僕たち107期は、第1回競走実習を行いました。
初めての競走実習ということもあり、緊張と不安で頭が一杯でしたが、みんな一生懸命頑張っていました。
それでは候補生のコメントを紹介します。
第1レース
![]() |
![]() |
![]() |
1枠1番 塚本直之 アマリリス号
![]() |
初めての競走実習では、スタート直後内ラチにつけましたが、ペース配分や集団形成が整えられず、最後の直線に入る前から一人で追い込み操作に入ってしまい、悪い内容になってしまいました。
馬を我慢させてコントロールできるよう日頃の訓練を大切に騎乗していきたいです。
2枠2番 南部楓馬 ムサシキングオー号
![]() |
初めての競走実習では、終始舌を出されてしまっていて、おっつけようとしても反応させられなかった。スタートしてから、最後の直線まで真っすぐ走らせられず外に斜行してしまった。内ラチとの距離感覚も思っていたより離れていて、道中も先頭馬についていこうとしたが3,4コーナー辺りでたれてしまいついて行けなくなってしまった。
一連の流れはつかめたものの距離感覚や内で我慢させられなかったのが課題となったので、映像を見て振り返りながら次回に向けて修正していく。
3枠3番 後藤武蔵 リワードメラン号
![]() |
初めての競走実習では、馬の脚を溜めることや、ペース配分や、走行位置を意識した走行が出来なかったりと、多くの課題が見つかりました。次回の競走実習に向け、今回見つかった課題を含め、日頃の訓練や、木馬でのトレーニングに努めていきたいです。
4枠4番 近藤颯羽 ブエナローズ号
![]() |
初めての競走実習では、周りを確認することができず自分の走行位置を考えることが出来ませんでした。1,2コーナーで外に回してしまい時間と馬の体力を減らしてしまったから無駄なことをせずにとにかく内に入り他馬についていけるようにしていきたいです。次回の競走実習では、良い走行位置で走らせられるようにしたいです。
第2レース
![]() |
![]() |
![]() |
1枠1番 小川悠太 ヴァーナルブルーム号
![]() |
初めての競走実習では、ゲートを上手く出すことが出来ませんでした。手綱を短く持ってしまいハミが当たってしまったのが反省点です。ゲートを出てからはハナを取った馬の後ろにつけることが出来ました。直線では進路取りが少し外になってしまったので次の競走実習では距離をロスすることなく走行していきたいです。
2枠2番 髙橋洸佑 サインコサイン号
![]() |
初めての競走実習では、全体的に外を走ってしまい馬の能力に助けられた騎乗でした。発馬後、ハミを当ててしまい馬の動きに遅れてしまったり、後ろで我慢する所をまくって行ってしまったりと失敗してしまいました。最後の直線では、ハンドライドが合わずにハミが掛かっていない部分がありました。次の競走実習では同じ失敗をしないように、内埒との距離感や焦らずにハンドライドを行う事、道中の折り合いや位置取りを意識して騎乗します。
3枠3番 沖響主 ハニーディライト号
![]() |
発走では、騎乗馬の長所であるテンの速さ(ゲートを出てからの初速が早いこと)を活かせずに出遅れてしまいました。道中では、内埒や他馬との距離感を感じながら騎乗出来ました。最後の直線では、外斜行してしまい、真っ直ぐ追えませんでした。しかし、ハンドライドを中心にダイナミックに追い込めたのは、唯一良かった所なので今後も伸ばしていきたいです。次回の競走実習では内埒を空けずに良いポジションを取り、真っすぐ追い込んで来られるようにします。
4枠4番 浅野登生 ヤマニンブレーザー号
![]() |
初めての競走実習では、ゲート発進で油断してしまい、遅れてしまったので、数少ないゲート練習を大切にしていきたいです。コース取りが悪く、ずっと外を回ってしまったので内ラチを視野に入れながらコースロスをしないように騎乗したいです。馬を手の内に入れられなかったので普段の訓練から馬とのコンタクトを大切にして馬を手の内に入れて乗れるようにしたいと思います。
第3レース
![]() |
![]() |
![]() |
1枠1番 小林樹 プリティーワック号
![]() |
初めての競走実習では、実際のレースを騎手目線で経験することが出来ました。先輩騎手の方々が当たり前にしていたことがこんなにも難しいのかと肌で感じました。
ゲート発走は手応えを感じましたが、道中では馬の動きとずれてしまいました。追い込み操作は馬の動きに合わせようとして、迫力に欠け、自体重を馬に伝えることができませんでした。そして、内枠にもかかわらずラチから離れてしまい、スペースを空けてしまいました。次の競走実習では、コーナー含め、タイトに回って来られるよう取り組みたいです。
2枠2番 石田竜誠 イダテンノウタ号
![]() |
初めての競走実習を終えて、競走の難しさを、身をもって知りました。ゲート発進から道中にかけて前の馬の半馬身を意識していましたが、後で映像を見た時にラチとの距離がかなり開いてしまっていたので、次回はラチとの距離感を定着させ、馬と息の合った追い込み操作が出来るようにすることが今後の課題です。
3枠3番 菅原吏久人 ベストゴッホ号
![]() |
初めての競走実習では、ゲートであおって(ゲートが空いた瞬間に立ち上がってから発走すること)しまったり中途半端な走行位置になってしまったりと課題が多く見つかりました。直線では、ハンドライド中心に追うことができ、スムーズにムチを打つこともできました。普段の訓練から走行位置に気をつけ、数少ない競走実習を大事にして日々技術向上に励んでいきます。
今回の競走実習では、初めての経験を沢山することができました。次回の競走実習で残った課題を克服し、より良い騎乗が出来るように訓練に励んでいきます。
今回の担当は、石田と浅野でした。