「浅野靖典の全国馬美味(ウマウマ)行脚」地方競馬にまつわる「ウマいもの」を毎月ご紹介!
「“鉄人”佐々木竹見の見解」佐々木竹見元騎手がダートグレード各競走を“鉄人”の目線で鋭く解説!
「高橋華代子の(続)気になるあの馬は…」引退後や転厩した名馬の近況を愛あふれる文章でご紹介!
「REWIND 90's」当時の写真や映像を交えて90年代の名勝負を振り返ります!
「“鉄人”佐々木竹見の見解」佐々木竹見元騎手がダートグレード各競走を“鉄人”の目線で鋭く解説!
「高橋華代子の(続)気になるあの馬は…」引退後や転厩した名馬の近況を愛あふれる文章でご紹介!
「REWIND 90's」当時の写真や映像を交えて90年代の名勝負を振り返ります!
第33回 2014年6月10日(火) 牛すじカレー(園田競馬場)
園田競馬場
「串勝や」 牛すじカレー(500円)
園田競馬場のゴール地点近くにある食堂街、そのいちばん馬場寄りにある「串勝や」。いつも気になっていたのだが、串カツといえばお酒、というイメージが個人的に頭にあるために、これまで入ることをためらっていた。
ただ、店頭に書かれていた「牛すじカレー」なら、お酒を飲まなくても大丈夫そう。そして外から店内を見れば、勝負服やゼッケンが飾ってある。競馬好きの人が経営しているお店なのかなあ。
と思いながら店内に入ると、2人のお兄さんが元気よく迎えてくれた。さっそく牛すじカレーを頼むと、煮込まれた「スジ」をカレールーと合わせて小さい鍋で加熱し始めた。そして注文から5分もたたずに、ハイどうぞ。
ボリューム的には手頃という感じだが、たっぷりのカレールーから漂う匂いは柔らかい刺激。スプーンでそのなかを探ってみると、「牛スジ」がたくさん入っていた。それをさっそくいただくと、おお、なんてやわらかい! 思わず店のお兄さんに「うまいですね」と言ってしまった。
店主の山内さん
「串勝や」は2012年9月7日、「その金ナイター」スタートの日にオープンしたお店。経営している山内祥聖さんは、もともとお笑い芸人さんだったそうだ。
「お店の壁に貼ってあるメニュー表は、青芝フック師匠に書いていただいたものなんです。オープン当初は串カツも12種類ぐらいだったんですが、だんだんと増やして今の感じになりました」
とのこと。反対側の壁には、青芝フック画伯の色紙も飾ってある。
「これは競馬場の売店で買ったんですが(笑)」
しかし、芸人さんだったのならば、飲食店の経営は初心者?
「芸人になる前に、うどん屋さんで3年くらい働いていました」
青芝フック師匠が書いたメニュー札
ということで、一国一城の主になるのはこの店が初めて。串カツは注文を受けてからひとつひとつ丁寧に衣をつけて、そしてフライヤーに入れている。なかなか気持ちがいい仕事ぶりだ。
さて、牛すじカレーはおいしかったけれど、ここの本業は串カツ屋。ということで、後日、改めて串カツ定食(650円)を食べに行ってみた。鶏肉、玉ねぎ、ネギ豚、ウズラの串カツ4品と刻みキャベツ、そしてごはんにみそ汁という定食は、満足度の高いメニューだった。
「大繁盛まではまだまだですけれど、まじめに頑張っていこうと思っています」
と、山内さん。園田競馬場の名物として育っていくことを期待したいお店だ。
ツイート |
浅野靖典(あさのやすのり)
競馬キャスター・ライターとして活動中。「クリック!地方競馬」キャスターを務めているほか、JRAブリーズアップセール、八戸、九州の各競走馬市場にて司会進行を担当。ライターとしては、・競馬総合チャンネル(netkeiba.com)
・POGの達人
・JRAホームページ
・週刊プレイボーイ
・WEBハロン
などに寄稿している。
※ 本文で紹介している逸品については、取材時点のものです。 その後、値段改定やメニューが変わっている場合もございます。
- 第42回 2015年3月10日
みたらしだんご(名古屋競馬場)
- 第41回 2015年2月10日
ぞう煮(笠松競馬場)
- 第40回 2015年1月9日
あんかけチャンポン(園田競馬場)
- 第39回 2014年12月10日
天ぷらそばと焼き鳥(船橋競馬場)
- 第38回 2014年11月10日
ペア大盛り(金沢競馬場)
- 第37回 2014年10月10日
スパゲティナポリタン(佐賀競馬場)
- 第36回 2014年9月10日
グランシャリオショコラ(門別競馬場)
- 第35回 2014年8月8日
カツカレー(盛岡競馬場)
- 第34回 2014年7月10日
焼きそば(川崎競馬場)
- 第33回 2014年6月10日
牛すじカレー(園田競馬場)
- 第32回 2014年5月9日
漬物各種(船橋競馬場)
- 第31回 2014年4月10日
朝定食(名古屋競馬場)