注目馬情報 Attention

サンライズホーク

セン5 JRA 牧浦充徳厩舎 通算13戦7勝

父:リオンディーズ
母:ローマンブリッジ
母の父:ブライアンズタイム

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昨年のサマーチャンピオンはハナを切る積極策。後続には一度も並ばれることなく危なげなく逃げ切って重賞初勝利を飾った。続く兵庫ゴールドトロフィーは今春にサウジ、ドバイに挑戦し健闘したケイアイドリーに勝利。かきつばた記念は現在も重賞常連で好走を続けているヘリオスに完勝し交流重賞3連勝を達成。前々走の黒船賞、前走のさきたま杯は案外な結果に終わってしまったが、もともと気性面に難しいところがあり、前走は本来の行きっぷりではなく、馬が嫌気をさしてしまった印象。前々走も同様に4角を待たずにポジションを下げてしまったように、気性面の影響が大きかったといえそう。自身の能力さえ出し切れれば、連覇の可能性は十分。

(競馬ブック・三宅俊博)

テイエムトッキュウ

牡6 JRA 木原一良厩舎 通算17戦6勝

父:ロードカナロア
母:アグネスナチュラル
母の父:サクラバクシンオー

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この馬の最大の持ち味は抜群のダッシュ力。ダートに転じてからはそのダッシュ力に更に磨きがかかり、昨年暮れのカペラSで重賞初制覇。前走の東京スプリントは不慣れなダートスタートのうえに初の地方のダートで、滑り気味にゲートを出た時に落鉄するアクシデント。その影響からかいつもほどの行きっぷりが見られず、ラストの踏ん張りを欠く結果に。その後は放牧を挟みここを目標に調整されてきたが、今回はダートでは初の1400m。コーナー4つのコースはこれまで経験したことがなく、小回りコースとはいえ、こなせるかどうかが最大のポイントに。本来叩き良化型で4カ月半ぶりも少し気掛かりな点。

(研究ニュース・日比野正吾)

タイガーインディ

牡7 兵庫 保利良平厩舎 通算28戦8勝

父:シニスターミニスター
母:モンターニュドール
母の父:ヘネシー

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イン回りの競馬で伸び切れないまま敗退してしまった昨年の兵庫ゴールドトロフィー(JpnIII)。その内容から、揉まれる競馬はこの馬にとって苦手な形かと思われていたが、前走の全国交流・オグリキャップ記念では、そのイン回り競馬でゴール前抜け出し勝利を収めた。同馬を管理する保利良平調教師も「馬込みで競馬ができたことは大きかったですし、あれでレースの幅も広がったと思います」と、収穫の一戦であったとコメント。最近の充実振りについてもこう語る。「転入当初は脚元に不安があり、こちらも恐る恐る調整していましたが、今はその心配もなくなりました。前進気勢の強い面はありますが、最近は多少競られてもムキにならず走れるようになってきましたし、それらが近走のレースに繋がっているのだと思います」と心身の良化を要因に上げた。この中間の調整については「前走後から約1カ月、三重のオーナー牧場で休ませていましたが、その間に馬体が増えてくれました。冬場に見られていた体の硬さも感じませんし、夏場の方が寧ろ合っているのではと思えるぐらい良い状態です」と談。今回のレースについても「輸送でどこまで体を維持できるかが課題となりそうですが、高知・黒船賞(JpnIII)3着時よりも良い勝負ができるのではと思っています」と師も大きな期待を寄せる。兵庫の猛虎が再びJRA勢の牙城崩しを狙う。

(中司 匡洋)

ラプタス

セン8 JRA 渡邊薫彦厩舎 通算30戦10勝

父:ディープブリランテ
母:エアラホーヤ
母の父:ボストンハーバー

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前走の京都・松風月Sは60.5キロを背負った分、序盤の行きっぷりにあまり余裕がなかったが、押っつけながらもついていくと、直線で外へ持ち出して一瞬グッと伸びかけた。最後はジリッぽくなったが脚は使っており、7着でも改めて地力を感じさせた。今回もハンデは60キロと重いが、前走より少しでも軽くなるし、距離も1ハロン延びれば序盤の追走も多少は楽になるはず。3年前のこのレースの覇者とあって舞台変わりは望むところ。攻め駆けするタイプとすれば中間の時計はちょっと地味に映るが、調整自体は至って順調。輸送でテンションが上がりがちな馬だけに、当日のパドックでの落ち着き具合と馬体重はしっかりチェックしておきたい。

(競馬ブック・坂井直樹)

テイエムフェロー

牡5 佐賀 平山宏秀厩舎 通算26戦8勝

父:マジェスティックウォリアー
母:トシキャンディ
母の父:バブルガムフェロー

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JRAデビューで2勝し、今年2月に佐賀に移籍。移籍戦2着後、3連勝。3着を挟んで迎えた重賞「佐賀スプリングカップ」は初の中距離戦。11頭中5番人気。距離適性の不安もあり、人気を落としたものの、その低評価を覆して見事勝利!勢いそのままに立て続けに重賞3連勝!移籍後8戦で6勝(重賞3勝)、2、3着各1回の好成績。出脚・スピード兼備で先行力が魅力の同馬。管理する平山宏秀調教師は「来た当初から力はあると感じていたし、乗りやすい馬です。前走後はここを目標に予定通りにきています。今回は強豪馬が揃う中でどんな走りを見せてくれるか楽しみではあるし、持ち味である先行力を発揮して、前々で立ち回ってほしいですね」とのコメント。この時季でも元気ある姿で乗り込み順調の様子で、使われながら調子も上げてきている。交流重賞で一線級の馬が揃う中、今回も自分の形に持ち込めるかが大きなカギになる。

(通信社・今村雅和)

オールスマート

牡8 佐賀 鮫島克也厩舎 通算58戦13勝

父:スマートファルコン
母:メリオール
母の父:キングカメハメハ

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南関東の大井でデビューして今年2月、佐賀に移籍。移籍戦こそ2着も2戦目から5連勝し、迎えた園田の交流重賞「園田FCスプリント」距離820m戦。先行争い激しい中、好スタートから先手を奪い切って後続を突き放し、逃げ切り快勝。重賞初制覇!次戦の船橋「習志野きらっとスプリント」距離1000m戦でも強豪馬が揃う中、勝ち馬には振り切られるも果敢に先行し、3着に粘り込んだ。管理される鮫島克也調教師は「交流戦で遠征の不安もあったけど、良い走りは見せてくれました。現在は遠征後の疲れも取れているし、ここを目標に順調にきています。この時季はどうかですが落ち込みは感じないので、持ち味であるスピードを生かして良い走りを見せてほしいです」とのお話し。スタートセンスも良く、スピード生かす先行力が身上。時季的な考慮もあり、中間は馬なりで調整。移籍当初から調教師自ら調教されている。この馬の持ち味である先行力を武器に好戦を狙う。

(通信社・今村雅和)

注記

当ページは、8月24日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。