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レースの見どころ

 国内唯一の牝馬限定JpnⅠ。JRA勢が圧倒的優位の近況だが第7回ララベル(大井)が初めて地方馬として制覇し、徐々にJRAと地方の差は縮まりつつある。盛岡1800mはスタンド前からの発走で1コーナー入口までの距離が短く、枠の有利不利が多少出やすいコース設定だが力通りの決着となりやすいのが特徴。今年はJRA、地方のエース級が対決するとあって激しいガチンコ勝負となりそうな予感、8年前サンビスタが作ったコースレコード1.49.3を塗り替える戦いとなってもおかしくはない。

本命

  • 79グランブリッジ

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 昨年9月デビュー。キャリア7戦だが関東オークス、ブリーダーズゴールドCと交流グレードを連勝中と上昇一途。関東オークスではスピーディキック、ブリーダーズゴールドCではプリティーチャンス、テリオスベルら強豪を撃破して走るたびにパフォーマンスレベルが上がっている。今回ショウナンナデシコと初顔合わせだが53キロで戦えるのは何よりも強み、馬格はなくとも勝負根性ピカイチ、盛岡のコース特性を知り尽くす福永騎手のエスコートなら一気に頂点が狙える。

対抗

  • 22ショウナンナデシコ

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 交流重賞5連勝とならなかった前走の大井・レディスプレリュード、休養明けで反応が思ったほど良くなかった事もあって3着と敗れたが始動戦としては悪くない走りだったように思う。一線級の牡馬を完封した今春5月の船橋・かしわ記念での走りがこの馬の真骨頂、ひと叩きした上積みが見込める牝馬限定のこの大一番で絶好の2番枠を引いたなら正攻法スタイルを貫くのみ。そうすればいつもの輝きを再び取り戻せるはずだ。

単穴

  • 710プリティーチャンス

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 今春までそれほど目立つ存在ではなかったが、休養明けの函館・マリーンSを叩いてから馬が豹変。門別・ブリーダーズゴールドC2着のち前走大井・レディスプレリュード制覇とここに来て素質が一気に開花。引き続きこの馬が最も得意としている1800mなら大崩れするとは考えにくいし、直線の長い盛岡なら持ち味が最大の武器となりそうで単穴評価で申し訳ないほどの存在。さらに鞍上にC・デムーロを迎えて必勝態勢の雰囲気。

連穴

  • 44テリオスベル
  • 33サルサディオーネ
  • 812ヴァレーデラルナ
  • 67レーヌブランシュ

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 テリオスベルは今夏マーキュリーC2着と波乱を演じたがその経験は強みとなるし、この馬のレースプランニングには計り知れない怖さがある。南関東の女傑サルサディオーネはここに向けて臨戦過程上々だが隣枠に強力先行馬ショウナンナデシコ、ハナ主張がセオリーなだけにショウナンとの折り合い次第となりそう。ヴァレーデラルナは前走3勝クラスを勝ち上がったばかりで相手強化の試金石だが通算(4-4-0-1)と伸びしろ豊富な勢いに怖さ。レーヌブランシュは近況今ひとつだが川崎・エンプレス杯、船橋・マリーンCぐらい走れるデキに戻れば軽くは扱えない存在。

提供 栄冠 千田 正明

注記

当ページの情報は、11月1日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。