2019年8月9日(金)
第95回 盛岡競馬場「まんぷく道場」
ローストビーフ丼(はみだし付き)(900円)
盛岡競馬場でダートグレードレースが実施されるときは「キッチンカー」などが出動するのが通例ですが、食事ができる施設は基本的に「屋台村」と呼ばれている食堂街。現在は4店舗が営業中で、だいたいここにあるメニューは制覇したかな……
と思っていたら、馬場を背にして奥から2番目にある「まんぷく道場」に、初めて見るメニューを発見!
それがまた、私の好物のひとつであるローストビーフというのならば、注文しないわけにはいきませぬ。『しっとり柔らかい』と書かれたローストビーフ丼は数量限定。すみません、ローストビーフ丼、まだありますか?
と聞くと、大丈夫で~すという返事。せっかくだから200円プラスの「はみだし追加」もお願いします!
番号札を受け取って待つこと約5分。ここでローストビーフを作っているわけではないから盛り付けだけだけれど、続々と来るお客さんの注文にも対応しながらの盛り付けだから、すぐに出で来なかったのは仕方がないかな?
「2番のお客さん、お待たせしました」という声を聞いて受け取りに行くと、あらまあ、とてもいい感じじゃないの!
さっそく写真をいろんな角度で撮影。中央に鎮座する卵の黄身が目立っていますねえ。
しかしながら、私はこれまで卵の黄身とローストビーフをカップリングさせたことがないのですよ。これってどういう感じになるのかしら?
と思いつつ、まずはローストビーフだけで試食。オニオンベースのソースとも合っていて、これ単体でもいい味で、ごはんと一緒に食べても好相性。添えられているサラダもいいアクセントになっていますねえ。と、あっさり半分くらいまで食べ進んだところで、いよいよ黄身を割ることにしましょうか。
といっても、大々的に割るのではなく、箸の先のローストビーフを黄身にやさしくつけるようにして。
おお、こうすると食感がやわらかくなるんですね。すき焼きを卵にひたす食べかたがあるのだから、こちらもおいしくなるのは当然か。そしてローストビーフの下にあるごはんが「たまごかけごはん」になったのが副産物。これなら最初から黄身を割ってもよかったかも?
「このメニューは去年の12月に始めました。開催が中止になってしまったときです。あのときは競馬がどうなるのかと思いましたよ」と、調理&盛り付けで奮闘している有美さん。冬の間は心配が続くことになりましたが、無事に岩手競馬は再開されて、そして以前と変わらぬにぎわいを見せています。屋台村の飲食物は、このメニューに限らずダートグレードレースがある日は早めの時間帯に完売になる模様。なので、遠方から来場されるみなさまは、早めの注文をオススメします!
※ 本文で紹介している逸品については、取材時点のものです。
その後、値段改定やメニューが変わっている場合もございます。