注目馬情報 Attention

サンライズホーク

セン5 JRA 牧浦充徳厩舎 通算11戦7勝

父:リオンディーズ
母:ローマンブリッジ
母の父:ブライアンズタイム

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ダート替わりで一変し、4連勝でオープン入り。うち3勝は後続に3馬身以上の差をつけた。昇級後の3戦は発馬の課題が影響してリズム良く走れなかったが、距離を延長したサマーチャンピオンでは積極的に運ぶことができ、交わされることなく押し切り勝ち。約3カ月半の休養を挟んだ兵庫ゴールドトロフィーでは逃げ馬をマークして運び、直線で先頭に立ってラストまで渋太い脚を駆使。かきつばた記念では行きたがる面を見せていたが、小回りのうまさを生かしてハナを切り、ロスなく運んだ。並びかけられてからも屈することなく脚を伸ばして快勝。間隔は詰まるが、坂路で調整は順調。中1、2週での勝ち鞍があり、ここもこなせるはず。JpnIII・4連勝は可能。

(研究ニュース・森田美菜)

シャマル

牡6 JRA 松下武士厩舎 通算19戦8勝

父:スマートファルコン
母:ネイティヴコード
母の父:アグネスデジタル

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2022年の東京スプリントを制し、ここまでJpnIIIを4勝。ダートの1200mから1400mを中心に使われてきており1400mがベスト。昨年はさきたま杯で競走中止、その後のプロキオンSで競走除外と、少し歩様に硬さがあって順調にいかなかったが、放牧に出してしっかりと立て直され、復帰緒戦の根岸Sでは渋太く脚を使っていた。叩き2走目のかきつばた記念は外枠からの発走で、特殊な馬場形態のためか道中は外めを選んで追走。上位入線馬は比較的内を回っていたのに対して、終始外々を回る競馬だったが、4着に健闘。復調をアピールするのに十分な内容だった。スッと好位につけるスピードがあり、小回りも向く。昨年に続く連覇を期待。

(研究ニュース・永山弘樹)

ヘリオス

セン8 JRA 西園正都厩舎 通算37戦8勝

父:オルフェーヴル
母:アンジュシュエット
母の父:フレンチデピュティ

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初勝利は芝の2000mだったが、3歳の秋に去勢明けをひと叩きされ、ダートの短距離に矛先を向けて素質が一気に開花。昇級2戦目でオープン特別を勝利した能力。成績が示すように脚抜きのいい馬場が滅法得意でひと雨降ればより好走しやすい傾向がある点は注目。これまで重賞勝ちこそないが、2着は6回。前、前で運べればまず崩れない。前走は2着に屈したが、強気に勝ちにいって4角のコース取りの差が出た感じ。内容は悪くなかった。前走が久々を使って馬体増と今季は非常にデキがいい。更に今回は前走より間隔は詰まるが14日のCWで軽快な動きを披露して好調キープ。当レースは2年連続2着と当地に実績があるのも心強く、8歳でも衰えは感じない。

(競馬ブック・信根隆二)

マルモリスペシャル

牡5 JRA 大橋勇樹厩舎 通算17戦5勝

父:バトルプラン
母:サリール
母の父:スペシャルウィーク

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デビューから一貫してダート路線を歩み、ジワジワとながら着実に力をつけてきた。昨年4月にラジオ福島賞、東大路Sを連勝してオープン入り。先行してスピードを生かす形も取れるが、昨春あたりからの内容なら、少しためる形の方がベターか。いずれにせよ自在性はあり、距離も1400mまでなら何ら問題ない。前々走のギャラクシーSで好位からしっかりと脚を使ってオープン初勝利。前走の兵庫ゴールドTでは発馬でトモを落として位置が悪くなったが、外を回りながらもラストまで渋太く脚を使っていた。デビュー時より40kgほど体が増え、パワーがあり重いダートも苦にしない。坂路だったここ3走と違い、今回はCW主体に時計を出して入念。力を出せる仕上がり。

(競馬ブック・西村敬)

ヘルシャフト

牡7 高知 打越勇児厩舎 通算26戦15勝

父:Will Take Charge
母:Love Ava Love
母の父:Mr. Greeley

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「3歳時にはテーオーケインズに勝っている」。同馬を語る上でよく聞かれるフレーズだが、確かに1月下旬の黒潮スプリンターズカップ、3月初旬の御厨人窟賞はただただ強い内容。スタートこそ少々ムラがあるが、それを補って余りあるスピードを見せつけている。今がまさに充実期と言っても過言ではなかろう。

(風間 恒一)

レディフォース

牝4 JRA 杉山佳明厩舎 通算6戦4勝

父:リアルインパクト
母:マザーロシア
母の父:Mayakovsky

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既走馬相手に初戦勝ちを飾ると、同日の2勝クラスと変わらない時計で1勝クラスも勝利。スタートが上手で出脚も速く、前で安定した立ち回りができる。敗れた2走は道中で外からプレッシャーを受ける形だったのが共通点で、特に8着に敗れた昨年10月の秋嶺Sは逃げ馬の後ろのポケットに嵌まる形だった。現状、外めにつけて揉まれずすんなり運ぶのが理想形だろう。デビュー当初からある大型馬特有の緩さはまだ残るものの、年末の休養を挟んで随分と解消した印象。中間の攻め気配もいい。胴長で走りもゆったりとしているので、より適性があるのは広いコース。長距離輸送はこなしているだけに、あとは小回りコースに対応できさえすれば。

(競馬ブック・坂井直樹)

モダスオペランディ

牡8 高知 田中守厩舎 通算46戦8勝

父:ダイワメジャー
母:アドニータ
母の父:Singspiel

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昨年の黒船賞は7着と善戦。昨夏から約半年、休養を余儀なくされたが、2月初旬のだるま夕日賞を復帰3戦目で制し、今年も駒を進めてきた。距離延びてこそのイメージはあるものの実際には1400mで最も良績が多く、十分に守備範囲。まだ昨年ほどの凄味は戻っていないが、今年も何とか存在感は示して欲しい。

(風間 恒一)

注記

当ページは、3月21日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。