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・“トレスマ”08年初戦レポート
 

第59回全日本2歳優駿(JpnI)
2008年12月17日(水)川崎競馬場 1,600m

(出走表はこちらをご覧ください)

<参考レース>

平和賞(08年10月22日|船橋) 
 1着:チョットゴメンナ
 好スタートを切ったチョットゴメンナは、外枠のイケノナインにハナを譲って2番手に控えた。向正面から3〜4コーナー、チョットゴメンナが外から並びかけると、直線では2頭の叩き合い。直線半ば、一旦はイケノナインが前に出る場面もあったが、ゴール前で伸びたチョットゴメンナがクビだけ出て勝利。北海道からの遠征馬同士での決着となった。1番人気となった地元船橋のシュバレスクはゴール前差を詰めるもハナ差で3着。

北海道2歳優駿JpnIII(08年10月30日|門別) 
 1着:メトロノース
 3着:ワンダフルクエスト
 5着:ナサニエル
 ダートの未勝利戦を勝っただけというメトロノースが、2番手追走から3〜4コーナーで先頭に立ち、直線では楽に後続を突き放して圧勝。モエレエキスパートは中団、ワンダフルクエストは後方からと、北海道の人気2頭は互いにけん制し合ったため直線では勝ち馬に決定的な差をつけられた。5馬身差の2着にモエレエキスパートで、ワンダフルクエストはクビ差の3着。中団追走のナサニエルは直線伸びず5着だった。

ハイセイコー記念(08年11月12日|大井)
 1着:ナイキハイグレード
 14着:ソウブムテキ
 3番手からレースを進めたナイキハイグレードが3〜4コーナーで先頭へ。直線では、逃げ粘るノーステイオー、好位から伸びてきたシュバレスクらを突き放して完勝。デビュー2戦目からの連勝を3に伸ばした。3馬身半差の2着にシュバレスク、3/4馬身差の3着に1番人気ノーステイオーで、人気3頭の決着となった。中団うしろを追走したソウブムテキは直線伸びを欠いて14着だった。

兵庫ジュニアグランプリJpnII(08年11月27日|園田)
 1着:スーニ
 10着:チョットゴメンナ
 競走中止:マイネルヘリオス
 単勝1.1倍の圧倒的人気となったスーニはスタート後は3番手も、2コーナーで2番手、3コーナー手前で単独先頭に立った。4コーナーではアースリヴィングに並びかけられたものの、直線で軽く追われると楽に突き放して完勝。2番人気のアースリヴィングが2馬身半差の2着に入り、中央の4頭が上位を独占。好スタートから2番手を追走したチョットゴメンナは徐々に後退して10着。マイネルヘリオスは向正面で落馬競走中止。



<注目馬解説>

スズカワグナー(JRA)
 新馬戦は後続を引き付けての逃げから直線ほとんど追うところなく楽勝。コスモス賞は好位からゴール前馬群を割って抜け出し、ホッカイドウのイグゼキュティヴをクビ差で抑えて勝利と、デビューから札幌芝1800メートル戦で2連勝。3戦目となった東京スポーツ杯2歳ステークスでは直線伸びず5着に敗れた。ダート戦は今回が初挑戦となるが、血統的にはこなしても不思議はない。

スーニ(JRA)
 京都ダート1200メートルの新馬戦は7馬身差圧勝、続く東京ダート1300メートル戦はレコード勝ち。そして臨んだ兵庫ジュニアグランプリJpnIIは、4コーナーでアースリヴィングに並びかけられるも楽に突き放した。デビューから手綱をとる内田博幸騎手は、兵庫ジュニアグランプリで初めて肩ムチを入れたというから、まだ目一杯に追われたことがないままデビューから3連勝。無敗のままJpnI制覇となるか。

メトロノース(JRA)
 芝1200メートルの新馬戦は4着も、武豊騎手に乗替った阪神ダート1400メートル未勝利戦を好位から抜け出して勝利。北海道2歳優駿JpnIIIでは、2番手追走から3〜4コーナーで早め先頭に立つ積極策で、うしろでけん制し合う地元北海道の有力馬たちを完封した。ダート適性があることは間違いなく、今回は初の左回り、川崎のきついコーナーをルメール騎手がどうさばくか。

リスペクトキャット(JRA)
 芝1600メートルの新馬戦は離された2着も、2戦目のダート1400メートルで初勝利。続くダート1300メートルの3戦目は5着も、三浦皇成騎手に乗替った東京ダート1600メートルの500万下では好位追走からゴール前抜け出しレコード勝ち。2、3着とはクビ、クビ差の接戦も、完勝というレース内容だった。父はストームキャット、祖母は愛1000ギニーを制し欧州3歳最優秀馬となったクーヨンガという良血。

ワンダフルクエスト(北海道)
 認定厩舎ノーザンファームの外厩馬。イノセントカップ、ブリーダーズゴールドジュニアカップの2重賞を含め、デビューから圧倒的なレースぶりで5連勝。1番人気で臨んだ北海道2歳優駿JpnIIIは、最後モエレエキスパートにも競り負け3着と、デビュー以来初の敗戦を喫した。うしろからレースを進める脚質だけに、一線級が相手になると展開に左右される面はあるのかもしれない。

ナサニエル(北海道)
 オークス馬トールポピー、日本ダービー1番人気(7着)のフサイチホウオーの下で、父はキングカメハメハという良血。脚部不安のためホッカイドウ競馬からのデビューとなった、認定厩舎ノーザンファームの外厩馬。重賞タイトルはないものの、今シーズン道営開催最終日の2歳オープン戦では、いつものように中団うしろ追走から3〜4コーナーひとまくりで圧勝。JpnIの大舞台で素質開花となるか。

ナイキハイグレード(船橋)
 船橋1000メートルのデビュー戦は追走一杯で大差の3着に敗れるも、1500メートルに距離を延ばしての2戦目は9馬身差の圧勝。続く大井1200メートルの特別戦では、中団追走から直線他馬とは違う脚色で伸び5馬身差の圧勝。ハイセイコー記念でも2番手から直線余裕で抜け出した。父は今日本でもっとも勢いのあるアグネスタキオン、母は浦和・桜花賞で7馬身差圧勝のダイアモンドコアという良血。

ヴァルダマーナ(川崎)
 6月20日川崎のJRA認定新馬戦を逃げ切り勝ち。4カ月半の休み明けとなった2戦目は差されて2着に敗れたものの、続く浦和1500メートルの特別戦では、後続を引き付けての逃げから直線持ったまま突き放して圧勝。父はオフィサーというスピード血統のアメリカ産。今回、重賞初出走がJpnIの大舞台で、初の一線級との対戦だけに、ここが試金石となりそうだ。

 

文・構成:斎藤修(サイツ)

※ 当コンテンツの内容は、編集時点(12月15日)での情報となっております。出走回避等によりレースに出走しない可能性もありますのでご了承ください。また、当コーナーの内容に関しまして、NARおよび競馬主催者が特定馬の推奨などを行うものではありません。

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