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第21回マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnI)
2008年10月13日(祝・月) 盛岡競馬場 1,600m


<参考レース>

■ かしわ記念JpnI(5月5日|船橋) 
 2着:ブルーコンコルド
 3着:ワイルドワンダー
 4、5番手あたりを追走していたブルーコンコルド、中団につけたワイルドワンダーが、3〜4コーナーで先頭をうかがう位置まで進出。直線を向くとこの2頭が馬体を併せたまま抜け出しにかかったが、これを外から並ぶ間もなく差し切ったのがボンネビルレコードだった。ゴールまで競り合った2頭は、ブルーコンコルドが勝ち馬から1馬身差をつけられて2着。最後、やや脚いろが鈍ったワイルドワンダーは半馬身差の3着だった。

■ かきつばた記念JpnIII(5月6日|名古屋) 
 1着:コンゴウリキシオー
 3着:メイショウバトラー
 4着:キングスゾーン
 スタート後の直線で先頭に立ったのはキングスゾーンだが、コンゴウリキシオーが1〜2コーナーで内枠を利して先頭を奪うと、3コーナー手前から徐々に後続を離しにかかり、直線でも単独先頭。ゴール前ではリミットレスビッドが差を詰めてきたが、3/4馬身差で振り切って勝利。メイショウバトラーは道中5番手を追走し、3コーナーあたりから進出して3着。キングスゾーンは粘り切れずメイショウバトラーに1馬身差の4着だった。

■ さきたま杯JpnIII(5月28日|浦和) 
 2着:メイショウバトラー
 3着:キングスゾーン
 9着:コンゴウリキシオー
 1番人気のコンゴウリキシオーはスタートでつまづいて後方から。キングスゾーンが先行し、メイショウバトラーは3番手追走という展開。直線を向いて先頭に立ったのはメイショウバトラーだが、外から追い込んだリミットレスビッドに交わされ1馬身半差で2着。キングスゾーンは終始プライドキムに競りかけられ、3コーナー過ぎで苦しくなって後退し3着。コンゴウリキシオーはスタートの出遅れがひびいて9着に敗れた。

■ 青藍賞(9月15日|盛岡) 
 1着:トーホウライデン
 2着:ソーユアフロスト
 3着:ダンディキング
 4着:ブラーボウッズ
 5着:メタモルキング
 6着:ヤマニンエグザルト
 中団6番手を追走したトーホウライデンが、3〜4コーナーで先行集団のうしろまで進出。直線半ばで抜け出すと、後続の追撃を抑えて勝利。岩鷲賞に続いての重賞連勝となった。後方から直線追い込んだソーユアフロストが半馬身差まで迫って2着に入り、ダンディキングも直線押し上げて3着。後方から早めに進出したブラーボウッズは4着、ダークマターと先行争いを演じたメタモルキングは直線後退して5着だった。



<注目馬解説>

コンゴウリキシオー(JRA)
 かきつばた記念は、05年のダービーグランプリ(4着)以来のダート参戦。向正面で後続を徐々に引き離しにかかり、最後はリミットレスビッドに差を詰められるも、これをしのいでダートグレード初制覇。続くさきたま杯はスタートで後手を踏んで見せ場なく9着。前走のエルムステークスも好位を追走しながらブービーの11着に敗れた。先手を奪ってマイペースで逃げられるかどうかが好走のカギとなりそう。

ブルーコンコルド(JRA)
 昨年のマイルチャンピオンシップ南部杯以来勝ち星から遠ざかっているが、フェブラリーステークスではヴァーミリアンには離されたものの、ワイルドワンダーを交わして2着争いから抜け出した。かしわ記念でもワイルドワンダーと競り合い、一旦は先頭に立つ場面もあったが、ボンネビルレコードに差されて2着。今回はそれ以来5カ月ぶりになるが、3連覇のかかる南部杯の舞台で復活を果たしたいところ。

メイショウバトラー(JRA)
 今シーズンは牝馬同士の船橋・マリーンカップを勝ったが、その後は地方のダートグレードで3、2、2着と惜しいレースが続いた。前走クラスターカップは4番手を追走も、直線で後退して7着。もともと好不調の波がある馬だが、さすがに8歳を迎え、ダートグレードで連戦連勝していたころの勢いを期待するのは難しそう。ただ底力はあり、外枠から砂をかぶらない好位を追走できれば連下に食い込む可能性は十分ある。

ワイルドワンダー(JRA)
 今年の根岸ステークスでダートグレード3勝目。07年以降、昨年のジャパンカップダートで5着だった以外はすべて3着以内と常に好走しているが、勝ち切れないレースぶりのほうが目立つ。昨年の南部杯、今年のフェブラリーステークス、かしわ記念と、ダートのマイル戦では常にブルーコンコルドに先着されているだけに、3連覇を狙うブルーコンコルドに先着できるかどうかが今回も勝負の分かれ目になりそう。

キングスゾーン(愛知)
 06年のJBCマイルから、ほぼ休みなく25戦連続で重賞に出走。今年の勝ち星は、地元名古屋での地方重賞を2勝。5月のさきたま杯、8月のサマーチャンピオンはいずれも3着と、中央の強豪相手に善戦。昨年の南部杯はブルーコンコルドの4着も、0秒7差とそれほど大きくは負けておらず、地方馬として唯一掲示板を確保した。昨年の1、2着馬を相手に逆転は難しいかもしれないが、マイペースで先行できれば一角崩しのチャンスはある。

トーホウライデン(岩手)
 05年秋に中央未勝利のまま岩手に転入。その後徐々にクラスを上げ、今年7月の岩鷲賞で重賞初制覇。クラスターカップは出走取消だったが、南部杯トライアルの青藍賞は直線で鮮やかな差し切り勝ちで、重賞を連勝。ここにきて急激に力をつけた。脚元にやや難があり、まずは万全の状態での出走を期待したい。ダートグレード初挑戦の今回、中央の一線級を相手にどこまで。勝ち負けにからむには2秒以上タイムを縮める必要がある。

ソーユアフロスト(岩手)
 中央では06年11月に芝の準オープンを勝ち、その後オープンクラスでは芝で4着が最高。ダートは東京2100メートルの準オープンを1戦したのみで、勝ち馬からはやや離された7着だった。今夏、岩手に転入後、A一組を勝ち、オープンのすずらん賞2着、南部杯トライアルの青藍賞でも2着という成績。岩手のダートでは中団から追い込む競馬で、前が速くなって前崩れの展開になれば、上位に食い込む可能性はありそう。

 

文・構成:斎藤修(サイツ)

※ 当コンテンツの内容は、編集時点(10月8日)での情報となっております。出走回避等によりレースに出走しない可能性もありますのでご了承ください。また、当コーナーの内容に関しまして、NARおよび競馬主催者が特定馬の推奨などを行うものではありません。

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