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レースの見どころ

今年もJRA勢が優勢だが、気になる点は有力馬の負担重量。2021年の優勝馬ラプタスは60キロのトップハンデ。昨年の覇者サンライズホークは、今年は59キロと稍不利な立場に。そこを考えると58.5キロのテイエムトッキュウや、56キロのコパノパサディナ、57キロのメイショウテンスイ辺りが条件は良い。地方馬は更に斤量に恵まれ、兵庫のタイガーインディは黒船賞では56キロだったが、この舞台では55キロと好条件。アラジンバローズは更に軽い54キロ。佐賀勢では筆頭馬オールスマートが52キロ、重賞3連勝中のテイエムフェローが53キロとなっている。昨年はJRA勢が掲示板を独占したが、今年は地方馬にもチャンスあるかも。

本命

  • 710テイエムトッキュウ

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芝の2歳未勝利戦で初白星を挙げると、次走の1勝クラスも制して2連勝。5歳時にダートに初挑戦すると、初春ステークス(3勝クラス)、京葉ステークス(L)といずれも1200mの距離で2勝をマーク。後のカペラステークスGⅢで重賞初制覇した。大井の東京スプリントでは、発走直後に躓くロスがありながらも、軽く促しただけでハナを切って3着に粘り込んだ。テンが速くて、小回りで直線も短い佐賀コースは得意としそう。58.5キロの斤量面と、近走の実績を考えれば押し切っても不思議ない。

対抗

  • 56メイショウテンスイ

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前走は約3年9ヶ月ぶりの勝ち星だった。5勝目を挙げるのに長い月日がかかったが、オープン競走でも3着するなど底力あるところは示していた。この舞台は3歳時に遠征経験があり、その時の勝ち馬のサヴィとは0秒1差と僅差の好勝負。抜群のダッシュ力があって1400m戦も経験豊富だし、このメンバーでもスッと先行できるスピードは持っている。佐賀の小回りコースとは相性も良かったし、展開とペースを味方に付ければ逆転する余地は十分にある。

単穴

  • 812タイガーインディ

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JRAで4勝を挙げ、移籍した大井で2戦して3、11着。それから現所属となる兵庫へと移籍すると、A1特別を完勝し、後の兵庫ウインターカップで重賞初制覇。黒船賞でも好メンバー相手に3着と好戦していたし、前2走の兵庫大賞典、オグリキャップ記念も力強い脚力で抜け出して優勝している。体質が強くなって本調子に近付いている印象だし、このメンバー構成でもそれほどヒケは取らないだろう。黒船賞時よりも1キロ軽い55キロの斤量なら勝負なる力はある。

連穴

  • 68コパノパサディナ
  • 55アラジンバローズ
  • 67サンライズホーク

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上位陣とそれほど差のない戦歴コパノパサディナにも要注意。若干距離が長い印象は受けるが、佐賀の小回りコースならうまくこなせそう。先行勢も多彩でハイペース必至となれば、この馬の決めてが生きてきそう。兵庫所属アラジンバローズは初めての1400m戦がどう出るかだが、佐賀の重賞となる鳥栖大賞で優勝した経験があり、馬場的なところでは不安はない。激しい流れに対応できれば上位に食い込めるチャンスは十分にありそう。昨年の覇者サンライズホークは今年は斤量4キロ増となる59キロで出走だが、佐賀の舞台は良いイメージしかないし、自分の立ち回りさえできれば近走から一変あって良い。

提供 馬物語 永瀬 将尚

注記

当ページの情報は、8月31日(土)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。