2020年5月20日(水)
第142回 ニシノラピート
今、私は本桐牧場さんのTwitterを見るのが日課になっています。功労馬として過ごしている、私がこの世界に入るきっかけになったNHKマイルカップ初代チャンピオンのタイキフォーチュンや、数多くの繁殖牝馬やその子供たちの日常が、愛情たっぷりに綴られているのです。
そのTwitterを見ていると、ニシノラピート親子のことが紹介されていました!!!ニシノラピートは中央と大井所属として走り、持ち前のスピードで、2017年のしらさぎ賞と東京シンデレラマイルを優勝した2つのタイトルホルダー。2018年の東京シンデレラマイル(2着)を最後に引退し、生まれ故郷の本桐牧場さんで繁殖生活を送っています。
そんなニシノラピートが、今年3月18日にリーチザクラウンとの間に男の子を誕生させたそうです!!!
「初めての種付けも大人しくて、出産も安産でした。子育ても上手で、子供が離れていくと追いかけていくような感じで、よくかわいがっていますね。ラピートのお母さんは少しうるさかったのですが、ラピート自身は大人しすぎるくらい、手のかからない優等生です」と、繁殖を担当されている瀧川さん。
放牧地にいる繁殖牝馬仲間の中でも、ラピートは平和主義で、気の強い馬には近づいていかず、穏やかに過ごしているそうです。今年9歳になりましたが、健康状態も良好とのこと。
ちなみに、ラピートの気性は息子も受け継いでいるようで、「子供は少しヤンチャなところはありますが、基本的には大人しいです。顔も似ていますね。初仔にしては立派ですし、お母さんくらい走ってくれたらうれしいです」(瀧川さん)。
今年のニシノラピートはマインドユアビスケッツの子供を宿しているそうで、このまま無事に、来年の出産を迎えて欲しいと思います。
現在は新型コロナウイルスの感染防止により、家で過ごす時間が多くなりました。馬好きの方々の「おうち時間」に、本桐牧場さんのTwitterはお勧めですよ。思わずニコッと微笑んでしまうような、癒されて優しい気持ちになれる場所です。ここに掲載しているラピート親子の写真は、本桐牧場さんのTwitterからお借りしました。カメラ目線で佇んでいる姿がたまりません!
なお、タイキフォーチュンをはじめ、多くの功労馬たちを見守っているのは、皆さんもご存じの引退馬協会さん。支えてくださる方を随時募集しているそうで、詳細は引退馬協会さんのホームページをご覧ください。