3歳牝馬が古馬牝馬の一線級と初対戦となることが多いレースだったが、2024年からは9月にマリーンカップJpnIIIが3歳牝馬限定戦として実施されるため、古馬と3歳の路線が明確に分かれた。同年、グランダム・ジャパン古馬秋シーズンに組み込まれた。近年では、19年の当レースが重賞初制覇だったファッショニスタ(JRA)が翌年連覇を果たすと、秋にはJBCレディスクラシックJpnIも制している。(栗田 勇人)
- 実施日
- 2024/07/03(水)
- 競馬場
- 川崎競馬場
- 距離
- ダート左回り 1600m
- 出走資格
- サラブレッド系3歳以上牝馬
- 1着賞金
- 3000万円
- 負担重量
- グレード別定(基準重量3歳52kg、4歳以上55kg)
ただし下記①、②のとおり加増する(2歳時の成績を除く)
① 2024年6月28日まで、GI/JpnI競走1着馬3kg増、GII/JpnII競走1着馬2kg増、GIII/JpnIII競走1着馬1kg増
② ①の重量に加え、G/Jpn競走通算3勝以上馬は1kg増、さらに2勝ごとに1kg増
2023年 レディバグ 一騎打ちムードを破り重賞初制覇
2022年 ショウナンナデシコ 2番手から抜け出しDG4連勝
2021年 サルサディオーネ 楽な逃げで後続を完封
歴史
南関東限定だった1997年の第1回が1着同着。98年からGIIIとなり、2002年からは7月に定着している。牡馬に比べ現役期間が短い傾向にある牝馬だが、サルサディオーネ(大井)はJRA所属だった5歳時の19年から4年連続で参戦し21年1着、8歳だった22年も3着などすべて馬券に絡み、長きにわたってレースを盛り上げた。なおJRA所属馬ながら当地のダート交流重賞で活躍したホクトベガを称え、04年からは『ホクトベガメモリアル』として行われている。(栗田 勇人)
コース紹介
川崎・左1600メートル
舞台となる川崎競馬場は1周1200m・左回りで、南関東の競馬場の中では最もコーナーが小さいためカーブが急になり、器用な立ち回りが求められる。形態上は逃げ・先行馬が有利だが、先行争いが長引くと後方勢が一気に台頭することがあり、騎手の腕と判断が重要になる。スパーキングレディーカップJpnIIIが行われる1600mは、フルゲート14頭で4コーナー奥のポケットからスタート。ホームストレッチいっぱいを使ってのポジション争いとなるため枠の有利不利はない。(前田 恒)
過去5年の競走成績
-
2023年 第27回
2023年7月5日(水)
川崎 左1600m
天候:曇 馬場:良
1着 |
レディバグ |
01:41.3 |
4人気 |
2着 |
スピーディキック |
アタマ |
1人気 |
3着 |
タガノクリステル |
3/4 |
3人気 |
-
2022年 第26回
2022年7月6日(水)
川崎 左1600m
天候:曇 馬場:良
1着 |
ショウナンナデシコ | 1:41.1 | 1人気 |
2着 |
レディバグ | クビ | 3人気 |
3着 |
サルサディオーネ | 2 1/2 | 2人気 |
-
2021年 第25回
2021年7月8日(木)
川崎 左1600m
天候:雨 馬場:重
1着 |
サルサディオーネ | 1:39.0 | 2人気 |
2着 |
リネンファッション | 6 | 3人気 |
3着 |
グランデストラーダ | クビ | 6人気 |
-
2020年 第24回
2020年7月15日(水)
川崎 左1600m
天候:雨 馬場:不良
1着 |
ファッショニスタ | 1:40.9 | 1人気 |
2着 |
メイクハッピー | 3/4 | 2人気 |
3着 |
サルサディオーネ | クビ | 3人気 |
-
2019年 第23回
2019年7月4日(木)
川崎 左1600m
天候:曇 馬場:不良
1着 |
ファッショニスタ | 1:40.6 | 1人気 |
2着 |
サルサディオーネ | 4 | 6人気 |
3着 |
ローレライ | 6 | 11人気 |
アクセス
- 開催場所
- 川崎競馬場(神奈川県川崎市川崎区富士見1-5-1)
- 公共交通機関
- 京浜急行電鉄「港町駅」
⇒徒歩:南口から3分
京浜急行電鉄「京急川崎駅」
⇒徒歩:中央口から12分
JR「川崎駅」
⇒徒歩:東口から15分
- 車・タクシー
- 「東京国際空港(羽田空港)」から約20分
東海道新幹線「品川駅」から約35分
首都高速神奈川1号横羽線、6号川崎線「大師出入口」から約10分
- 駐車場
- 730台(500円、南関場外時は無料)
- HP
- http://www.kawasaki-keiba.jp/