2019年9月20日(金)
第134回 ギンガセブン
この夏、ギンガセブンが北海道の静内杉下牧場さんで余生を過ごし始めたことを知りました。ギンガセブン、とても懐かしい……。
ギンガセブンは2009年に北海道からデビュー。南関東では牝馬クラシック3冠全てに出走し、桜花賞5着、東京プリンセス賞5着、関東オークスでは3着になるなど、堅実な走りで活躍。その後は高知、再び北海道、金沢では長きに渡って走り続けました。
今年12歳になったギンガセブンは、5月に現役生活を引退(生涯成績は139戦15勝2着12回3着18回)。
競走馬たちの引退後の多くは、厳しい現実が待ち受けていることは、競馬ファンの方々も知っているでしょう。そんな中、ギンガセブンはいい出会いがあり、優しい方々の支えにより、余生を過ごすことになったそうです。
新天地の静内杉下牧場さんにギンガセブンがやって来たのは8月頃。
「基本的に穏やかな馬ですね。環境にもすぐ適応して、犬が吠えたとしてもびっくりしないで肝が据わっている感じです。人に慣れるのも早くて、『ギンちゃん』って呼ぶと、最初からとことこと寄ってきて顔を近づけてくれました。健康状態も良好で元気に過ごしていますよ」と杉下祐一さん。
船橋時代からギンガセブンは、大人しくてご飯もよく食べる手の掛からないとてもいい仔だったことを伺いました。杉下さんのお話しでも、競馬場と牧場でカイバの内容が違っても、最初から残さずに食べていたことを伺って、微笑ましく思いました。
改めて幸せな馬であることを実感させられます。
そんな静内杉下牧場さんでは、競走馬の生産以外にも、『サカモトホースファミリー』という会を立ち上げています。
『サカモトホースファミリー』では、中央からデビューし、園田と金沢で走った7歳馬コスモセブンと、船橋所属で重賞レースにも出走し、現在は繁殖生活を終えて21歳になったグレートテンの2頭が、その一員として、優しい会員さんたちの支えにより過ごしています。
静内杉下牧場さんでは、ビッグゴールド(ビッグゴールドサポーターズクラブ所有)やギンガセブン、サカモトホースファミリーの馬たちなど、9頭の引退馬が悠々自適な毎日を送っているそうです。
「競走馬の世界はギラギラした感じがあるでしょうから、ここではご苦労様と、馬同士仲良くゆっくり暮らせる場所であって欲しいです」(杉下さん)。
静内杉下牧場さんのホームページはこちら。サカモトホースファミリーに賛同してくださる会員さんも随時募集しているそうです。詳細などはこちらをご覧ください。