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第65回 2017年2月10日(金) キャロッタどら焼き(船橋競馬場)
船橋競馬場
「駿彩」 キャロッタどら焼き(150円)
甘いものはありがたい!
冬の船橋競馬場のゴール前は、晴れていると暖かいのだけれど、場所によってはとても寒くてたまらんのですわ。スタンドは南向きだから直射日光があるおかげで、なんとなく昼寝でもしたくなる陽気。でもパドック側は背の高いスタンドが影を作るため、冬の空気そのもの。そうなると気象学の基本そのままに、暖められた空気が上昇していったところに向けて、その冷たい空気がパドックから本馬場に向かうスタンド1階の通路を吹き抜けていきます。だから通路の先にいると、風が強くてメチャメチャ寒いんですよ。
その影響があるから、通路の途中にある「駿彩」はお店のシャッターを閉じているわけですね。
「夏は暑すぎて、冬は寒すぎなんですよ」と、苦笑いするお店のお姉さんはニット帽を着用。この店は2016年5月にオープンしましたが、その前に入居していたお店では今川焼も販売していました。
「だから今でも“今川焼はないの?”と聞かれますね」
ということもあって、新たに「どら焼き」を扱うことにしたのだそうです。その名前は「キャロッタどら焼き」。
お茶と一緒に
割ってみるとこんな感じ
船橋競馬場では2005年に「キャロッタ」と「キャロッペ」というキャラクターが誕生していたのですが、実際のところ、いるのかいないのかわからない程度の存在感でした(個人的な印象)。それが2012年の春に三次元化が実現し、競馬場内のイベントで超有名キャラクターの“ふなっしー”、さらには“チーバくん”(千葉県)、“船えもん”(船橋市)、“きらっと君”(習志野市)などと共演。その姿を見たとき、立派になったなあと胸が熱くなりましたね。というキャロッタの顔が刻印されている、どら焼き。
「焼き印は新しく作りました。今川焼のことを聞かれたときには“今はどら焼きなんですよ”と答えますけれど、それで買うかたもいればそうじゃないかたもいますね(笑)」
とのこと。今川焼じゃなければダメという人もいるのね……。
でも私はどちらも食べる人なので、もちろんどら焼きでも大歓迎。そして甘味とくればお茶でしょう。なんとこの店は「無料湯茶接待所」まで5秒程度で行けるのですよ!
ということで、どら焼きと熱いお茶で午後のひとときをいただきます。なんだか気持ちが落ち着きますなあ。勝負に浸っているときに、こういう“おやつ”で心をリセットするのはオススメです!
浅野靖典(あさのやすのり)
競馬キャスター・ライターとして活動中。「クリック!地方競馬」キャスターを務めているほか、JRAブリーズアップセール、八戸、九州の各競走馬市場にて司会進行を担当。ライターとしては、・競馬総合チャンネル(netkeiba.com)
・POGの達人
・JRAホームページ
・週刊プレイボーイ
・WEBハロン
などに寄稿している。
※ 本文で紹介している逸品については、取材時点のものです。 その後、値段改定やメニューが変わっている場合もございます。
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