第11回 海外進出だってあり

(当コラムは、東京スポーツグループ各紙2月25日掲載分より転載したものです)
 こんばんは!飛行機の中からの私です。
 そうです。今回もシンガポールでSDN48公演を行ってきました。やっぱり異国の地で日本語以外を使ってライブや取材を受けるのは緊張度がかなり違います。でも海外だからこそ感じ取れる優しさや面白さがあるので、新しい発見をするたびに得したような気分になってきました。
 けれど今回、海外でも変わらない素敵なものを見つけて驚いたことがありました。
 それはライブ中、ファンの方が私に向けて掲げてくれたお手製の大きなボードに、サチカゼと騎乗している的場文男騎手が描かれていたのを見たときです。「シンガポールまでサチカゼ的場ペアが浸透している!」と感激してしまい、思わず指さして「的場さ〜ん!!」と叫んでしまいました。
 私は的場騎手のことを「大井の主」とひそかに呼んでいるのですが55歳という年齢で、現役でバリバリどころか地方競馬や大井競馬のリーディングジョッキーを何度も取得していて、必ず熱い見せ場を作ってくれる、馬券は絶対に外せない騎手。「そりゃあグッズだって一番種類があるのも納得だよ」と一緒に行く子と競馬場のショップを見ながらよく口にしています。グッズの中でも一番目を引くのはTシャツ!赤地に白い星が入っていて、可愛いのにまるで的場騎手の勝負服を着てしまったような気分になりそう・・・。
 そんな素敵なところを少しでも多くの人たちに知ってもらおうと思っていたものの、まさか他の国にまで伝わるとは思ってもみませんでした。
 予想外の新しい発見となった今回の海外公演。もし地方競馬所属の馬や人が私たち48グループのように海外にチャレンジ!そしてすでにファンが待っているシンガポールでオールスター戦をやってみる、なんてどうでしょう!?
近藤さや香(こんどうさやか)
 1984年4月1日生まれ、愛知県出身。SDN48の1期生メンバー。
 小学校2年生から高校卒業までアメリカで暮らしていたため英語が堪能で、AKB48の海外公演では通訳として帯同したこともある。落ち着きのある低音ボイスが特徴。


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