高知で行われている唯一のダートグレード競走。2012~14年にはセイクリムズン(JRA)が3連覇、15・16年にはダノンレジェンド(JRA)が連覇している。地方馬は第1回を地元高知のリバーセキトバが制して以来勝ち星から遠ざかったが、18年エイシンヴァラー、22年イグナイターと兵庫所属馬が2勝と気を吐いている。地元馬には大高坂賞(1400m)、黒潮スプリンターズカップ(1300m・地方全国交流)、だるま夕日賞(1600m)が選考競走となっている。(栗田 勇人)
- 実施日
- 2024年3月26日(火)
- 競馬場
- 高知競馬場
- 距離
- ダート右回り 1400m
- 出走資格
- サラブレッド系4歳以上
- 1着賞金
- 3000万円
- 負担重量
- グレード別定(基準重量56kg、牝馬2kg減)
2024年3月21日まで、GI/JpnI競走1着馬3kg増、GII/JpnII競走1着馬2kg増、GIII/JpnIII競走1着馬1kg増(ただし2歳時の成績を除く)
歴史
1998年にGIIIのダートグレード競走として創設。その記念すべき第1回は地元のリバーセキトバが制した。第2回テセウスフリーゼ(JRA)の勝ちタイム1分26秒0が、現在に至るまで高知1400mのコースレコードとなっている。2008年は施行なし、11年は東日本大震災の影響で取止めとなった。なお当レースの勝ち馬からは02年サウスヴィグラス(JRA)、15、16年と連覇したダノンレジェンド(JRA)をはじめ、のちにJBCスプリントを勝利した馬が多く出ており、地方馬でも22年イグナイター(兵庫)が翌23年にJBCスプリントJpnIを制した。(栗田 勇人)
コース紹介
高知・右1400メートル
高知競馬場は1周1100m(右回り)でゴールまでの直線は200m、高低差は1.58m。内ラチ沿いの砂が厚いため、レースでは内をあけて走る馬が多い。黒船賞が行われる1400mは4コーナーのポケットから発走し、コーナーを4回まわる。内枠の馬は出遅れると砂が深い内に閉じ込められる危険もある。1~2コーナーに比べて3~4コーナーがゆったりしたカーブになっているため、3コーナー手前からの仕掛けでもスピードに乗っていきやすい。(栗田 勇人)
過去5年の競走成績
-
2023年 第25回
2023年3月14日(火)
高知 右1400m
天候:晴 馬場:不良
1着 |
シャマル | 1:28.3 | 1人気 |
2着 |
ヘリオス | 3 | 4人気 |
3着 |
イグナイター | 3/4 | 2人気 |
-
2022年 第24回
2022年3月16日(水)
高知 右1400m
天候:晴 馬場:良
1着 |
イグナイター | 1:30.3 | 3人気 |
2着 |
ヘリオス | 1 | 2人気 |
3着 |
ダノングッド | クビ | 6人気 |
-
2021年 第23回
2021年3月16日(火)
高知 右1400m
天候:曇 馬場:重
1着 |
テイエムサウスダン | 1:27.6 | 2人気 |
2着 |
スリーグランド | 8 | 1人気 |
3着 |
モジアナフレイバー | 1 | 4人気 |
-
2020年 第22回
2020年3月10日(火)
高知 右1400m
天候:曇 馬場:不良
1着 |
ラプタス | 1:27.3 | 5人気 |
2着 |
テーオージーニアス | 3 | 2人気 |
3着 |
サクセスエナジー | 1/2 | 4人気 |
-
2019年 第21回
2019年3月21日(木)
高知 右1400m
天候:曇 馬場:不良
1着 |
サクセスエナジー | 1:26.6 | 1人気 |
2着 |
ヤマニンアンプリメ | アタマ | 3人気 |
3着 |
キングズガード | 5 | 4人気 |
アクセス
- 開催場所
- 高知競馬場(高知県高知市長浜宮田2000番地)
- 公共交通機関
- JR「高知駅」
⇒無料バス:駅北口7番(または5番)のりば乗車
とさでん交通「南はりまや橋」
⇒とさでん交通バス「競馬場北口」下車徒歩12分
- 車・タクシー
- 「高知龍馬空港」から約40分
JR「高知駅」から約20分
高知自動車道「高知I.C.」から約40分
- 駐車場
- 約2000台(無料)
- HP
- http://www.keiba.or.jp/top.html