第86回 2018年11月9日(金)
五目ラーメン(金沢競馬場)
金沢競馬場
「世界館」 五目ラーメン(600円)
迫力があるメニュー表
シーズン終盤の金沢競馬場は太陽が出ているとそれなりに暖かいのですが、曇りになると低い気温がそのまま感じられ、河北潟から吹いてくる風が冷たく皮膚を直撃します。
夕方になって寒さを覚え、戦いのさなかにひと息入れるために向かったパドック奥の食堂街。そのなかにある「世界館」は、私がときどきお世話になっているお店です。ここに入るとカレー系とか焼肉系を注文するのですが、今日の気分はちょっと違う感じ。うどんがあるのは知っていますが、ラーメン系ってありましたっけ?
麺類のラインナップはこちら
「あるよ、ラーメン。野菜が入っていて胃にやさしいよ」
と、ご主人に言われたのでそれを注文。えーと、メニュー名としては「五目ラーメン」になるんですね。さっそくご主人は深めのフライパンを持って調理を始め、5分くらいで来ました世界館のラーメン!
見えているのはカマボコ、チクワ、ニラ、白菜、ネギ、卵。そしてこの店の看板といえるスジ肉の煮込み!
そして麺ですけれども、縮れのないまっすぐなもの。これっていわゆる「ソフト麺」じゃないですか?
「そうなの? ウチはラーメン屋さんじゃないから、よくわからないわ」
とおかみさん。でもこれ、見た目が完全に小学校の給食で出てきた太目のラーメンですよ。
とビックリしたので、麺を持ち上げて写真撮影。やっぱりこの感触はソフト麺でしょ!
五目ラーメン
食べてみての感想もソフト麺。ご主人は麺をスープと一緒に煮込んでいたようだから、この麺を使うのが正解なのかもしれないなあ。
と、食べる前の作業が終わってまずはスープから。むむむ、塩ベースのなかにいろいろな素材の味が混ざっていて、野菜からの甘みも出ている感じ。思わず「これ、ウマいですよ!」と声が出てしまいました。
もちろん煮込まれたお肉は柔らかくて、これがチャーシューの代わりになっている雰囲気。まさに世界館のオリジナル料理といえるものでしょう。
ソフト麺ですよね
表面に浮いている脂分のおかげもあってか、最後までスープに熱さが残り、大満足でドンブリがカラッポ。これは自宅で再現できない味ですわ。お値段は600円と書きましたが、昼の2時半から閉店の3時半までは100円引きで食べられます。なので私が払ったのは500円。ミニ情報として書き添えておきます。
金沢競馬の今シーズンはもうすぐ終わりになりますが、その前にぜひとも紹介したいメニューとして出させていただきました!
浅野靖典(あさのやすのり)
競馬キャスター・ライターとして活動中。「クリック!地方競馬」キャスターを務めているほか、JRAブリーズアップセール、八戸、九州の各競走馬市場にて司会進行を担当。ライターとしては、
・競馬総合チャンネル(netkeiba.com)
・POGの達人
・JRAホームページ
・週刊プレイボーイ
・WEBハロン
などに寄稿している。
※ 本文で紹介している逸品については、取材時点のものです。 その後、値段改定やメニューが変わっている場合もございます。