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第92回 2016年3月18日 メトロノース
中央時代に出走した2008年北海道2歳優駿では、武豊騎手が騎乗し2番手から早め先頭で押し切る内容で優勝したメトロノース。2013年夏から佐賀へ移籍し吉野ケ里記念など2つのタイトルホルダーとなり、その後は南関東の一員となって、2015年秋から高知競馬の別府真司厩舎に仲間入りをしました。3月15日の高知開催では、中央競馬の新人・藤田菜七子騎手が手綱を取り、果敢に逃げながらも3着(1番人気)。藤田騎手が初勝利を挙げるのではと注目を集めていたレースで、結果は残念でしたが、メトロノースが今でも現役で頑張っていることを全国の競馬ファンに改めて知らせるきっかけにもなりました。
このレースには、いつもメトロノースの調教とレースに乗っている地方競馬の女王・別府真衣騎手が、同厩舎のアランルースに騎乗し貫録勝ち。
「最初に勝った競馬場はこれからも忘れないでいてくれると思うので、今回は菜七子騎手が乗ったメトロノースの方に勝って欲しかったんですけどね(苦笑)」と、真衣騎手のお父様でもある別府調教師は振り返っていました。
メトロノースは今年10歳。高知に来てからすでに9勝もしていて安定感たっぷりの走りが続いています。「若い頃に何度か長い間休んでいたこともあった馬なので、その分若いですね。普段は大人しいですが調教では引っ掛かるような所もあります。馬はまだまだ元気なのでもっと活躍してくれると思いますよ。これからも応援してあげてください」(別府調教師)。
南関東にいた頃から芦毛でも白く見えるルックスは目を引きましたが、久しぶりにお写真を拝見して、さらにその白さが増したようにも思いました。普段は非常に大人しいそうですが、レースに行くと気合いをグッと出してメリハリのつけられるタイプだそうで、「誰からも慕われる馬だと思います」(別府調教師)。
これからも高知の愛されキャラとして、南国の穏やかな風を感じながら、一日でも長く現役生活を送り続けて欲しいです!
高橋華代子(たかはしかよこ)
元NHK山形放送局キャスター。現在は南関東競馬を中心に取材活動中。
<掲載媒体>
・南関魂
・TCKホームページ
・楽天競馬
・WEBハロン
・馬事通信
・netkeiba.com
・ターファイトクラブ会報誌
・SPAT4ザ・ウィナーズ
など