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第35回 2014年8月8日(金) カツカレー(盛岡競馬場)

盛岡競馬場
「まんぷく道場」 カツカレー(650円)

満ぷく道場のメニューはごはんものが中心
 今年はJBC開催を控えている盛岡競馬場。12年前の第2回JBCのときに来た記憶は断片的となっていて、場内で何か食べたかどうかも覚えていない。でも、パドック後方には食堂施設が集まる建物があることは意識していたような気はする。ただ、おそらくものすごい人の波にたじろいで、近寄らなかったのではないかと思われる。
 その当時はおそらく、食堂施設「屋台村」もフル稼働していたことだろう。しかし今はその中央付近に空き店舗がある。
 それでも午後2時すぎだというのに、屋台村にはお客さんがぽつぽつとやってくる。私もそこで何か食べよう。じつはこれが本日の朝食なので、かなり血糖値が下がっている状態でややヘロヘロなのだ。だから、速攻で出てくるカレーにしよう。えーと、普通のカレーが500円でカツカレーが650円ですか。だったらカツカレーのほうがいいじゃない?
 そして出てきたカツカレーは、「まんぷく道場」の屋号に偽りなしの重量感。店内で揚げているというトンカツもなかなかの大きさで、これが単価150円でいいんですかという印象だ。だってスーパーの惣菜売場に行くと、ロースカツ1枚って298円とかするじゃない。
「んー、でもこの前、ちょっと値上げさせてもらったんですけどね」と、店を仕切るお姉さん。ご飯は店内炊きだそうで、どのくらい用意するのかという読みがむずかしそうだ。大量に余ったら自宅消費するといっても限界があるし。このあたりは麺類のほうがオペレーション的には楽といえるのだが、それでは「まんぷく道場」の名がすたる。
 ちなみに大盛りにすると100円増し。それを頼むと気合の入った盛り付けにしてくれそうな気がするので、今回は普通盛りにとどめておいた。「気温が下がると大盛りにするお客さんが増えますね」とのことで、まさに食欲の秋がこれからやってくる!
 盛岡競馬場で行われる今年のJBCは11月3日だから、まさにそのまっただ中。ただ、この店はJBC当日に営業するかどうか未定らしい。となりの「ジャンボ焼き鳥」の販売にすべての力を注ぐかもということだそうで、それ以外のときにぜひどうぞ!



浅野靖典(あさのやすのり)
競馬キャスター・ライターとして活動中。「クリック!地方競馬」キャスターを務めているほか、JRAブリーズアップセール、八戸、九州の各競走馬市場にて司会進行を担当。ライターとしては、
・競馬総合チャンネル(netkeiba.com)
・POGの達人
・JRAホームページ
・週刊プレイボーイ
・WEBハロン
などに寄稿している。

※ 本文で紹介している逸品については、取材時点のものです。 その後、値段改定やメニューが変わっている場合もございます。