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第77回 2018年2月9日(金) ジンギスカン各種(帯広競馬場)

帯広競馬場
「肉の五右衛門」 ジンギスカン各種(わやうまジンギスカン380円など)

看板のヒツジさんがキュート
メニューはいろいろ揃っています
 冬の帯広地方は氷点下が当たり前。気温が低いと体温をキープするためにカロリーがどんどん消費されていくようで、最終レースの時間になるとかなり腹ペコ。すると地元在住の友人から「ジンギスカンに行きましょう」とのお誘いが。場所は競馬場の入場門のところにある『とかちむら』とのこと。ならばすぐに入れるじゃないの!
 ということでさっそく行ってみると、テーブルの上にはアツアツな色をした炭が入った七輪がドン。私を誘ってくれた人はすでに常連状態になっているらしく、注文しなくてもお肉が勝手に出てきました。
 しかし私にとっては初めてのお店。そこでお肉を焼きながらメニューを見てみると、ええっ、どえらく安いじゃないですか!
 そのビックリと腹ペコの状況に心を奪われた私は、モーレツに焼いては食い、焼いては食いの繰り返し。ということで、食事中にこの店を「馬美味行脚」で紹介しようということに思いが至らず、焼肉中の写真がちょっと残念な出来になってしまいました。
 いやしかしウマかった。私はヒツジがけっこう好きで、スーパーでも羊肉があればよく買っているのですが、埼玉県ではあまり人気がない模様。私の自宅の近くにある何軒かのスーパーでは、ヒツジの姿がまったく見られない状況になってしまいました。
 それでも私は好きなのよ。でも1人焼肉にはなかなか踏み切れない心模様なので、焼肉のお誘いは渡りに船だったのです。
 しかしこのお値段でいいのかしら。その疑問は翌日のお昼に改めてお店を訪問して解決しました。
「店を始めたのは2016年12月ですね。それまで『とかちむら産直市場』と取引をしていました」
モーレツに焼肉
ランチ限定です
 そうなんです。お店を開いた竹内智博さんは、精肉の卸売、小売業をしている人なのです。ホントだ、メニューに“肉屋直営の成吉思汗屋さん”って書いてありましたわ。なるほど、だからこの価格が実現できるんですね。
 竹内さんはここでお店を始めるまでは、競馬をしたことがなかったとのこと。でも今はけっこう馬券を買うようになったそうです。
「そのおかげで、遠くから競馬場に来たお客様からの“どうやって買えばいいのか”などの質問に答えられるようになりました。自分で買った馬券はなかなか当たらないんですが(笑)」
 そしてもうひとつの効果も。
「騎手のみなさんがよく来てくれるんです。この間、開催日ではないときに某ベテラン騎手を見かけたので挨拶させていただいたら、お店に来てくれるようになりまして。競馬をするようになって、騎手の顔を覚えたことが営業につながりました」
 ならばそれで馬券のマイナス分の埋め合わせになっているのかも。そしてなんと、2016年度に「ばんえいフェアプレー賞」を受賞した舘澤直央騎手は、その祝賀会をこの店で開催したとのこと!
「最近は外国のお客様も増えていますから、メニュー表記も考えないといけないですね。あとは非開催日の集客も」
 そのあたりが課題とのことですが、ヒツジ好きとしては応援したくなるお店。次に帯広に来るときにも寄らせていただきたいと思います。
 というやりとりを竹内さんとしていたら、店先にある一枚の看板に気がつきました。
“ランチタイム限定・ジンギスカン定食”
 このメニューならひとりでも大丈夫やん!
 残念ながらそのときの私は、ホテルで朝食を大量に食べてしまった影響で注文できず。ということで次回はきっと、昼も夜も寄らせてもらいます!

浅野靖典(あさのやすのり)
競馬キャスター・ライターとして活動中。「クリック!地方競馬」キャスターを務めているほか、JRAブリーズアップセール、八戸、九州の各競走馬市場にて司会進行を担当。ライターとしては、
・競馬総合チャンネル(netkeiba.com)
・POGの達人
・JRAホームページ
・週刊プレイボーイ
・WEBハロン
などに寄稿している。

※ 本文で紹介している逸品については、取材時点のものです。 その後、値段改定やメニューが変わっている場合もございます。