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レースの見どころ

2024年からJpnIへ格上げ、1着賞金も8000万円に倍増。次週帝王賞に先駆けて、上半期短距離王決定戦の位置付けとなった。昨年はイグナイター、スマイルウィの地方所属馬のワンツーでJRA勢との差は以前に比べ縮まってきた印象。今年はかしわ記念で念願のJpnI勝ちのシャマル、海外遠征帰りのレモンポップ・バスラットレオン、ダートグレード3勝のサンライズホーク。地方からはディフェンディングチャンピオンのイグナイターを筆頭に浦和、大井、船橋からの参戦があり楽しみなメンバーがそろった。

本命

  • 67レモンポップ

CHECK!

ここまで15戦13連対、着外の2戦は海外GI(ドバイゴールデンシャヒーン10着、サウジカップ12着)。国内ではフェブラリーS、チャンピオンズカップを筆頭に無双状態、回りも問わないが左回りでの強さは際立っている。地方コースは盛岡・南部杯のみと経験の無さは否めず、しかも高速馬場の盛岡コースなので南関東の時計のかかるダートでどうかという一抹の不安もあるが浦和なら問題はないか。510キロ台と馬格もありパワーも十分備わっている。海外帰りで気配重視だが、距離短縮も気にするタイプではなく記念すべきJpnI昇格1回目を勝利で決める。

対抗

  • 22シャマル

CHECK!

黒船賞、かしわ記念連勝で一時の不振を脱し勢いに乗っている状態。特にこの2戦は不良馬場で行われる過酷な条件だったが、重・不良馬場で6勝をマークする現役屈指の道悪巧者。スピードの違いを見せつける完勝で完全復活と言っていい。鞍上とも再コンビ結成で息を吹き返した印象があり、JpnI連勝も十分可能。2022年さきたま杯3着、オーバルスプリント優勝と浦和コースでの実績も十分。昨年競走中止の雪辱を果たす。

単穴

  • 55イグナイター

CHECK!

昨年のさきたま杯勝利をきっかけに南部杯2着、JBCスプリント優勝とスターダムを駆け上がった。今年はJRA・フェブラリーS挑戦、さらにはドバイゴールデンシャヒーンへ出走と高みを目指しての戦いを敢行。ドバイでは直線で不利を与えてしまったが、世界の名だたる短距離馬を相手に5着健闘と充実期を迎えている。大差負けを喫した相手との再戦になるが、コース適性の差で逆転を狙う。

連穴

  • 79バスラットレオン
  • 811タガノビューティー
  • 68サンライズホーク
  • 44アマネラクーン

CHECK!

海外帰りで久々になるバスラットレオンは近走リズムは狂っているが、昨年3着好走の舞台で一変は可能。決め手が光るタガノビューティーは直線の長いコース向きは確かだが、いまのデキなら侮れない存在。一気のまくりで食い込むか。交流重賞3連破した力は間違いないサンライズホークはハナを奪えず厳しい展開になった前走・黒船賞は度外視していい。前走で念願の重賞制覇を果たしたアマネラクーンは勢いそのままにJRA勢と初対戦。分が悪いのは確かだが、地元代表として恥ずかしいレースはできない。

提供 日刊競馬 鈴木 宏哉

注記

当ページの情報は、6月18日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。