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レースの見どころ

2024年のダート中・長距離戦線の総決算。海外に遠征して結果を残す時代となり、ここに向けてのローテーションも様変わりしている。米国BCクラシック遠征から参戦するのがウシュバテソーロ、デルマソトガケ、フォーエバーヤングの3頭。チャンピオンズカップから参戦するのがウィルソンテソーロ、クラウンプライド。ラムジェットはジャパンダートクラシックから、グランブリッジはJBCレディスクラシックから、サヨノネイチヤは勝島王冠から。頭数的には10頭ではあるが、そのレベルは高い。ウシュバテソーロの3連覇成るか、それともJBCクラシックを制し、チャンピオンズカップ2着のウィルソンテソーロが昨年2着の雪辱を果たすか、はたまた3歳馬フォーエバーヤング、ラムジェットが古馬を一蹴して新たな時代を築くか。紅一点グランブリッジ、地方馬代表サヨノネイチヤも意地を見せたいところ。

本命

  • 44フォーエバーヤング

CHECK!

新馬戦を勝ったのみでJBC2歳優駿に挑戦してこれを制し、全日本2歳優駿をも制して3戦3勝で2歳の頂点に立った。その後は海外に遠征し、サウジダービー、UAEダービーを制し、ケンタッキーダービーでは激戦の末3着だったがあの走りは高く評価できる。久々の日本でのレースとなったジャパンダートクラシックは着差以上に強い内容で、BCクラシックは3着に敗れたが、最後もうひと伸びして3着を確保したあたりやはり底力がある。大井2000mはジャパンダートクラシックで経験しているし、BCクラシックでは世界の強豪を相手にそこで通用することを証明して見せた。帰国後も順調に調整できており、新たなダート界のチャンピオンの誕生に期待する。

対抗

  • 33ラムジェット

CHECK!

差し一手だけに取りこぼすことはあったが、3連勝でユニコーンステークスを制し、今年から始まった新ダート競走体系で、三冠競走の2戦目となった東京ダービーを制してダート3歳馬の頂点に立った。夏を越して三冠競走の最終戦ジャパンダートクラシックではフォーエバーヤングに大きく離されての4着に敗れたが、少し調子が戻り切れていなかったようだ。その後は間隔をあけて調整し、寒くなって調子は上向き。今回はフォーエバーヤングだけではなく、古馬を交えての戦いで楽ではないが、この馬の潜在能力は高くここで通用する。血統的にも祖母が名牝ラヴェリータという魅力があり、巻き返しは可能だ。

単穴

  • 22ウィルソンテソーロ

CHECK!

デビュー当初は芝で勝ち切れなかったが、ダート路線に切り替えてから安定した成績を残し、ダートに限れば、掲示板を外したのは今年のフェブラリーステークスのみ。昨年はJBCクラシック(大井)5着、チャンピオンズカップ2着から参戦してウシュバテソーロに差されはしたが逃げ粘って2着。今年はJBCクラシック(佐賀)を制し、チャンピオンズカップ2着からの参戦。レース間隔はないが、昨年もこのローテーションで結果を残しており、問題なく力を出せる。昨年以上に力をつけている印象で、逃げる脚があるし、好位で流れに乗ることもでき、チャンピオンズカップのように差す競馬もできる。器用さがあり大崩れはしない。

連穴

  • 810ウシュバテソーロ
  • 89クラウンプライド
  • 55デルマソトガケ

CHECK!

ウシュバテソーロは、一昨年、昨年とこのレースを制している。昨年のこのレースを制して以来勝ち切れないのは確かだが、崩れたのはBCクラシックのみ。ドバイワールドカップで2着に善戦できており衰えは見られない。ベストの舞台で東京大賞典3連覇は可能だ。クラウンプライドのチャンピオンズカップは物足りないが、叩いた分の上積みはある。コリアカップではウィルソンテソーロを破っているし、ここで通用する。デルマソトガケは日本テレビ盃5着から参戦したBCクラシックで13着と大敗。逃げたことが裏目に出た印象で、追い切りの動きが目立ち、変わり身が期待できる。昨年BCクラシック2着は伊達ではなく、軽視は禁物だ。

提供 勝馬 山形 宗久

注記

当ページの情報は、12月26日(木)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。