国内の牝馬限定ダートグレード競走では唯一のJpnI。2011・12年にはミラクルレジェンドが、15・16年にはホワイトフーガが連覇を達成している。また14年の覇者サンビスタ(いずれもJRA)は、連覇を狙った15年は3歳馬ホワイトフーガの2着に敗れたものの、続くチャンピオンズカップGIでは牝馬として初の優勝馬となった。地方馬では17年大井開催でララベル(大井)が制している。(斎藤 修)
JBC競走が始まって11年目の2011年に第1回が行われ、その年からJBCが3競走に。格付けなしのダート重賞としてスタートしたが、13年金沢開催の第3回からJpnIとなった。持ち回り開催となる競馬場のコース形態によって、大井1800m、川崎1600m、金沢1500m、盛岡1800m、JRA京都1800m、浦和1400mなどさまざまな距離で争われている。1着賞金は第2回まで4000万円、第3回以降は4100万円だったが、22年には6000万円に増額された。盛岡競馬場でのレディスクラシックは14年以来8年ぶり2度目。(斎藤 修)
盛岡競馬場(左回り)のダートコースは1周1600m。1800mのコースはゴールの200m手前からのスタートで、1コーナーの入口までは約300m。多頭数の外枠に入った逃げ馬がハナをとろうとすれば、1コーナーまでに脚を使わされることになる。3コーナーあたりを頂点に4.4mの高低差がある下り坂で、直線は残り150mからゴールまで1.5mの登り坂となるため、ゴール前の争いではスタミナも要求される。JBCレディスクラシックはフルゲート16頭で争われる。(斎藤 修)