注目馬情報 Attention

イグナイター

牡6 兵庫 新子雅司厩舎 通算29戦12勝

父:エスポワールシチー
母:ビアンコ
母の父:ウォーニング

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秋初陣だった前走の東京盃(JpnII)は、直線伸び切れず6着。同馬を管理される新子雅司調教師は前回を振り返って「結果的に仕上がり切っていなかったということだと思いますが、レースに関しても斤量58キロと外枠が影響して位置が取り切れませんでした。道中外々回りの形になってしまったことも堪えたと思います」とコメント。この中間の状態について師は「目の外傷で、調教の乗り始めは少し遅れてしまいましたが、再開してからは至って順調ですし、元々自らで体を作っていく面もあるので、仕上がりに関しての心配はありません」と談。今回は初の佐賀でのレースだが、これまでの走り振りから新子師はこう分析する。「内を開けて走るレース形態は高知競馬と似たところがあると思いますし、高知の馬場に素早く対応してくれた過去の流れから見ても問題はないはずです。なによりコーナー4つの1400m戦はベストの条件、寧ろ合っている舞台だと思います」とのこと。昨年の劇的なJBCスプリント勝利から1年、ドバイ遠征を始めとし様々な大きな経験を積んで逞しさを増した同馬。連覇の期待は大きい。

(中司 匡洋)

チカッパ

牡3 JRA 中竹和也厩舎 通算12戦5勝

父:リアルスティール
母:ユニキャラ
母の父:Into Mischief

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デビュー3戦目でダートに転向。持ち前のスピードを生かした競馬で適性を見せた。以降ダートで10戦して連対を外したのは1度だけ。それも距離が長かったヒヤシンスSの5着なのだから立派だ。この馬の転機は昨年のオキザリス賞。先行馬が多く揃い自身が外枠に入ったこともあって、後方から外々を回らされる厳しい展開になったが、直線でいい脚を使って2着になった。これまで前に行くことに生かしていたスピードを終いの脚に変換できるようになり、レースの幅が広がったのが今の安定感につながる。今回は佐賀の1400m戦。タフな馬場かつ、勝ったここ2走より小回りで直線も短い。2着だった3走前の園田に似た形態だけにレース運びは鍵になる。

(研究ニュース・小野颯真)

シャマル

牡6 JRA 松下武士厩舎 通算23戦10勝

父:スマートファルコン
母:ネイティヴコード
母の父:アグネスデジタル

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オープン入りしてからは交流重賞を中心に使われているが、着実に勝ち星を積み重ね、かしわ記念で念願のJpn1制覇。6歳になった今年もまだ進化を続けている。前走の東京盃は久々の分、もうひと踏ん張りが利かなかったが、前哨戦とすれば十分な内容であり、次につながるレースができた。他の有力馬はほとんどが初コースとなるだけに、同じ舞台だったサマーチャンピオンを勝っている点も強みになる。前走時は減っていた体を戻しながらの仕上げだったが、今回はCWコースでもしっかり負荷をかけて熱心に調整。もともと叩き良化タイプではあるが、上積みはかなり大きそう。馬場状態を問わず、枠順次第では逃げの手も考えられる。ここでも有力候補であることには違いない。

(競馬ブック・牟田雅直)

タガノビューティー

牡7 JRA 西園正都厩舎 通算37戦7勝

父:ヘニーヒューズ
母:スペシャルディナー
母の父:スペシャルウィーク

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デビュー当初から終いの脚には見るべきものがあり、初芝で初重賞だった朝日杯FSでも大外から追い込んで4着と掲示板を確保。重賞制覇のチャンスはすぐに巡ってくると思われたが、7歳のここまで2着が最高。昨年のかしわ記念ではクビ差に泣いた。勝ち味の遅さの最大要因は脚質。追い込み型であるが故にどうしても展開に左右される。今年はかしわ記念で2年続けての2着。前が止まらない馬場のなか向正面から動いていって上位に入った内容は評価できるし、年齢的な衰えは見られない。コーナーワークも上手でツーターンの競馬は問題なし。ただ、今回は直線の短い佐賀。右回りも久々になる。生粋のスプリンターを相手に、悲願のタイトル奪取となるか。

(研究ニュース・小林唯生)

マックス

セン7 大井 福永敏厩舎 通算30戦8勝

父:ゴールドアリュール
母:インプレスゴールド
母の父:ブライアンズタイム

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前走の東京盃JpnIIは、4番手追走から直線3頭横並びの大接戦。先頭を奪った瞬間もあったが、半馬身差の2着となった。この惜敗に、福永敏調教師は「馬は良く頑張ってくれた。直線はヨシ!という気持ちはあったし、あそこまでいったら勝ちたかった。悔しい気持ちは強い」と振り返る。雪辱を誓ってのJBC参戦で調整は順調。10月29日の追い切りは「しっかりステッキを入れ、しまい重点でやった。道中は我慢できたし、コーナー4つのコースになること考えると、メリハリの利いたいい内容だったと思う」とトレーナー。仕上がりは万全だ。すでに佐賀は経験済みで、内の重い馬場を踏まえ「あまり内の枠でないほうがいいとは思うが、最近はスタートが良くなって、ポジションを取りに行けている。切れを生かすタイプではないし、1400mはうまく流れに乗れれば長く感じる距離ではない」とコース替わりへの不安もない。

(スポーツ報知・志賀浩子)

アラジンバローズ

セン7 兵庫 新子雅司厩舎 通算21戦8勝

父:ハーツクライ
母:シークレットアセット
母の父:Awesome Again

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2走前の佐賀・サマーチャンピオン(JpnIII)では、台風による順延に伴い、短期間で2度の輸送を強いられることになってしまっていたが、前走の盛岡・南部杯(JpnI)でも、ちょっとしたごたごたがあった。「輸送で渋滞に巻き込まれてしまい、予定よりも3時間ほど到着に時間がかかってしまいました。当日、ある程度のプラス馬体での出走を考えていたので、その点は誤算でした」とは同馬を管理される新子雅司調教師。ただ、そんな状況下でもレース内容自体には収穫が十分あった。「外へ切り替えれず、終始内々の重たいところを通らされる形になりましたが、それでも一線級が揃う舞台で5着と格好付けてくれました。今後のグレード戦でも1つ、2つ勝てるイメージが湧く走り振りでした」と師も確信に近い物を感じ取れた様子だった。今回再びJpnI競走への挑戦だが、舞台は佐賀。「サマーチャンピオンを含め、佐賀ではこれまで負けていませんし、得意のコースで勝負できる点は大きいです。当然楽しみはあります」と師の期待も大きい。

(中司 匡洋)

ヘリオス

セン8 JRA 西園正都厩舎 通算40戦8勝

父:オルフェーヴル
母:アンジュシュエット
母の父:フレンチデピュティ

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短距離ダートに使われ始めた3歳冬から8歳秋の現在まで堅実な活躍を続けてきた馬。前走の東京盃は最後失速して9着と珍しく崩れたが、4歳時以来となる半年の長い休養明け。好時計は出ていたとはいえ、速い追い切りが2本だけでは息切れしたのも仕方ないか。レース後もダメージはなく順調に調整されており、年齢的に大幅な上積みは見込めなくても、1度使った分、息の保ちが違ってくるはず。今回はオープン特別4勝、重賞2着も3回あるベストの1400mに条件も好転。一昨年のJBCスプリントでは3着と大きな力差はないはずなので、器用さを要求される小回りの佐賀で、持ち味の先行力と豊富な経験を生かせれば、上位進出も十分可能。

(競馬ブック・三浦幸太郎)

バスラットレオン

牡6 JRA 矢作芳人厩舎 通算28戦5勝

父:キズナ
母:バスラットアマル
母の父:New Approach

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札幌2歳S・3着、朝日杯FS・4着など、早い時期から結果を出し、3歳時にニュージーランドTで重賞初制覇。4歳になりUAEでゴドルフィンマイルを勝ち、秋には武蔵野S・3着。ダート適性を示すとともに、国内外で活躍。5歳の昨年はサウジアラビアで1351ターフスプリントを逃げ切った。5勝はすべて逃げ切りであり、身上のスピードを生かす形が最善。ただ、その後は勝ち星がなく、昨秋のコリアスプリント(ダート、3着)以降は掲示板外、1秒以上の着差での敗戦が続いている。スッと前に行けさえすれば佐賀の1400mという条件は悪くなさそうで、前走後も活気があって雰囲気も悪くないが、どこまで粘りを増すことができるか。

(競馬ブック・西村敬)

注記

当ページは、10月30日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。