地方競馬情報サイト

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2018/05/25

【教養センター便り】『ノーザンファーム天栄』見学

皆さん、おはようございます!
今回97期は『ノーザンファーム天栄』に見学に行ってまいりました。
『ノーザンファーム天栄』とは、馬を競馬に出走させるための育成牧場であり、多くの馬たちの家でもあります。中央競馬の競走馬は
もちろんのこと、地方競馬の競走馬もここで生活している馬もいます。
ここ『ノーザンファーム天栄』には現在250頭もの馬が入れるようになっています。今は230~240頭の馬が暮らしているそうです。
さてさて、それでは見学に行ってきますっ(^◇^)ゞ
初めに走路を見学しに行きました。

1周1200mもあり、地方競馬では、浦和競馬場と、川崎競馬場と、水沢競馬場と同じ長さでした。その走路には、工夫がされていて内側にダートコース、主にハッキングの時などに使い、外側にはウッドチップコース、主に15-15など速いところを行くときに使うそうです。
次に、ウォーキングマシンを見せていただきました。

教養センターにあるウォーキングマシンとは一回り大きく、教養センターでは同時に6頭まで入れるのに対し、『ノーザンファーム天栄』のウォーキングマシンには8頭もの馬が入れるそうです。Σ(・□・ )
中はウッドチップで、爪が保護できるよう工夫がされていました。中に入って、馬になった気持ちでウォーキングマシンを歩きました!思っていた以上に速かったです(^^;)
次に、覆馬場を見学しに行きました。
フラットワークや、冬場・雨など天候が悪く外で運動できないときなどに、覆馬場で運動します。
次に、屋根付きのトラックを見学しに行きました。

1周300mあり、ハッキングなどを行う場所です。ここも、屋根がついているため、天候に左右されずに使用できます。
次に、馬専用のランニングマシンを見学しました。
ランニングマシンのことをトッレドミルといい、主に休養明けなどに使用したりすることを教えていただきました。このトレッドミルでは傾斜は6度まで、速度は時速36㎞まで出すことが可能と、とてもすごい機械です。時速36㎞を平地に例えると、1ハロン14秒と同じ負荷が人が騎乗しなくてもかけられるそうですΣ(・ω・ノ)ノ!
次に、坂路を見学しに行きました。

長さは900mあり、高低差は36mもあるそうです。地面はポリトラックが敷き詰められていました。ポリトラックは、少し油を含んでいるため水たまりができないことや、グリップが利き、きついけれど2歳の新馬でも上ってこれるように工夫されていました。

また、頂上の施設では坂路を登ってくる馬が見られるようにモニターが設備されていました。カメラが馬を自動で追跡し撮影する仕組みになっているそうです。速度は、騎乗者がつけたセンサーを、地面に設置したセンサーが計測し、タイムなどのデータをパソコンで管理していることが分かりました。

敷地全体では、馬が歩くところには全てウッドチップがひかれていて馬がケガしないように、工夫がされていました。

今回、『ノーザンファーム天栄』を、見学させていただいて、現役の馬たちがどのような施設でどのように過ごしているのかを細かく目で見て学ぶことができました。

また、1番に感じたことは多くの人の支えや力があってこそ、自分たちが目指している騎手は馬に乗れるのだということを学びました。1頭1頭丁寧に大切に乗りたいと、あらためて感じました。多くの人への感謝の気持ちを忘れることなく、これからの日々を過ごしていきたいです。

『ノーザンファーム天栄』の人が言われていた、「馬づくりは人づくりから」という言葉を心に刻み、騎手を目指していきます。

このたびは、お忙しい中私たちのために時間をつくって下さった『ノーザンファーム天栄』の方々、本当にありがとうございました。貴重な体験をさせていただきました。

今回の『ノーザンファーム天栄』見学を通して学んだ多くのことを、これからに生かしていきます!!!

今回の担当は濱でしたっ(^▽^)/
センター便りを見てくださった方、ありがとうございました!

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