注目馬情報 Attention

グランブリッジ

牝5 JRA 新谷功一厩舎 通算19戦6勝

父:シニスターミニスター
母:ディレットリーチェ
母の父:ダイワメジャー

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重賞勝ちは22年関東オークス、ブリーダーズGC、23年TCK女王盃、エンプレス杯の4勝。デビュー戦を除くすべてのレースで掲示板を外していない堅実派だ。先行して良し、差して良しの自在性あるレースぶりが安定感を支えている。このレースは昨年も出走して2着。当時も同じ休み明けだった。また、大井の1800mに限れば3戦して1勝、2着2回と非常に相性がいい。最大目標はJBC競走だろうが、この中間もしっかり攻めて力を出せる態勢にある。前走では牡馬相手のJpnIでも4着と健在ぶりをアピール。決め手に欠く分、勝ち切れないレースが続いているが、それゆえに斤量は昨年から据え置きで出られる。ここでも上位評価は揺るがない。

(研究ニュース・小野颯真)

アーテルアストレア

牝5 JRA 橋口慎介厩舎 通算21戦8勝

父:リーチザクラウン
母:スターズインヘヴン
母の父:ワークフォース

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デビュー戦は芝で完敗したが、2戦目でダートに替えて大差勝ち。以降はダートの中長距離路線を歩んできた。徐々にでも確実に力をつけ、昨年1月にオープン入り。それから名鉄杯、レディスプレリュード、クイーン賞、スパーキングレディーCと4勝を上乗せしている。コーナリングは左回りの方がスムーズだが、昨年のこのレースを勝ち、JBCレディスクラシック3着と大井とは比較的相性がいい。途中から早めに動いていく形が理想。1800mは(7.1.1.4)とベストと思える距離でもあり、1ハロン延長はプラス。少しレースは空いたが、この中間もCWと坂路を併用して意欲的な攻めを消化。どちらかと言えば実戦型で、併せ馬の遅れは心配なし。動ける状態に仕上がっている。

(競馬ブック・西村敬)

アイコンテーラー

牝6 JRA 河内洋厩舎 通算26戦6勝

父:ドゥラメンテ
母:ボイルトウショウ
母の父:ケイムホーム

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昨年の夏にダートへ転向し、3戦目でJBCレディスクラシックを制覇。以降は勝ち星から遠ざかっているが、今年4月の川崎記念では僅差3着。グランブリッジには敗れたものの牡馬の一線級が相手でも通用することを示した。前走のエンプレス杯5着の敗因が判然としないが、まだ見限るのは早計だ。左回り巧者のイメージが強いが、大井1800mはJpnIを制した舞台。右回りはまったく問題なく、距離短縮も望むところ。砂を被らないポジションで淡々と運べれば巻き返しがあっていい。6歳牝馬とはいえ、もともと休み明けは苦にしないタイプ。8月下旬からコンスタントに時計を出し、時間をかけて調整もしてきた。力を出せる仕上がりと見ていいだろう。

(競馬ブック・広瀬健太)

ライオットガール

牝4 JRA 中村直也厩舎 通算16戦6勝

父:シニスターミニスター
母:マリアビスティー
母の父:ハーツクライ

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昨年は牡馬相手にレパードSを勝利。2着に負かしたオメガギネスは今年のフェブラリーSで1番人気に推された実力馬で相手も揃った一戦だった。その次走が昨年のこのレース。最内枠で出負けして、いつもと違う中団から。それでも早めに動いてゴール寸前まで先頭。上位馬と斤量差があったとはいえ、慣れない競馬をしながらで、古馬相手に上々のパフォーマンスだった。今回は少し余裕を持ったローテ。攻め量は十分だが、叩き良化型とあって、1週前時点での動きや馬体には良化の余地がありそう。前走は初めてのマイルに出遅れ、斤量増と厳しい条件が揃っていた。今回は前走より軽い斤量で出られるし、距離もベスト。当然、巻き返しがあっていい。

(研究ニュース・小野颯真)

ヴィブラフォン

牝5 JRA 高木登厩舎 通算17戦5勝

父:ドレフォン
母:ヴィンテージローズ
母の父:ゼンノロブロイ

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3カ月ぶりの出走となった前走のスパーキングLC(JpnIII)だが見せ場充分の走りを披露して、勝ち馬から0秒3差の3着。高木調教師は「モマれない競馬が出来れば、あのくらいは走れる力を持っています」と語る。実際、3走前の神奈川記念の快勝ぶりを見ても、その言葉の通りだろう。前走後、3カ月空いたが「暑さが長引いたので大事に使っているけど、順調には来ています」と先出の高木調教師。となると今回もモマれずに競馬が出来るかどうかが課題となりそうだが、同時に同調教師は次のようにも言う。「大井競馬場のダート1800メートルという条件がかなりタフなので、その点だけこなしてくれるかどうかですね」。

(平松 さとし)

ラブラブパイロ

牝5 大井 荒井朋弘厩舎 通算28戦8勝

父:パイロ
母:ベルモントラヴ
母の父:クロフネ

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2、3歳時は一進一退の成績が続いたが、精神面の成長に伴い、4歳の春から安定して力を発揮できるようになった。昨年末の東京シンデレラマイルで2着に好走して注目を浴びると、今年7月のノースクイーンカップ(門別)で重賞初制覇。前走のビューチフルドリーマーカップ(盛岡)でも半馬身差の2着に食い込み、地方の牝馬ではトップクラスの走りを見せるようになってきた。「中間も順調に調教できています。最近はズブさが出てきたことで大味な競馬になっていますが、砂をかぶらずに行ければハミを取って、いい脚を使ってくれます。今回も脚の使いどころが鍵ですね」と西啓太騎手。走り慣れた地元コースに戻るのも好材料で、タイミング良く仕掛けられれば上位に食い込める。

(大貫 師男)

注記

当ページは、9月26日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。