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2009年
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 参考レース&注目馬解説
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・“トレスマ”08年初戦レポート
 

第58回川崎記念(JpnI)
2009年1月28日(水)川崎競馬場 2,100m

(出走表はこちらをご覧ください)

<参考レース>

JBCクラシックJpnI(08年11月3日|園田) 
 2着:サクセスブロッケン
 4着:フリオーソ
 6着:ボンネビルレコード
 8着:トミノダンディ
 サクセスブロッケンがスタートでバランスを崩すも最内枠から押してハナへ。外枠からフリオーソが2番手につけ、ヴァーミリアンが続いた。3コーナー過ぎまで前で競り合っていたフリオーソが4コーナーで後退。直線はサクセスブロッケン、ヴァーミリアン2頭の叩き合いとなったが、サクセスブロッケンはクビ差及ばず2着。フリオーソは4着、中団を追走したボンネビルレコードは道中手ごたえ悪く6着だった。

■ ジャパンカップダートGI(08年12月7日|JRA阪神)
 1着:カネヒキリ
 5着:ブルーコンコルド
 7着:フリオーソ
 8着:サクセスブロッケン
 11着:ボンネビルレコード
 向正面でサクセスブロッケンが単独で先頭に立ち、フリオーソも直後の好位を追走。道中ラチ沿いの5番手を追走していたカネヒキリが直線馬群をさばいて抜け出し勝利。中団を追走していたブルーコンコルドはゴール前よく伸びて0秒4差の5着。直線入口で先頭に立とうかという勢いだったフリオーソは7着、サクセスブロッケンは8着と、先行勢はゴール前で後退。ボンネビルレコードは後方まま11着だった。

東京大賞典JpnI(08年12月29日|大井) 
 1着:カネヒキリ
 3着:サクセスブロッケン
 4着:ブルーコンコルド
 5着:フリオーソ
 6着:ボンネビルレコード
 9着:コンバットキック
 大井のブルーホークが逃げ、サクセスブロッケンが2番手、カネヒキリはすぐ外の3番手につけた。直線を向いてサクセスブロッケンが一旦は先頭に立ったが、直線半ばでこれを交わしたカネヒキリが、馬体を併せるように伸びてきたヴァーミリアンをクビ差でしりぞけて勝利。3〜4コーナーで位置どりを上げたブルーコンコルドが4着。スタートで出負けし中団からとなったフリオーソは5着。早め3、4番手追走のボンネビルレコードは6着。



<注目馬解説>

カネヒキリ(JRA)
 05年の3歳時にジャパンダートダービー、ダービーグランプリ、ジャパンカップダートを勝ち、翌年にはフェブラリーステークスも制した。屈腱炎による2度の手術を経て、2年以上の長期ブランクから昨秋復帰。ジャパンカップダートで見事に復活を果たした。東京大賞典は好位追走から、直線で叩き合いとなったヴァーミリアンをクビ差でしりぞけた。これでダートGI・JpnIは6勝。今回もルメール騎手で臨む。

サクセスブロッケン(JRA)
 デビューからダートで4連勝。芝の日本ダービーはしんがり負けだったが、ジャパンダートダービーを圧勝。4カ月の休み明けとなったJBCクラシックは、直線ヴァーミリアンとの叩き合いで、一旦は差し返す場面もあったがクビ差の2着。ジャパンカップダートは向正面から先頭に立つ積極的な競馬も直線後退して8着、東京大賞典も直線入口で先頭に立ったが、前の2頭からは離された3着。前走に続き鞍上は内田博幸騎手。

ブルーコンコルド(JRA)
 昨年はマイルチャンピオンシップ南部杯を制し、同レース3連覇の快挙。距離短縮で臨んだJBCスプリントはやや離された4着。ジャパンカップダートは中団から差を詰めて5着も、勝ち馬から0秒4差と僅差だった。前走東京大賞典は4着だったが、上がり35秒6の鋭い脚は繰り出した。GI・JpnI通算7勝は、ディープインパクトやテイエムオペラオーなどと並ぶタイ記録で、国内GI勝ちの新記録がかかる。

ボンネビルレコード(JRA)
 一昨年の帝王賞、昨年のかしわ記念とJpnIを2勝。連覇のかかった帝王賞はフリオーソの1馬身半差2着も、続く日本テレビ盃ではフリオーソを3/4馬身差でしりぞけリベンジを果たした。内田博幸騎手で臨んだJBCクラシック、ジャパンカップダートは6、11着と見せ場を作れなかった。的場文男騎手に戻った東京大賞典は、好位追走の積極的な競馬も6着。川崎2100mは大井所属時にJBCクラシック3着があり、ここで巻き返せるか。

ボランタス(JRA)
 準オープンの身で臨んだ昨年12月の名古屋グランプリは、東川公則騎手が手綱をとって中団追走も、勝負どころでついていけず勝ったワンダースピードから1秒2離される3着。前走1番人気で臨んだ自己条件の招福ステークス(中山ダート1800m)は、4コーナー一団馬群の中団から直線で外に持ち出すと、ゴール前大外一気の差し切りという強い競馬。芝は3戦していずれも着外も、ダートは9戦5勝、2着1回、3着2回。

フリオーソ(船橋)
 全日本2歳優駿、ジャパンダートダービー、そして昨年は帝王賞と、デビューから3年連続でのGI・JpnI勝利。昨秋は日本テレビ盃2着のあと、園田のJBCクラシック4着、阪神のジャパンカップダートは着順こそ7着だが勝ち馬からは0秒7差だった。前走東京大賞典は出負けして中団追走の苦しい競馬で5着も、上がりは35秒6の脚を使った。川崎記念は昨年フィールドルージュの2着。2歳時から4年連続でのGI・JpnI制覇がかかる。

 

文・構成:斎藤修(サイツ)

※ 当コンテンツの内容は、編集時点(1月26日)での情報となっております。出走回避等によりレースに出走しない可能性もありますのでご了承ください。また、当コーナーの内容に関しまして、NARおよび競馬主催者が特定馬の推奨などを行うものではありません。

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