後、値段改定やメニューが変わっている場合もございます。
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