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第69回 2017年6月9日(金) チャーシューメン(名古屋競馬場)

名古屋競馬場
「大矢屋」 チャーシューメン(600円)

大矢屋さんは食堂街のいちばん4コーナー寄りにあります
メニューの文字が力強い!
 先月もラーメンでしたが、今月も名古屋競馬場に行ったら私の気分はなんとなくラーメン。さて、場内にラーメンを提供しているお店ってありましたっけ?
 ということで名古屋競馬のホームページにある「でらうまグルメガイド」を見てみると、3店舗にラーメン類がある模様。そのうちの平野屋さんには行ったことがあるので、今回は大矢屋さんにしてみましょう!
 ということでお店に向かうと、壁には「ラーメン」と「チャーシューメン」の文字が。ならばということで、チャーシューメンにしてみました。
 ちなみに私、大矢屋さんでは店頭で販売されている「みたらし団子」を買ったことはありますが、店内に入ったのは今回が初めて。ホームページのお店情報には「昔なつかしい、あっさりスープに手作りチャーシューです」とありますから、いわゆる普通のしょうゆラーメンに飢えていた私にとっては好都合!
 さあ、しばしの待機時間ののちにやってきた「チャーシューメン」。まずはスープからいただいてみると、うーん、清く正しい基本の味。表面に浮かんでいる4枚のチャーシューからしみ出た脂分も、味を深めている要因になっているように感じます。そのチャーシューは、お店のなかで半日かけて作っているとのこと。
きれいに盛り付けされたチャーシューメン
「名古屋競馬場ができたころのお店はバラックみたいな建物で、食堂街ができたときにここに移って、それからずっと同じ場所です」というから長い歴史をもつお店。そのため、大半のお客さんは常連さんなのだそうです。
 いやしかし、それにしても安定感がある味というのでしょうか。本当に「昔なつかしい」ラーメンを食べたように思えて、ついついスープを全部飲んでしまいました。健康を考えるとあまりよろしくないのですが……
 でもきっと、誰もがつい、そうしたくなってしまう味だと思います。ここは名古屋競馬場の隠れた名店と言ってもいいのかも!

浅野靖典(あさのやすのり)
競馬キャスター・ライターとして活動中。「クリック!地方競馬」キャスターを務めているほか、JRAブリーズアップセール、八戸、九州の各競走馬市場にて司会進行を担当。ライターとしては、
・競馬総合チャンネル(netkeiba.com)
・POGの達人
・JRAホームページ
・週刊プレイボーイ
・WEBハロン
などに寄稿している。

※ 本文で紹介している逸品については、取材時点のものです。 その後、値段改定やメニューが変わっている場合もございます。