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第46回 2015年7月10日(金) 餃子、ワンタンメン(川崎競馬場)
川崎競馬場
「餃子坊」 餃子(350円)、ワンタンメン(550円)
立ち食い形式のお店です
川崎競馬場に行くと、いつも馬券やら何やらで忙しくて、食べ物を買わないことが多い。最終レースのあとはどこかに食べに行くか飲みに行くかということになることも要因なのだけれど。そういうわけで、ゴール前のスタンドの2階にある「餃子坊」は、店の前を通った回数はおそらく3ケタになると思うが、注文をしたことは1回もなかった。しかし個人的に以前から気になっていたお店。店頭に掲げられているラーメンの価格表に「スープが更においしくなりました」と書かれているのも気にかかる。てことは、かつてはイマイチだったのかしら?
すると、競馬好きが高じて川崎競馬場から徒歩数分のところに引っ越したという事情通のかたが、
「ここは、らーめん坊と提携したんですよ」
と、情報をくれた。川崎競馬場の2号スタンド(比較的新しいスタンド)1階にある「らーめん坊」は、本格的な中華料理を提供してくれるお店。そこと同じスープを使っているのなら、これは期待できますな!
でもその前に、店名にもなっている餃子から。冷凍ケースから餃子を出して、専用の焼き器に並べてふたを閉める。その間に「ワンタンメンのお客様~」と呼び出され、そのドンブリを自分の場所に持って行ったらすぐに「餃子のお客様~」と呼び出された。これで役者がそろって写真撮影。
まずは餃子からいただこう。ほんのりとにんにくの香りがして、味にもそれが入っている。全体的にパリッとしているところは、さすがプロ用の調理器具。自宅では、大量の餃子を作るならこの食感を出しやすいのだけれど、少量でこういうふうに作るのはむずかしい。
続いてワンタンメンを賞味。きれいな味がするしょうゆスープは、なるほど看板どおりだなあという印象。ワンタンにもとても合っていて、よくありがちな「業務用のラーメンスープ」を使っている、いわゆる「誰でも同じ味を提供できる店」とはちょっと違うようだ。
餃子坊は多彩なメニューが揃う店
どうも「競馬場のラーメン」というと、「スキー場」や「遊園地」みたいに、値段だけ一丁前で中身はソコソコ、みたいなイメージを抱いてしまいがち。確かにそういう店は多いと思うのだが、ここはカウンターのみの店構えから感じる印象を、いい意味で大きく裏切ってくれる。そうそう、この店の情報を教えてくれた人が食べていた「勝カレー」もおいしそう。次の機会にはそれを注文してみようかな?
浅野靖典(あさのやすのり)
競馬キャスター・ライターとして活動中。「クリック!地方競馬」キャスターを務めているほか、JRAブリーズアップセール、八戸、九州の各競走馬市場にて司会進行を担当。ライターとしては、・競馬総合チャンネル(netkeiba.com)
・POGの達人
・JRAホームページ
・週刊プレイボーイ
・WEBハロン
などに寄稿している。
※ 本文で紹介している逸品については、取材時点のものです。 その後、値段改定やメニューが変わっている場合もございます。
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