金沢競馬の伝統競走。ダートグレード競走となる1997年の第17回以降では、馬インフルエンザの影響で金沢所属馬のみで行われた07年を除いて、すべてJRA馬が勝利。地方馬は98年にマルカイッキュウ(高知)が2着に入ったのを皮切りにたびたび健闘しているが、現在に至るまで2着が最高となっている。しかしそのなかでひときわ光るのは、21年2着のミューチャリー(船橋)。その経験を、同じ舞台で行われたJBCクラシックJpnIの制覇につなげた。(浅野 靖典)
- 実施日
- 2024/09/23(振月)
- 競馬場
- 金沢競馬場
- 距離
- ダート右回り 2100m
- 出走資格
- サラブレッド系3歳以上
- 1着賞金
- 3000万円
- 負担重量
- グレード別定(基準重量3歳51kg、4歳以上54kg、牝馬2kg減)
ただし下記①~③のとおり加増する(2歳時の成績を除く)
① 2024年9月18日まで、GI/JpnI競走1着馬5kg増、GII/JpnII競走1着馬3kg増、GIII/JpnIII競走1着馬1kg増
② ①の重量に加え、G/Jpn競走通算3勝以上馬は1kg増、さらに2勝ごとに1kg増
③ 負担重量の上限は3歳57kg、4歳以上60kg、牝馬2kg減
2023年 ウィルソンテソーロ 圧倒的人気にこたえ差し切る
2022年 ケイアイパープル 3コーナー先頭から後続を完封
2021年 メイショウカズサ 不良馬場を味方に後続を寄せ付けず
歴史
1981年に2300mの重賞として創設され、2年目からは2600mで実施。97年にGIIIのダートグレード競走となり、同時に距離が現在の2100mに変更された。07年は馬インフルエンザが流行した影響で、金沢所属馬限定の地方重賞として実施された。現在、全国の競馬場で持ち回りによって開催されるJBCを除いて、金沢競馬場における唯一のダートグレード競走となっている。(浅野 靖典)
コース紹介
金沢・右2100メートル
かつて金沢の市街地近くにあった競馬場が、1973年に現在の河北潟の干拓地に新設された。1周1200m(右回り)のコースは高低差がなく、コーナーも地方競馬としては緩い造りになっている。白山大賞典JpnIIIが行われる2100mは、2コーナー付近がスタート地点。ゴールまではコーナーを6回通過する。スタートから最初のコーナーまではおよそ350mで、ゴールまでの直線は236m。(浅野 靖典)
過去5年の競走成績
-
2023年 第43回
2023年9月26日(火)
金沢 右2100m
天候:曇 馬場:良
1着 |
ウィルソンテソーロ |
02:10.0 |
1人気 |
2着 |
メイショウフンジン |
1/2 |
3人気 |
3着 |
ペイシャエス |
1 1/2 |
5人気 |
-
2022年 第42回
2022年10月4日(火)
金沢 右2100m
天候:曇 馬場:良
1着 |
ケイアイパープル | 2:13.1 | 2人気 |
2着 |
ラーゴム | 2 1/2 | 4人気 |
3着 |
カフジオクタゴン | アタマ | 3人気 |
-
2021年 第41回
2021年9月22日(水)
金沢 右2100m
天候:雨 馬場:不良
1着 |
メイショウカズサ | 2:10.3 | 5人気 |
2着 |
ミューチャリー | 3 | 2人気 |
3着 |
スワーヴアラミス | クビ | 3人気 |
-
2020年 第40回
2020年9月29日(火)
金沢 右2100m
天候:晴 馬場:稍重
1着 |
マスターフェンサー | 2:13.6 | 1人気 |
2着 |
ロードレガリス | クビ | 2人気 |
3着 |
ロードゴラッソ | 2 | 4人気 |
-
2019年 第39回
2019年10月1日(火)
金沢 右2100m
天候:晴 馬場:良
1着 |
グリム | 2:15.9 | 1人気 |
2着 |
デルマルーヴル | クビ | 2人気 |
3着 |
ノーヴァレンダ | 3/4 | 5人気 |
アクセス
- 開催場所
- 金沢競馬場(石川県金沢市八田町西1)
- 公共交通機関
- JR、IRいしかわ鉄道「金沢駅」
⇒無料バス:金沢港口(西口)バスターミナル1番乗り場乗車
- 車・タクシー
- 「小松空港」から約40分
北陸新幹線「金沢駅」から約20分
北陸自動車道「金沢東I.C.」から約6分
- 駐車場
- 約5000台(無料)
- HP
- http://www.kanazawakeiba.com/