秋晴れの心地よい季節となり、10月5日ここ地方競馬教養センターでは、第100期生の入所式及び第98,99期生の中間査閲が執り行われました。
入所式では7月の受験に合格した第100期生6名が入所しました。
中間査閲では、第98期生は2騎での発走から追い込み操作を行い、第99期生は*1)カドリールと障害飛越を行いました。
*1)カドリール…音楽に合わせて馬場で様々な図形を描いて行進したり、色々な演技をするもの。
第100期騎手候補生コメント
ここでは、今回入所した候補生の抱負を紹介したいと思います。
1番 池田 康多(いけた こうた) 中学時代に教わった不撓不屈(ふとうふくつ)の精神を座右の銘に頑張ります。 |
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2番 七夕 裕次郎(たなばた ゆうじろう) 常に周りに気づかいができ、よく周りを見て視野を広くして多くの人に信頼される騎手になりたいです。 |
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4番 長江 慶悟(ながえ けいご) 日々全力で生活し、この二年間が充実したものになるよう頑張ります。技術を身につけ活躍できる騎手になれるよう頑張ります。 |
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5番 吉田 理人(よしだ りひと) 今まで支えて下さった多くの方々へ感謝の気持ちを忘れず、日々訓練に励み一人前の騎手になって必ず恩返しします。 |
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6番 井上 瑛太(いのうえ えいた) 今までお世話になった人たちに恩返しできるよう、2年間自分に負けず騎乗技術を身につけ、2年後立派なジョッキーになりたいです。 |
99期 中間査閲
僕たち99期は、10月5日に中間査閲を行いました。
今年の4月に入所してからの半年間の成果を披露しました。
まずは『カドリール』という集団演技を披露しました。音楽に合わせて、お互いのスピードや位置関係を調整し、しっかり馬をコントロールし、息を合わせなければなりませんでした。
毎日たくさん練習してきた成果を発揮し、難しい演技をすることが出来ました。
カドリールの次は、2人1組で障害飛越を行いました。2人が交差するように障害を飛越し、2頭併せて連続した5つの障害を飛越しました。
それでは、1人ずつコメントを紹介します。
1番 北島希望(きたじまのぞみ) タネマフタ号
この半年間の成果を家族に見せることが出来て良かったです。しかし、まだバランスを崩したり、障害の踏切りを外してしまったりと課題が一杯です。これからも日々努力して、課題を克服していきたいです。
2番 篠谷葵(しのやあおい) フットパース号
自分は*2)速歩(はやあし)で演技をしなければいけない部分で*3)駈歩(かけあし)が出てしまい、あまり良い演技は出来なかったと思いますが、全体では大きなミスなくカドリールを終えることが出来て良かったです。障害飛越では、馬をしっかり引き付けることなど、普段から注意されていることを再確認してコースを回ることが出来ました。次は競走の訓練に入るので、自分で目標をしっかり決めて訓練に臨(のぞ)むようにします。
*2)速歩…2節の歩き方。右前肢(みぎぜんし)と左後肢(ひだりこうし)、左前肢(ひだりぜんし)と右後肢(みぎこうし)がペアになってほぼ同時に着地・離地する。厳密には4本の肢(あし)の着地には時間差がある。
*3)駈歩…3節の歩き方で、3本の肢が設置している時と、4本の肢すべてが地面を離れている時とがある。
3番 ロング素布衣(そふぃ) カツラプリンス号
今まで練習してきた成果を発揮することが出来ました。最初はバラバラだった11人が練習していく内に1つになり、最後は良い演技をすることが出来ました。お互いを見ながら位置関係を考えて乗ることを身に付けることが出来たので、これから競走の訓練にも役立てていきたいです。見に来てくれた両親に成長した姿を見せることが出来て良かったです。
4番 田中洸多(たなかこうた) リワードヘヴン号
今回は自分の技術向上と、家族や調教師の先生への感謝の気持ちを見て貰えるよう、細かいところまで練習してきました。「自分は少しは上達したんだ」ということを感じながら、まだまだ足りない部分を今後さらに自分を見つめ直し、集中して訓練に食らいついていきたいと思います。
5番 池谷匠翔(いけたにたくと) アルベルティ号
この中間査閲で入所して半年が経ちました。今まで教官の先生から言われたことを思い出しながら、全力で頑張りました。次からは競走の訓練に入っていきますが、これからも諦めずに頑張っていきます。
6番 若杉朝飛(わかすぎあさと) トオノユー号
今回の中間査閲では、半年間やってきたことをすべて出し切ることが出来ました。仲間を信じて、人馬一体のカドリールを成功させることが出来たので良かったです。これからも頑張ります。
7番 魚住謙心(うおずみけんしん) ニホンカイイサリビ号
本番ということで緊張していました。しかし、その緊張に負けず、完璧ではありませんが今までで一番良い演技が出来たので良かったです。この中間査閲のカドリールでは、同期の仲間と息を合わせ演技をすることで、絆を深めることが出来ました。これからも同期の仲間と協力して、助け合って頑張りたいと思います。
8番 深澤杏花(ふかざわきょうか) ガナドールシチー号
緊張しましたが、練習の成果が出てキレイな集団演技が出来たと思います。障害飛越では1mの障害で煽(あお)られてしまい、バランスを崩してしまいました。しかし、2人で息を合わせて飛べていたので良かったです。次は半年後の中間査閲に向けて、競走の訓練を頑張ります。
9番 細川智史(ほそかわさとし) ジャミール号
家族やたくさんの人たちに半年の成果を披露することが出来ました。しかし、まだまだ課題点はあります。もっと自分自身を知って、改善できるようこれからも頑張ります。次の中間査閲では、今よりもっと成長した自分の姿を見せたいです。これからも、たくさんの人に笑顔を届けられるような騎手になれるよう頑張ります。ありがとうございました。
10番 古岡勇樹(ふるおかゆうき) アルファウィング号
半年の成果を家族の前で発揮することが出来て、良いパフォーマンスを見せることが出来ました。これからの訓練は基本馬術から競走馬術になるので、心機一転して訓練に励んでいきたいと思います。お父さん、お母さん、妹も見に来てくれてありがとうございました。
11番 飛田愛斗(ひだまなと) ブロンドペタル号
入所して半年が経ち、帽色が赤から青になり、1つ先輩になりました。中間査閲を終えて、改めて仲間の大切さを感じました。カドリールでは、皆の心が1つになり、今までで一番良い演技をすることが出来ました。障害飛越では、人馬一体となり、自分の力を全力で出し切りました。これからも仲間と協力し、時には良きライバルとしてお互いに高め合い、くじけることなく何事も前向きに頑張ります。
ご覧頂き、有難うございました。
99期の記事の担当は、99期 若杉でした。
98期 中間査閲
関本玲花(せきもとれいか)&ミリオンウェイズ(内側)
大山義文(おおやまよしふみ)&ピエールビンゴ(外側)
関本玲花(せきもとれいか)
発走をしてからコーナーを回ってくるまでは思い通りにいったのですが、直線に入ってからは手綱の詰め替えが上手くいかず、ハミがかかっていない状態で*4)ハンドライドをしてしまいました。両親には、技術はまだまだですが競走に入ってからの半年間の成長を見てもらうことが出来ました。実習に行くまでにもっと技術を磨いて、また成長した姿を見せたいと思います。
*4)ハンドライド…拳の伸展で追い込むこと。
大山義文(おおやまよしふみ)
中間査閲では、まだまだ技術に未熟さを感じました。これからの訓練では、真っ直ぐ追い込むことをもっと大切にして取り組み、技術向上に繋げていきたいです。
中島良美(なかしまよしみ)&ジンギレイチシン(内側)
金山昇馬(かなやましょうま)&テイクザクラウン(外側)
中島良美(なかしまよしみ)
第一回発走から追い込みでは最初から余裕が全く無かったのですが、今では少しずつ余裕が持ててきて、意識していることが出来るようになってきました。中間査閲では、今の自分の実力が見せられたと思います。まだまだ技術は足りませんが、これから実習に向けて技術を磨いていきたいと思います。
金山昇馬(かなやましょうま)
今回はゲートとコーナーまでは良い感じに出来ましたが、最後の直線で馬が疲れてきた時にハンドライドが合わなくなってしまいました。最後までしっかり*5)頭頸の動きに合わせて追い込むようにしていきます。
*5)頭頸…馬の頭(顔面)から頸(くび)のこと。
浅野皓大(あさのこうだい)&ケイアイユニコーン(内側)
仲原大生(なかはらたいせい)&ヴェリタスフェスタ(外側)
浅野皓大(あさのこうだい)
今回の中間査閲では、スタートから馬の邪魔をせずスムーズに騎乗することが出来ました。追い込みでは、いつもより重心を低く力強いハンドライドで追えました。ただ、道中は我慢させられず二騎の併走が上手くいかなかったので、しっかり我慢出来るようにしたいです。
仲原大生(なかはらたいせい)
今回の中間査閲には、自分が所属する厩舎の調教師の先生に見に来ていただきました。馬を落ち着かせ、安定した騎乗をすることを心掛けました。発走時に少し頭が上がったり、併走馬のペースから少し遅れてしまいましたが、ハミを受け、直線の追い込みでは安定した走行が出来ました。今後の訓練では、引き続き目的意識を持ち、競馬場へ行ってからの*6)攻め馬などに繋げられるように挑んでいきます。
*6)攻め馬…馬の調教のこと。
中間査閲では、今までの訓練の成果を発揮できたと思います。
約3カ月後の競馬場実習に向けて、これからまた訓練に励んでいきたいです。
98期の記事の担当は、98期 関本 と 中島 でした!!