本日3月10日、笠松競馬に所属していた元調教師・元騎手(いずれも免許試験不合格により令和2年7月31日免許失効)の計4名が競馬法違反、うち1名が併せて犯罪収益移転防止法違反の容疑により、岐阜地方検察庁に書類送検されました。
現時点で詳細は不明ですが、対象4名に対し、調教師免許、騎手免許を交付していた免許権者として、地方競馬をご愛顧いただいております多くのお客様の信頼を裏切る結果となったことについて、心から深くお詫び申し上げます。
昨年6月に4名が警察による家宅捜索を受けて以降、協会は、警察が行う捜査に全面的に協力するとともに、管理・監視体制の強化、裁決や免許の厳格化に着手し、岐阜県地方競馬組合が取り組む公正確保強化策に連携協力してまいりました。引き続き、司法当局に全面的に協力し、一刻も早い全容の解明を望むものであります。
現在、岐阜県地方競馬組合では、今般の書類送検事案と関連すると思われる笠松競馬関係者が名古屋国税局から申告漏れを指摘された旨の報道を受け、真相究明と再発防止策等を検討するため、第三者委員会である「笠松競馬不適切事案検討委員会」を設置して調査を進めております。
当協会としては、これらの進捗を受け、厳正な免許上の措置を講じてまいります。また、主催者の責任者、関係者、協会からなる全国公正確保対策推進会議を開催し、全国的な対応策を取りまとめ、改めて皆様に発表させていただきます。
当協会は、今回の不祥事案を極めて重く受け止め、公正確保の強化と徹底を推進してまいりますので、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
令和3年3月10日
地方競馬全国協会 理事長 塚田 修