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レースの見どころ

2024年、3歳ダート三冠路線の整備により、ジャパンダートダービーがジャパンダートクラシックへと改称、施行時期も7月から秋へ移行された。今回のメンバーを見渡すと一冠目となった羽田盃出走馬がJRA、地方勢ともにゼロ。確かに豪華な顔ぶれなのだが、三冠を謳っていることを考えると少々、物足りない感もある。とはいえ、まだ初年度のレース体系。浮き彫りになった問題点を改善しつつ来年以降、よりよいものになっていければ。さて、今開催の大井競馬場は砂を入れ替えた影響もあるのか、先行馬が数多く好走している。大注目のフォーエバーヤングにとっては好ましくないファクターだが、その苦難を乗り越えられるか。はたまた、五指に余る他の有力馬が頂点に立つか。

本命

  • 11フォーエバーヤング

CHECK!

今年はサウジアラビア、UAEと転戦してダービーを制覇。ケンタッキーダービーではゴール線上で3頭横並びの末、タイム差なしの3着に惜敗。その名を世界に轟かせた昨年の2歳王者が、大井競馬場でその雄姿を見せる。超ハイレベルな一戦となったここでも、存在感、能力はズバ抜けており、中心視が妥当なところ。ステップレースを順当に勝利して同世代の難敵City Of Troy、Fierceness等が待ち受けるブリーダーズカップ・クラシックへ駒を進める。

対抗

  • 34ラムジェット

CHECK!

羽田盃出走馬達をまったく寄せ付けず、サトノエピックとの差をユニコーンステークスから更に広げて楽勝した東京ダービーは圧巻だった。ひと夏を越えていよいよフォーエバーヤングとの初対決に挑む。9月中旬からハードトレーニングを消化して、休み明けから目イチの仕上げ。既に大井2000mを経験しているのはアドバンテージであり、自在性という点においてライバルよりも優れている印象。最後の大物を打ち倒して、名実ともに世代の頂点に君臨するか。

単穴

  • 22フジユージーン

CHECK!

不来方賞でデビューからの連勝が途切れたものの、初めて経験するダートグレードレースで高速決着、しかも、休み明けの一戦ということを考えれば4着でも悲観することはない。ペース慣れが見込めるはずだし、どちらかというと右回りコースの方が得意なタイプ。直前の追い切りでは軽快に動いて、陣営も仕上がりに関して太鼓判を押している。岩手競馬が生んだ令和の怪物が、南関東リーディングジョッキー森騎手を背にアッと言わせるか。

連穴

  • 47シンメデージー
  • 712サンライズジパング
  • 610ミッキーファイト
  • 23カシマエスパーダ

CHECK!

西日本3歳優駿で呆れるほどのパフォーマンスを見せつけたシンメデージーは、東京ダービーの時より確実に力をつけている。このメンバーに混じっても臆することなく互角に戦える。サンライズジパングはJBC2歳優駿でフォーエバーヤングから0秒3差の2着。不来方賞を楽勝した勢いそのままに再び王者へ挑む。兄にチャンピオンズカップ勝ち馬ジュンライトボルトがいる血統馬ミッキーファイト、強力先行が持ち味のカシマエスパーダあたりも要注目。

提供 競馬ブック 善林 浩二

注記

当ページの情報は、10月1日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。