お知らせ｜地方競馬情報サイト

5月１8日に第1回技能審査を行いました。
この第1回技能審査（馬場）では、基本姿勢・ *1)扶助(ふじょ)操作・バランス感覚をどれほど体得できているかを審査します。

20ｍ×60ｍの長方形の馬場があり、その周りにはアルファベットで書かれた標記が置いてあります。
決められた範囲内で、決められた地点で、決められた経路をいかに正確に回ることができるかが、審査の点数を左右します。

初めての技能審査で緊張していた人もいましたが皆、訓練の成果が発揮できるよう熱く臨みました。
それでは、審査を行った順番で審査後のコメントを紹介します。

*1)扶助操作…騎手が手綱(たずな)・脚(きゃく)・騎座(きざ)を使って自分の命令を伝える方法で、人と馬との約束事になっています。手綱・脚・騎座の3つを主扶助(しゅふじょ)、音声（舌鼓(ぜっこ)・かけ声）・拍車(はくしゃ)・鞭(むち)などは副扶助(ふくふじょ)と呼ばれています。

（1）若杉&飛田ペア

6番若杉朝飛(わかすぎあさと)　サントワイン号
<コメント>
あまり良い結果ではありませんでしたが、自分の力を全部出せたことはよかったです。今回の結果から出来ていない部分が分かったので、修正していきたいです。

12番飛田愛斗(ひだまなと)　サラチャン号
＜コメント＞
しっかり馬を動かす事ができました。自分の中では頑張れたので良かったです。第2回の技能審査では、トップになれるように頑張ります。

（2）細川&池谷ペア

9番細川智史(ほそかわさとし) 　トオノユウ－号
＜コメント＞
今回の技能審査を終えて、修正する所が明確になりました。１日１日の訓練を大切にし、もっと安定した騎乗ができるように頑張ります。

５番池谷匠翔(いけたにたくと) フットパース号
＜コメント＞
とても緊張していて体が固くなって拳(こぶし)が上がってしまっていたので、次の技能審査では体を柔らかく使いリラックスして乗れるようにしたいです。

（3）田中&魚住ペア

4番田中洸多(たなかこうた) 　バックスラビット号
＜コメント＞
今回は馬と呼吸を合わすことができ、良い結果を出すことができました。ですが、姿勢や *2)脚(きゃく)の位置の安定性などまだまだ課題はあるので、一鞍一鞍(ひとくらひとくら)を大切にし、馬と刺激し合い、また良い結果を出せるよう日々 *4)勇往邁進(ゆうおうまいしん)していきたいと思います。また、どんな馬でもしっかりと馬の最大の力を出せるような騎乗を身に付けたいです。

*3)脚…騎手の膝(ひざ)から下の部分を「きゃく」と呼びます。
*4)勇往邁進…「自分の目標に向かって恐れることなく前進すること」を意味します。

７番魚住謙心(うおずみけんしん)　ランズデール号
＜コメント＞
今日が一番良いと言われる様な騎乗がしたかったのですが、できなくてとても悔しいです。今後は今まで以上に向上心を持ち、自信を持って騎乗していきたいと思います。

（4）北島&ロングペア

1番北島希望(きたじまのぞみ) トウショウスマイル号
＜コメント＞
自分にとっては凄く悔しい結果になりました。何事にも一番を追求し、努力していきたいです。

３番ロング素布衣(そふぃ)メルセデス
ダイワバーバリアン号
＜コメント＞
私は今までの訓練で習ったことを全て意識できるように頑張りました。 *5）内方姿勢(ないほうしせい)、図形、馬を前に出すこと、メリハリをつけること、丁寧(ていねい)に乗ること。人の姿勢や脚の位置を考えながら思うように馬を動かすのは大変なことですが、たくさん練習して良い結果が出せたので嬉しかったです。これからもこの経験を活かして訓練に励(はげ)んでいきたいです。

*5)内方姿勢…馬の頭から尻までが円運動の輪線上に弓状に曲がった姿勢で、円運動の大きさに合わせてその強弱を調節します。

（5）深澤&小河ペア

8番深澤杏花(ふかざわきょうか)　ガナドールシチー号
＜コメント＞
初めての技能審査で緊張していて、 *6)駈歩(かけあし)を出せるか不安でしたがきちんと出せて良かったです。いつもの訓練よりも120％の力を出せました。まだ直さないといけない点が多かったので、次の技能審査までに直せるように頑張ります。

*6)駈歩…3節の歩き方で、3本の肢(あし)が設置している時期と、4本の肢すべてが地面を離れている時期とがあります。