地方競馬で唯一の国際GI競走であり、年末のダート競馬の総決算として注目となる。1995年に中央との交流になって以降、初めて連覇を達成したのが、2004・05年のアジュディミツオー(船橋)。その後、スマートファルコン(JRA)が10・11年に、ホッコータルマエ(JRA)が13・14年に連覇。18〜21年にはオメガパフューム(JRA)が、国内のGI/JpnIで史上初となる4連覇を達成した。また、22年のウシュバテソーロは、翌23年にドバイワールドカップGIを制し、本競走も連覇を達成している。(斎藤 修)
- 実施日
- 2024/12/29(日)
- 競馬場
- 大井競馬場
- 距離
- ダート右回り 外2000m
- 出走資格
- サラブレッド系3歳以上
- 1着賞金
- 1億円
- 負担重量
- 定量(3歳56kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減)
2023年 ウシュバテソーロ 世界を制した脚で連覇
2022年 ウシュバテソーロ ダート転向重賞初挑戦でGI制覇
2021年 オメガパフューム 断然人気にこたえて4連覇達成
歴史
第1回は1955年に「秋の鞍」として2600mで争われた。62年には3000mに距離延長、64年に東京大賞典と改称された。3000mで行われた最後の88年には、のちにJRAに移籍して年度代表馬となるイナリワンが制した。元号が平成に変わった89年には2800mとなり、牝馬ながらその年に南関東三冠馬となったロジータが制した。94年までは南関東限定の重賞だったが、95年からJRAとの全国交流、97年にはGIに格付けされた。98年には現在と同じ2000mとなり、99年からは12月29日で行われ年末のダート総決算として定着している。さらに、2011年から国際GI競走となっている。(斎藤 修)
コース紹介
大井・右2000メートル
大井2000mでは外回りコースが使用される。4コーナーからスタートして最初のコーナーまで約500mあり、ゴールまでの直線も386mと地方競馬ではもっとも長いコース。枠順の有利不利も少なく、各馬が能力を発揮しやすい舞台と言える。東京大賞典の他にも、東京ダービー、帝王賞、ジャパンダートダービーなどの大レースが行われる、まさにチャンピオン・ディスタンスだ。(斎藤 修)
過去5年の競走成績
-
2023年 第69回
2023年12月29日(金)
大井 右2000m
天候:晴 馬場:良
1着 |
ウシュバテソーロ |
02:07.3 |
1人気 |
2着 |
ウィルソンテソーロ |
1/2 |
6人気 |
3着 |
ドゥラエレーデ |
クビ |
4人気 |
-
2022年 第68回
2022年12月29日(木)
大井 右2000m
天候:晴 馬場:良
1着 |
ウシュバテソーロ | 2:05.0 | 2人気 |
2着 |
ノットゥルノ | 1 3/4 | 4人気 |
3着 |
メイショウハリオ | 2 1/2 | 1人気 |
-
2021年 第67回
2021年12月29日(水)
大井 右2000m
天候:晴 馬場:良
1着 |
オメガパフューム |
2:04.1 |
1人気 |
2着 |
クリンチャー |
1/2 |
3人気 |
3着 |
ウェスタールンド |
2 |
7人気 |
-
2020年 第66回
2020年12月29日(火)
大井 右2000m
天候:晴 馬場:良
1着 |
オメガパフューム |
2:06.9 |
1人気 |
2着 |
カジノフォンテン |
クビ |
9人気 |
3着 |
ウェスタールンド |
1/2 |
3人気 |
-
2019年 第65回
2019年12月29日(日)
大井 右2000m
天候:晴 馬場:稍重
1着 |
オメガパフューム |
2:04.9 |
2人気 |
2着 |
ノンコノユメ |
1 |
5人気 |
3着 |
モジアナフレイバー |
2 |
4人気 |
アクセス
- 開催場所
- 大井競馬場(東京都品川区勝島2-1-2)
- 公共交通機関
- 東京モノレール「大井競馬場前駅」
⇒徒歩:出口から約2分
京浜急行電鉄「立会川駅」
⇒徒歩:出口から約12分
JR「品川駅」
⇒都営バス:高輪口2番のりば乗車、「大井競馬場前」下車
JR「目黒駅」
⇒都営バス:東口1番のりば乗車、「大井競馬場前」下車
- 車・タクシー
- 「東京国際空港(羽田空港)」から約10分
東海道新幹線「品川駅」から約20分
首都高速湾岸線「大井南I.C.」から約5分
首都高速1号羽田線「平和島I.C.」から約5分
- 駐車場
- 1471台(1000円、オートバイは200円)
※特定日のみ2123台に拡張(お盆や年末開催など)
- HP
- http://www.tokyocitykeiba.com/