私たち105期は、4月26日に初めてとなる競走実習を行いました。
今までの訓練で学んできたことの総まとめをする競走実習。左回り1280mで行いました。あいにくの天気で不安もありましたが、一生懸命頑張りました。
それではそれぞれのコメントを紹介します。
第1レース
1枠1番 佐野 遥久&サインコサイン
今回が初めての競走実習だったのですが、ずっと先頭で回っていて集団というものをあまり感じられなかったので、次からは色々な位置で色々な考えをもって臨みたいです。前回の課題だった追い込みの姿勢はまだまだ修正していかないといけないので木馬などで練習していきたいです。
2枠2番 加藤 雄真&プリティーワック
今までで一番余裕を持って乗ることが出来ませんでした。道中もっと抑えてペースを落とすことができれば、脚を残したまま直線に入れたと思うので、ペースを落として折り合えるようにしたいです。レースプランも様々なパターンを考えてどんな状況でも対応出来るように準備しておきたいです。次回は今回とは違うプランでレースを組み立ててみたいです。
3枠3番 藤田 凌駕&ランスオブソウル
発走から自分に余裕がなく周りが見えず、正しい判断が出来ずに集団から遅れてしまったので、常に冷静でいられるようにし臨機応変に対応出来るようにしたいです。最後の直線では真っすぐ追うことができ、馬のリズムにあわせて低い競走姿勢をとることができました。
4枠4番 明星 晴大&ハヤカゼ
今回は初めての競走実習で、スタートから冷静な騎乗が出来ませんでした。姿勢も高く、馬幅も空いていて攻めた騎乗が出来ませんでした。最後の直線もムチの打ち方が悪く、内に寄ってしまいました。もっと下半身を鍛えて力強い追い方が出来るようにしたいです。
5枠5番 千野 稜真&シナノアサヤケ
今回初めての競走実習を行いました。集団を組む事を意識し、レースの形を作ることが出来たと思います。ですが、自分の位置取りや周りを見る大切さ、瞬時の状況判断などがイマイチでした。今回の競走実習で多くの課題を見つけることが出来たので、それを改善しもっと上手く出来るようにこれからも訓練に励んでいきたいと思います。
第2レース
1枠1番 城野 慈尚&ハッピールーラ
周りを見る余裕がなく、集団についていくのが遅れたり狭い空間に入ったりしてしまいました。周りを見ながら心に余裕を持ち、イレギュラーが起きた時にも対応できるようにしたいです。馬を抑える時も引っ張って抑えようとせずに、流しながら折り合いをつけられるようにしたいです。
2枠2番 髙橋 愛叶&ストライクイーグル
今日が初めての競走実習でした。ゲートでは真っ直ぐ出すことが出来ませんでした。道中は姿勢が高く腰の位置が安定しませんでした。次の競走実習までに木馬や日々の訓練で下半身のトレーニングをして、次は上手く乗れるように頑張ります。
3枠3番 望月 洵輝&グラングリシーヌ
ゲートから真っ直ぐ出せず2枠の馬をはじいてしまいました。その後は内を見ながら先頭に立つ判断を早くできましたが、道中内ラチ沿いを空けてしまっていたため内側から抜かれてしまいました。追いこみ操作では懐をつぶしてしまい脇が張ってしまいました。全体的に内ラチを終始空けてしまっていたことと追い込み時の姿勢が課題なので、次に生かせるように訓練で意識していきたいです。
4枠4番 高橋 優&ヴァッフシュテルケ
初めての競走実習は改善する所がたくさん出ました。ゲートから上手く出すことは出来ましたが、出した勢いのまま折り合いをつけられず4コーナーでは膨れてしまい、そのまま直線で内の馬と3馬幅ほど空いてしまい併せていくことが出来ず、周りを見るどころか自分のことだけで精一杯になってしまいました。余裕を持つことが出来ず習得してきた扶助操作が出来なかったので、次の競走実習では1つ1つの項目を組み合わせて落ち着いて騎乗が出来るようにしたいです。
5枠5番 山本 大翔&ネイチャーキング
今回、初めての競走実習で自分は5枠でした。ゲートを出てからのポジションを決める時、雑な操作になってしまいました。また、全体のペース配分を考えながら走行することが出来ませんでした。次はもっと落ち着いて走行できるように、今回の反省点を次の競走実習に繋げていきたいです。
第3レース
1枠1番 角田 有輝&アマリリス
今回初めての競走実習で思うような騎乗が出来ず、馬と終始喧嘩してしまい楽な所を作れずに馬に助けてもらいました。集団になると特に判断や対応が出来ず、今回は内ラチ走行だったのですが、次からは外枠になることもあると思うので常に判断出来るように頑張って行きたいです。
2枠2番 土方 颯太&ゴールデンイーグル
初めての競走実習でしたが自分のポジションを決めて乗ることができました。しかし、コンパクトに回ることやペースコントロールができていないといった課題も見つかりました。次はこの課題を少しでも競走中に意識できるように乗りたいです。
3枠3番 新庄 海誠&カツゲキニンニン
今回初めての競走実習を行い、集団を形成していくことの難しさを知ることが出来ました。次の競走実習では、発走から直線まで余裕をもって考えながら乗って行くこと、自分のポジションを取りに行く中でも馬との折り合いを意識出来るようにしていきたいと思います。
4枠4番 坂井 瑛音&パーセプトロン
今回が初めての競走実習でしたが、終始自分に余裕が持てずにレースの中で正しい判断をすることが出来ず、頑張って走ってくれていた馬に対しても申し訳ない内容になってしまいました。次回の競走実習では、今回得た反省をもとに内容の濃い競走が出来るようにしたいです。目標を持ち普段の訓練から意識を高く臨みたいと思います。
5枠5番 塩津 璃菜&ドリームエルダー
競走実習では、ゲートの出が良くみんなより先に出ることができましたが、どんどん離れてしまい最初のコーナーに入る前から追いつくことができませんでした。まずは集団を形成したときに自分が怖がらずに横にピッタリとくっつけられるように、次の競走実習まで訓練を頑張っていこうと思いました。
初めての競走実習。今まで見てきたレースを実際にやってみると思い通りに行かない事ばかりだったと思います。今回出たそれぞれの課題を次の競走実習に向けて改善していき、少しでもプロの騎手が行っているようなレースが出来るように頑張って行きます。
今回の担当105期 高橋優、角田でした。