第2回 2008年5月26日(月) 辛味噌焼きそば(船橋競馬場) |
船橋競馬場
丸興 辛味噌焼きそば 600円
サンケイスポーツ 大貫師男
雑誌「ハロン」において、「今月のおしながき」、「帰ってきたおしながき」を担当していた関係で、斎藤氏からご指名をいただきました。従来はおいしいもののストックの中から紹介したり、飛び込み形式で紹介したり、思えばかなり好き勝手なことをやらせてもらっていましたが、リレーコラム、現地記者としては一発目ということもあるので、担当の南関東4場から安全牌を切っていこうと思います。
さて私自身、南関東4場のグルメ度は川崎がダントツのナンバー1だと思っています。焼きそば、タンメン、手作りコロッケの三種の神器を筆頭に、まずハズレがありません。しかし、それらはネット上においてもたびたび紹介されていますので、何をいまさら、といった感も否めないでしょう。そこでグルメ度ナンバー2の船橋から、掲題のそれを。
ここ丸興さんの焼きそばは「炒麺」といって、麺を油で炒めてパリッと仕上げるのが基本。辛味噌焼きそばは、この炒めた麺の上にジャージャー麺と同様の肉味噌を乗せるだけというシンプルな構成になっています。そのまま食べても十分においしいのですが、私の場合は備え付けの豆板醤を肉味噌に混ぜ合わせてから、いただくようにしています。こうすると、より“辛味噌”の雰囲気が出ますから。
ただ、麺を炒める関係上、やはり油っこさは否めません。体調にもよりますが、そのまま“ふつうに”食べると胸焼けを起こします。そこでテクニック。皿を傾けて、麺の隙間から油を逃がしながら食べるようにします。こうすれば、私のように胃が弱いひとでも、食後の胸焼けとは無縁になります。
ボリュームはやや少なめですが、600円でこのレベルなら及第点を楽々クリア。他のお客さんを観察していると1番人気はタンメンのようですが、一度この辛味噌焼きそばも試してみてはいかがでしょうか。
※ 本文で紹介している逸品については、取材時点のものです。 その後、値段改定やメニューが変わっている場合もございます。
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