新年あけましておめでとうございます。
皆様には日頃より地方競馬をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。
 
昨年は、日本のダート競馬の改革元年とも言える年となり、地方競馬にとっても大きな変革の年となりました。変革の一つとして、３歳ダート三冠競走が実施され、三冠最終戦のジャパンダートクラシックについては、地方競馬、中央競馬、更には海外で活躍した馬が一堂に集結し、非常に大きな盛り上がりを見せました。変革の一年にふさわしく、例年以上に各地で有力な3歳馬が登場したこと、大変嬉しく思っております。また、昨年創設24年目を迎えたJBC競走は、九州初となる佐賀競馬場と2歳競走体系の中心となる門別競馬場で「日本縦断のJBC」として共同開催で行われ、ダート競馬の祭典に相応しい盛り上がりを見せてくれました。

この結果、年間の開催成績につきましては過去最高記録となった前年を上回ることができ、これもひとえにお客様の温かいご支援の賜物と深く感謝しております。

令和７年は、新しい競走体系の２年目を迎え、日本のダート競馬の国際的な評価を高めるべく、引き続き地方競馬の国際化に向けた取組を推進するとともに、年間を通じて全国のお客様に心から楽しんでいただけるよう公正確保の徹底に全力で取り組み、畜産の振興と地方財政の改善という地方競馬の社会的責任も果たしてまいります。

結びに、皆様のご多幸とご健勝をご祈念申し上げ新年のご挨拶とさせていただきます。

2025年(令和7年)１月１日
NAR地方競馬全国協会　　理事長　斉藤弘