第11回JBCスプリント(JpnT) 参考レース&注目馬解説

2011年11月02日
第11回JBCスプリント(JpnT)
2011年11月3日(祝木)大井競馬場 1,200m
(出走表はこちらをご覧ください)

<参考レース>

JBCスプリントJpnT(10年11月03日|船橋)
 1着:サマーウインド
 2着:ナイキマドリード
 4着:スーニ
 12着:ポートジェネラル
 13着:ブリーズフレイバー
 サマーウインドは、スタートは互角もスピードの違いでハナを奪うと、4コーナーまでほとんど持ったまま。直線に入って追い出されると、あっという間に後続を突き放して圧勝。直後を追走したナイキマドリードは、サマーウインドには4馬身離されたものの、それ以外の中央勢は寄せ付けずに2着に好走。このレース連覇をねらったスーニは、サマーウインドから1秒7離されての4着だった。

東京盃JpnU(11年09月28日|大井)
 1着:スーニ
 2着:ラブミーチャン
 4着:セイクリムズン
 5着:ジーエスライカー
 6着:ナイキマドリード
 10着:ブリーズフレイバー
 14着:ニシノコンサフォス
 2番手に控えたラブミーチャンが直線を向いて先頭。一旦は1馬身ほど完全に抜け出し、そのまま粘り込むかという場面もあったが、3〜4コーナーで内から位置取りを上げてきたスーニが直線でもラチ沿いからスルスルと抜け出し、ラブミーチャンに1馬身差をつけて勝利。1番人気に支持されたセイクリムズンは、直線外から伸びたものの差し切るまでの勢いはなく4着。それでもスーニからはコンマ3秒差とそれほど差はない。

さきたま杯JpnU(11年06月01日|浦和)
 1着:ナイキマドリード
 2着:ジーエスライカー
 3着:スーニ
 6着:ラブミーチャン
 8着:セレスハント
 ジーエスライカーとラブミーチャンがハナを争い、それを直後でマークしていたナイキマドリードが直線でとらえて勝利。ラブミーチャンは直線で後退したが、競りかけられたジーエスライカーは1馬身半差の2着に逃げ粘った。ここまで1年以上勝ち星から遠ざかっていたスーニだが、58キロにもかかわらず直線外から伸びてジーエスライカーにアタマ差まで迫る3着と好走。復活の手ごたえを感じさせる一戦だった。



<注目馬解説>

サマーウインド(JRA)
 3歳未勝利で一旦は道営に移籍したが、中央復帰後は500万下から連戦連勝の快進撃。クラスターカップJpnV、東京盃JpnU、そしてJBCスプリントJpnTと、ひとつずつ階段を昇るようにして頂点を極めた。今回は、芝の高松宮記念で14着に負けて以来、半年ぶりの実戦。とはいえ、当初は東京盃JpnUを目標に仕上げられていただけに、坂路での乗り込みも十分。ダートでは11戦9勝、2着2回とほぼ完璧な成績だけに、すべては当日のデキ次第。

パフォーマンス(北海道)
 昨年2歳時は、シーズン最初のJRA認定競走で勝利したのみ。今季初戦となった北海道3歳三冠の初戦、北斗盃では、1年ぶりの実戦にもかかわらず快勝。北海優駿は7着に敗れたものの、その後は短距離に絞って快進撃。中央芝への挑戦では敗れたが、地元門別では3連勝中。前走道営スプリントは、ゴール前の混戦から一瞬の脚で抜け出した。勝ちタイム1分10秒6は、3歳馬としてはかなりのレベル。今回は、初の長距離輸送に、初のダートグレードは楽ではないが、今後が楽しみな逸材。

ジーエスライカー(大井)
 昨年3歳春は京浜盃を制すなど南関東三冠路線を目指したが、秋になって短距離路線に活路を見出した。ゲートが開いた瞬間に他馬より1馬身ほど前に出ているくらいに、スタートダッシュは抜群。東京スプリントJpnV(4着)、さきたま杯JpnU(2着)は、ともに勝ち馬から0秒3差。前走東京盃JpnU(5着)も0秒6差とそれほど離されていない。マイペースで先行できれば上位争いにからんでくるスピードはある。

ラブミーチャン(笠松)
 昨年、門別のエトワール賞を勝って以降は逃げて粘れずというレースが続いていたが、今年から地方競馬で始まったスーパースプリントシリーズでは、名古屋でら馬スプリント、習志野きらっとスプリントを、ともに圧勝といえる内容で連勝。続くクラスターカップJpnVは、ダートグレードで4度目の3着。そのあたりが壁にも思えたが、前走東京盃では、直線先頭に立ってあわやの2着。2〜3番手に控える競馬もできるようになって、レースの幅が広がった。

ナイキマドリード(船橋)
 昨年9月以降、重賞を使われるようになってからはダートグレードも含めて9戦2勝、2着2回で、掲示板を外したのは2回のみと安定して上位を確保している。昨年のJBCスプリントJpnTは6番人気での2着で、陣営にはうれしい誤算だった。ただ大井コースに限ると、重賞戦線では2、4、6、6着。たしかに大井のダートグレードはメンバーが揃うこともあるが、コースが合わないという可能性もある。前走東京盃JpnU・6着から巻き返しなるかどうか。

オーロマイスター(JRA)
 昨年のエルムステークスGVでの2着がダートグレード初連対で、続くマイルチャンピオンシップ南部杯JpnTで、快進撃中のエスポワールシチーに3馬身差をつけて圧勝したのには驚かされた。しかしその後の成績はパッとせず、前走エルムステークスGVでの2着が昨年の南部杯以来の連対。札幌のダートでは4戦してすべて2着という相性もあるのかもしれない。芝を含めても1400メートル以上の経験しかないだけに、今回、初の1200メートルでどんなレースをするか。

セレスハント(JRA)
 昨年夏、小倉ダート1700メートルのKBC杯を制して臨んだサマーチャンピオンJpnVで重賞初制覇。その後は佐賀記念JpnVでの3着があるのみで今ひとつの結果。しかし今年4月の東京スプリントJpnVでは、8番人気という低評価ながら内を突いて抜け出し久々の勝利。前走、東京のペルセウスステークスは、初めて背負う59キロながら、中団追走から直線外を伸びて他馬をごぼう抜き。それが実力ならここでもチャンスは十分。

スーニ(JRA)
 一昨年、3歳で臨んだJBCスプリントJpnTを勝利。それ以降の勝利は、昨年春の黒船賞JpnVと東京スプリントJpnVの連勝と、前々走サマーチャンピオンJpnVから前走東京盃JpnUの連勝。たしかにJBCスプリント勝ちで斤量を背負わされることもあるが、勝ち負けがはっきりしていて、ピークが長く続かないタイプなのかもしれない。前走東京盃の58キロが、今回は57キロになり、サマーウインド以外は同じようなメンバーが相手だけに、負けられない一戦。

セイクリムズン(JRA)
 昨年11月の霜月ステークス以降、1600メートルのフェブラリーステークスGTを除けば、1400メートル以下で5連勝。着差はそれほどでもないが、いずれも強い勝ち方だった。そうしたレースぶりから前走東京盃JpnUでは1番人気に支持されたものの4着。勝ったスーニと3着のマルカベンチャーが35秒台の脚を使ったのに対し、2着のラブミーチャンと同じ脚色になってしまった。とはいえコンマ3秒差で、今回人気を落とすようなら狙い目かもしれない。

ダッシャーゴーゴー(JRA)
 芝の短距離で重賞3勝。昨年のスプリンターズステークスGTでは2位入線も4着に降着、今年の高松宮記念では4位入線も11着に降着と不運な面も。しかしGT級のスピードは誰もが認めるところ。前走、2番人気で臨んだスプリンターズステークスGTは11着と案外な結果だった。ダートに矛先を変えて臨む一戦。デビュー勝ち以来のダートがこなせるかどうかがすべて。15頭立ての大外枠がプラスと出るか、マイナスと出るか。


文・構成:斎藤修(サイツ)



※ 当コンテンツの内容は、編集時点(11月2日)での情報となっております。出走回避等によりレースに出走しない可能性もありますのでご了承ください。また、当コーナーの内容に関しまして、NARおよび競馬主催者が特定馬の推奨などを行うものではありません。