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2020/11/11

【教養センター便り】102期 第1回競走実習

僕たち102期生は10月14日に初めての競走実習を行いました。

雨が続いていた中、天候・馬場状態共に恵まれてよかったです。

今回の課題と注意点は次の通りです。

課題  ・集団形成を行い隊列を作りながら走行する。(前後1馬身、左右1馬幅)
    ・集団は4Cまで維持し、決直で進路定めたら、真っ直ぐ追う。
    ・ペース配分を考え、抑える時は真っ直ぐ控えること。
    ・向正面で息を入れ、3Cへ進入すること。
    ・手前(※)を意識して走行する。
※手前…例えば馬の右前肢が左前肢よりも前に着地しながら駈足(かけあし)していることを右手前の駈歩、その反対は左手前の駈歩という。
     よって、左周りのコーナーでは左手前の駈歩がバランスよく走りやすい。
     直線はどちらでも構わないため、周回するときは馬の肢の疲労を考えて、
     コーナーは走りやすい手前、直線は反対の手前で走行するように騎手が
     馬を操作することもある。

注意点 ・発進後、山の下辺り(スタート地点から約200m)までに自分のポジションを決める。
    ・1Cは極端にペースを落とさない。
    ・1、3Cは馬を外に出さない。
    ・勝負を意識しない。

それでは1人1人のコメントを紹介していきます。

1枠1番 及川 烈(おいかわ れつ)&プリティーワック号

今回意識したことは、集団の中での位置取りでした。うまくいったことは、想像よりも心に余裕を持てたこと、コーナーで汚れたカットクロス(※)を外せたこと、ステッキを2発打てたことなど、今までできなかったことができました。しかしVTRを見てみると、追っていても腰が入っていないため馬を十分に押せていなかったり、予想して動けていないので乗り手の反応遅れが目立ちました。次回からはレースを想定した瞬時のペース配分、位置取りを想定していきたいです。

※ヘルメットに着けている透明な板(ゴーグルと同様の使用目的)のこと。走行中に砂が顔にかかることを防いでくれます。複数枚使用することによって、汚れたものは外して再び視野を確保します。

2枠2番 鷹見 陸(たかみ りく)&スカーレットデビル号

今回意識したことは、内に入った時に外の馬より前に出て乗ることと、落ち着いて広い視野で乗ること、追い込みの時にハミを外さないことの3つでした。良かったことは、上の3つを守れたことと、ゲートの出が良かったこと、馬の気持ちを邪魔せずに乗れたことです。良くなかったことは、4Cで外の馬が前に出そうになり、追いながらコーナーを通過しようとした時に外側に膨れたことと、馬の気持ちを害さないように乗ろうと考えすぎてしまい、初めからタイムが速く、道中で息を入れられなかったことです。次回は余裕を持って色々なことを考えながらゴール前が最速になるようにして乗りたいです。

3枠3番 青海 大樹(おうみ だいき)&ペプチドアポロ号

今回意識したことは、集団を形成し隣の馬と併せること、直線で真っすぐ追うことです。上手くいったことは3Cまでは隣の馬と併せられたことです。上手くいかなかったことは4Cで前に出てしまったことと、外側に膨れてしまったことです。次回の競走実習では、4Cまで集団を形成できるようにしていきたいです。

4枠4番 加茂 飛翔(かも つばさ)&ヴェリタスフェスタ号

今回意識したことは集団を形成することと、前の馬と距離を保ちながら外側を走行することでした。上手くいったことは、直線でバランスを崩さないで鞭を2発打てたことです。上手くいかなかったことは、発進後に手綱を強く持ってしまい馬が頸を上げてしまいました。直線では前の馬の外側を走行することしか考えておらず、内側が空いていた所に進路をとれませんでした。次回の競走実習では思考を柔軟にして一手先のことを考えながら騎乗したいです。

初めての競走実習でしたが、思っていたよりも上手くいってよかったです。次回の競走実習では馬身、馬幅の間隔を4人全員が意識して騎乗できるように日々の訓練を1鞍1鞍大切にしていきたいです。

 

以上でこのブログを終わります。
ありがとうございました。
今回のブログ担当は加茂でした。

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