2020年2月10日(月)
第101回 高知競馬場「まるまん」
おでん各種(100円)
高知競馬場は重賞開催日になると競馬場の外から売店などが出張してきますが、それ以外の日に営業しているのはパドックの近くにある3店舗と、特別観覧席のなかにある1店舗だけ。もともと入場人員が多い競馬場ではありませんが、冬の平日開催になるとさらにその数が減少……
私が訪問した冬のド平日は本当に人がポツンポツンといった感じで、まだ太陽が高い場所にあるのに、パドックの周りにいる人は2ケタをちょっと超えるくらいでした。
だからということか、1階の3店舗のうちのひとつは休業。本当はここで煮込みを買おうと思っていたのですが、あてが外れてしまいました。
残る2店舗は「アイスクリン」屋さんと「おでん&やきそば」屋さん。さて、どちらにするかなあ。
「両方」でもよかったのですが、この日は寒かったのでアイスクリンは回避。あたたかい焼きそばを食べようっと。
と意気込んでお店に向かったら、焼きそば用の鉄板の上にカバーが掛かっている!
「今日は息子が来ていないから、焼きそばをやらないんですよ」
とのこと。てことは、暖かいものはおでんと肉まんだけ?
そのおでんも残りわずかというところ。ならば、完売する前に買ってしまおう!
さっそく、丸いおでん缶のなかから「すじ」と「たまご」と「ごぼう」を選択。パドックを眺めながら、まずは「すじ」からいただきましょう。
歯ごたえはそこそこありますが、そうでないと噛んでも牛の脂がジワッと出てきませんからね。それでも硬いという感じがしないところに熟練の技が感じられます。全部の「タネ」が串に刺さっているのが「まるまん」流。そしてこの3種類、串の太さと長さがぜんぶ違うんですよ!
これも食べやすさを考えて、こうしてくれているんでしょうね。それでは上のフロアから、ひときわ長い串に刺さった「たまご」をいただきます!
「まるまん」のおでんは、串の先にこんにゃくがオマケでついているのも特徴のひとつ。そして下味は東京や大阪、それに「静岡おでん」などとも違うようですから、これは「高知競馬おでん」という愛称をつけてもいいんじゃないかしら?
気軽に食べられる1本100円。これからも高知競馬場に行くたびに立ち寄ろうと思います!
※ 本文で紹介している逸品については、取材時点のものです。
その後、値段改定やメニューが変わっている場合もございます。