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第19回 2013年4月10日(水) 駅そば(姫路競馬場)

姫路競馬場
駅そば(400円)

内馬場は工事中
 2012年8月30日の開催を最後にレースが行われていない姫路競馬場。今年の開催日数が日本でいちばん少ない競馬場に、平日の昼前に行ってみると、内馬場の駐車場には車が50台ほど停まっているという状況だった。
 その内馬場では、馬場の東側半分(3~4コーナー方面)を深く掘り下げる作業を実施中。工事の看板には「調節池を造る工事を行っています」という大きな文字があって、その下に「調節池先行掘削工事」と書かれていた。現場を見てみると、ショベルカーの運転席が地面より下だったから、すでに2mほど掘り下げられているということか。しかもこれが「先行掘削工事」ということなら、このあと本体の工事が実施されるということだろう。
競馬食堂
「馬が走らないとさみしくてねえ」
 とは、姫路競馬場の食堂街にある「競馬食堂」の天川瀧子さん。「昔は4ヶ月ぐらい開催期間があったのに、それがだんだん減って今年はゼロでしょ。馬が走ってくれるとくれないのとでは、お客さんの入りが全然違うのよ」
 それでも、ここでは「お客さんに喜んでもらうために」たくさんのメニューが用意されている。そのなかには、個人的には姫路でいちばんの名物である「駅そば」の文字もある。
 姫路の「駅そば」とは、関西風のそばつゆのなかに中華麺が入っているもの。文字どおり、姫路駅のホームで食べられるご当地メニューだ。
駅そば
「駅のほうは、麺もちょっと工夫しているみたいだけど、ウチは普通の中華麺。でもウチならではの味を研究してお出ししているんですよ。普通のうどんより、こちらを頼まれる人が多いかな」
 とのこと。ほかにもショウガが入った「姫路ラーメン」や「姫路おでん」など、地元を味わえるラインナップが揃っている。
 さて、出てきました「姫路競馬場の駅そば」。まさに関西風という感じのダシスープのなかに入っているのは中華麺。さらに天ぷらと万能ねぎ、そしてナルト。それらがまったくアンバランスになっていないのが面白い。駅の「そば」もおいしいけれど、こちらの「そば」もいい味してますなあ。
「でもウチのいちばんの看板は、かつめし(800円)なのよ。ソースは手作りなんですよ」ということで、こんど来たときにはそれを注文しますよ、と約束した。次の機会は次回の姫路競馬が開催されたときだと思うけれど、それがいつになるかは現時点ではわからない。その日が早く来ることを期待したいなあ。
 でもその前に、今年からは姫路競馬場でも「そのだ金曜ナイター」の場外発売が始まる。姫路駅前は人通りがとても多くて、街に活気があるという印象だった。きっとその雰囲気は、競馬場にも伝わってくることだろう。
文・写真●浅野靖典

浅野靖典(あさのやすのり)
競馬キャスター・ライターとして活動中。「クリック!地方競馬」キャスターを務めているほか、JRAブリーズアップセール、八戸、九州の各競走馬市場にて司会進行を担当。ライターとしては、
・競馬総合チャンネル(netkeiba.com)
・POGの達人
・JRAホームページ
・週刊プレイボーイ
・WEBハロン
などに寄稿している。

※ 本文で紹介している逸品については、取材時点のものです。 その後、値段改定やメニューが変わっている場合もございます。