第7回 「少しでも多く」がトップへ

(当コラムは、東京スポーツグループ各紙12月24日掲載分より転載したものです)
 メリークリスマス!
 皆さんの聖なる夜は、どんなご予定ですか?私は今夜、秋葉原の劇場で公演に出て、しっかり汗をかいていると思います。
 クリスマスや休日とはいえ休みなく頑張るのは馬や騎手も同じ。
 先週の朝日杯の日は中山競馬場で、地方競馬を代表する戸崎圭太騎手が全レースに騎乗し、素晴らしい活躍を見せてくれました。
 平日はホームエリアで毎日騎乗し、週末はJRAへ…。それは私たちSDN48が、日頃自分たちの公演を行いながら、時にはAKB48のコンサートにも出演して、多くの方たちに知ってもらうチャンスを得ていることと同じだと思いました。
 戸崎騎手は9月の対談でお会いしたときから、トップの方なのにとても明るくて面白く、気さくな雰囲気の方だったので私たちの中でも大人気でした。その後名古屋競馬場でのスーパージョッキーズトライアルや、府中の東京競馬場のジャパンカップなどで、お会いするたびに気さくにあいさつをしてくださり、私も気付いたらメンバーたちと黄色い声援を送るようになっていました。今ではレースを観る度に欠かさず声援を送り、もし私たちのような握手会があれば「間違いなく戸崎騎手レーンに並ぶね」なんて話もしているほどです。
 「あれ?これじゃあ私たち、まるで追っかけみたい…」
 そうです。戸崎騎手は本当の意味で多くの方たちを惹き付けながらも、まずは一番大切な”自分に近いところ”からファンを作る、というチャンスを自然に、そしてしっかりと実践しているのです。
 大みそかまで休まず開催している地方競馬。そんなジョッキーに魅了される年末も素敵じゃないですか?
 それでは、良いお年を!
近藤さや香(こんどうさやか)
 1984年4月1日生まれ、愛知県出身。SDN48の1期生メンバー。
 小学校2年生から高校卒業までアメリカで暮らしていたため英語が堪能で、AKB48の海外公演では通訳として帯同したこともある。落ち着きのある低音ボイスが特徴。


Cheers to 地方競馬