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第61回全日本2歳優駿(JpnI) 参考レース&注目馬解説

2010年12月13日

第61回全日本2歳優駿(JpnI)
2010年12月15日(水)川崎競馬場 1,600m

(出走表はこちらをご覧ください)

<参考レース>

兵庫ジュニアグランプリJpnII(10年11月23日|園田)
 1着:リアライズノユメ
 2着:カネマサコンコルド
 3着:エルウェーオージャ
 エーデルワイス賞を勝ったJRAのリアライズノユメと、北海道2歳優駿を勝った北海道のカネマサコンコルドが1、2番人気。外枠から楽に好位につけたリアライズノユメに対し、カネマサコンコルドはスタート後に両脇の馬に挟まれ後方に下げる苦しい展開。直線を向いて抜け出したリアライズノユメが完勝。向正面で先団にとりついたカネマサコンコルドも混戦の2着争いから抜け出した。地元兵庫のエルウェーオージャが、ケイアイカイトと同着の3着。

北海道2歳優駿JpnIII(10年11月04日|門別)
 1着:カネマサコンコルド
 2着:ビッグロマンス
 1〜2コーナーでハに立ったのはダブルオーセブンだが、後方にいたエバーオンワードが向正面で一気に先頭まで進出してレースが動いた。差のない5、6番手を追走していたビッグロマンスが3〜4コーナーで外から位置取りを上げ、直線を向いて先頭へ。しかし好位のラチ沿いを追走していたカネマサコンコルドが直線で一旦は最内を突きながら外に切り替えると、一瞬にして抜け出し勝利。ビッグロマンスも食い下がって半馬身差の2着。

ハイセイコー記念(10年11月10日|大井)
 2着:リョウウン
 スタート後の直線は3頭がハナを争い、外枠のセルサスは3番手に控え、リョウウンはその3頭からやや離れた4番手集団を追走した。4コーナーでもセルサスはまだ楽な手ごたえで、残り250メートルあたりで気合を入れられると一瞬にして後続を突き放し、最後はうしろを振り返って手綱を抑える余裕の勝利。リョウウンも直線よく伸びて3番手以下を突き放したが、セルサスからは5馬身差をつけられた。

鎌倉記念(10年09月29日|川崎)
 1着:キスミープリンス
 3番人気のキスミープリンスは、4、5番手のラチ沿いを追走。4コーナーでは前3頭が壁になったが、外に持ち出して交わしにかかると、直線半ばで単独で先頭へ。ゴール前では内から馬群を捌いて伸びてきたシービスティーが迫ったが、これを1馬身半差で抑えて勝利。北海道から遠征の1番人気サントメジャーは初めての左回りで3〜4コーナーを回りきれず、大きく外に膨れて後退する波乱もあった。

プラタナス賞(10年10月09日|JRA東京) 
 1着:ビッグロマンス
 2着:オヤシオ
 6頭ほどが横一線の先行争いから、オヤシオは外の3番手を追走。1番人気ビッグロマンスは中団よりうしろを追走した。直線を向いてオヤシオが前をとらえにかかり、しぶとく粘るタイセイファントムと馬体を併せて抜け出し、2頭の叩き合いに。オヤシオがゴール前でようやく振り切ろうかというところ、大外から豪快に末脚を伸ばしてきたビッグロマンスがまとめて交わし去って勝利。オヤシオは3/4馬身差の2着。



<注目馬解説>

エルウェーオージャ(兵庫)
 デビュー3戦目に初勝利を挙げて遠征した兼六園ジュニアカップは、スタート後は後方も向正面から徐々に位置取りを挙げ、直線突き抜けて勝利。その後木村健騎手に乗替って臨んだJRA認定戦を4馬身差の圧勝。兵庫ジュニアグランプリは、向正面で進出したがラチ沿いで行き場をなくし、それでも直線で外に持ち出されて伸びた。勝ったリアライズノユメからは3馬身半ほどの差、中央のケイアイカイトと同着での3着だった。

リョウウン(船橋)
 船橋の新馬戦では2着に2秒7もの大差をつける圧勝。デビュー3戦目の特別・ゴールドジュニアーは、中団追走から3〜4コーナーで大外をまくって進出。直線先頭で粘っていた1番人気ゴーディーをとらえると、最後は余裕をもって2馬身差をつける勝利。前走ハイセイコー記念は、勝ったセルサスを追うように伸びたものの5馬身突き放されての2着。とはいえ3着馬には4馬身差をつけていた。セルサス不在の今回、あらためて真価を問われる。

リアライズノユメ(JRA)
 デビューから芝を使われ、5戦目となった札幌芝1200メートルでようやく初勝利。ダート初戦として臨んだエーデルワイス賞は、3番手追走から直線で後続を突き放し、門別1200メートルの2歳コースレコードでの圧勝。続く兵庫ジュニアグランプリでもやはり3番手の好位を追走し、直線で抜け出す完勝となった。今回初めてとなる1600メートルという距離が課題となりそうだが、JpnIII、JpnIIに続いてJpnI制覇に期待がかかる。

キスミープリンス(浦和)
 所属する浦和ではデビューから4戦して3勝、2着1回。特に距離を1400メートルに伸ばしてからの2戦は、ともに2着に5馬身差をつける圧勝。初遠征の船橋・ベイサイドスター特別は、牝馬のメイプルベガチャンにハナ差届かずの2着だったが、前走鎌倉記念は4コーナーで前が壁になりながらも直線で外から突き抜けた。「もまれながらでも直線いい脚を使ってるくれる」(戸崎騎手)のが強み。川崎コースを経験していることもプラス。

ビッグロマンス(JRA)
 芝のデビュー戦は5着だったが、2戦目の中山ダート1800メートルの未勝利戦を差し切って勝利。続くプラタナス賞でも直線外から豪快に伸びて差し切った。北海道2歳優駿は、直線を向いて一旦は先頭に立ったものの、内から抜けてきたカネマサコンコルドに交わされ惜しくも半馬身差の2着だった。祖母のマツクスフリートは笠松で牡馬相手に重賞10勝の名牝。中央・地方、1400〜1800メートルと、さまざまな馬場の経験は大きい。

オヤシオ(JRA)
 デビュー3戦目の初ダートは4着だったが、続く未勝利戦では好位から抜け出し4馬身差の快勝。10番人気と低評価だったプラタナス賞は、好位追走から直線でタイセイファントムとの叩き合いとなり、ゴール前で抜け出しかけたところ、外から一気に伸びてきたビッグロマンスに交わされ惜しくも2着。前走500万下の平場は、好スタートも控えて中団を追走。直線では内から伸びて差し切り勝ち。今回、初の1600メートルをこなせるかどうか。

ガムラン(JRA)
 デビューから東京ダート1600メートルでの2連勝は、ともに2番手追走から直線で先頭に立って押し切るという強い競馬。父はサクセスブロッケンを出したシンボリクリスエス、そして母スカーレットベルは、ひとつ下の弟が先日引退が発表されたヴァーミリアンで、ひとつ上の兄がサカラート、当然さらに下にはキングスエンブレムという、近年のダート戦線で大活躍の血統。すでに500キロを超える雄大な馬体で将来も楽しみ。

トウショウクラウン(JRA)
 デビュー3戦目となった中山ダート1800メートル戦は後続を引き付けての逃げ切り勝ち。続く京都ダート1800メートルのもちの木賞は、中団追走から直線で力強く伸び、1番人気にこたえて差し切り勝ち。デビュー時から500キロを超える馬体に加え、エスポワールシチーやスマートファルコンなど、ダートのチャンピオンホースを相次いで輩出しているゴールドアリュール産駒だけに、やはりダート路線での活躍が期待される。

ドラゴンウィスカー(JRA)
 ホッカイドウ競馬でデビューし、4戦目までは2着3回、3着1回と勝ちきれないレースが続いた。5戦目となった認定未勝利の岩手との交流戦で初勝利を挙げると、続くJRA認定戦でも好位追走から直線で抜け出し、ハナ、クビの接戦を制して連勝。前走平和賞は、直線、道営勢3頭の叩き合いから抜け出したかと思ったところ、内をから伸びたヴァインバッハの末脚に屈しての2着。今回は船橋への転厩初戦として臨む一戦。

カネマサコンコルド(北海道)
 デビュー2戦目からの3連勝は、いずれも2着馬に4〜5馬身差をつける完勝。芝に挑戦したすずらん賞は4着。そして5番人気で臨んだ北海道2歳優駿は、直線で内を突こうとしてスペースがなく、外に切り替えてから抜け出し、ビッグロマンスを差し切った。前走兵庫ジュニアグランプリはリアライズノユメに2馬身半差の2着だが、スタート後に挟まれ後方に下げるなど厳しい内容を考えれば着差ほど力の差はない。JpnIの舞台で逆転を狙う。

文・構成:斎藤修(サイツ)



※ 当コンテンツの内容は、編集時点(12月13日)での情報となっております。出走回避等によりレースに出走しない可能性もありますのでご了承ください。また、当コーナーの内容に関しまして、NARおよび競馬主催者が特定馬の推奨などを行うものではありません。

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