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ホウオウルーレット

牡6 JRA 栗田徹厩舎 通算25戦6勝

父:ロージズインメイ
母:オメガフレグランス
母の父:ゴールドアリュール

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デビュー25戦目の前走シリウスS(GIII)で重賞初制覇。その後、NEW ERAヒモリファームへの短期放牧を挟んでここに臨む。管理する栗田徹調教師は「早めにここに目標を置いて帰厩し、その後は順調に来ています」と語る。先述した通り重賞は前走が初勝利だったが、リステッドレースの前々走でも2着に善戦。二走連続での好走の要因を、栗田調教師は次のように語った。「体がしっかりしてきたのと、岩田(康誠)騎手が馬を完全に信頼して乗ってくれたのが良かったと思います」。レースぶりは強烈な追い込みで、今回は小回りの浦和競馬場がどうか?だが、栗田調教師は「序盤の速さが中央のコースほど速くならないと思うので、ついていける分、大丈夫でしょう」と力強く言った。

(平松 さとし)

ロードクロンヌ

牡4 JRA 四位洋文厩舎 通算13戦4勝

父:リオンディーズ
母:リラコサージュ
母の父:ブライアンズタイム

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芝で勝ち上がれず、ダートへ矛先を向けた昨年8月の未勝利戦で逃げて5馬身差の圧勝。その後足踏みすることなく4連勝で一気にオープン入りを果たし、ダート適性の高さを示している。以降は勝ち星がないが、重賞で③②②③着と崩れず、前走も不良馬場で前が止まらない馬場状態のなか、出遅れてこれまでと違うレースを強いられながらレコード決着の3着。ダートでは未だ3着を外しておらず、戦ってきた相手からも重賞を勝てるだけの力は見せている。競馬場、馬場状態、展開を問わず好走を続けて抜群のセンスを見せており、小回りを器用に立ち回る機動力も備えているだけに初の左回り、トリッキーな浦和コースにも十分対応できていいだろう。

(競馬ブック・森田昌樹)

スレイマン

牡7 大井 藤田輝信厩舎 通算25戦6勝

父:キングカメハメハ
母:ドナブリーニ
母の父:Bertolini

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JRA所属で5勝を挙げ、昨年はアンタレスステークスGIIIで2着、プロキオンステークスGIIIで2着、テレ玉杯オーバルスプリントJpnIIIで2着と、ダートグレードでも好走していた。今年のエルムステークスGIIIで11着に敗れると、その後に大井へ移籍。4番手から進出した転入初戦の埼玉新聞栄冠賞を4馬身差で圧勝して重賞初制覇を果たした。藤田輝信調教師は「浦和は合いそうですね。コーナーから上がっていく感じがすごかった。器用でしたね」と好内容に手応え。次の目標を浦和記念に定めた。「前走で同じ舞台を経験できているのはプラスだと思うので」。その舞台で出した勝ちタイムの2分06秒5は稍重の馬場状態を考慮しても優秀。メンバーが変わっても期待は大きい。

(牛山 基康)

クラウンプライド

牡6 JRA 新谷功一厩舎 通算22戦6勝

父:リーチザクラウン
母:エミーズプライド
母の父:キングカメハメハ

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国内外で重賞4勝。22年のJBCクラシック、チャンピオンズC、23年帝王賞で2着の実績。気のいいタイプで先行力が持ち味。また、馬格のあるパワー型なので瞬発力勝負や時計の速い決着は苦手。それゆえ、広いコースの中央場所よりも小回りの地方の方が向いている。ここ2年はGI級のレースでこそ結果が出ていないが、それ以外では4戦2勝。2着だったマーキュリーCは早め先頭から見せ場十分で、着外だった3走前は雨の影響でかなりの高速決着だったし、早めに動きのある競馬で流れに乗り切れなかっただけ。交流重賞ならまだまだ上位の力がある。今回は間隔が詰まるのでソフト調整だが、かえって落ち着きが出ていい雰囲気に。変わり身があっても。

(研究ニュース・小野颯真)

ナイトオブファイア

牡3 大井 渡邉和雄厩舎 通算9戦5勝

父:ホッコータルマエ
母:ノーズトウショウ
母の父:ブラックホーク

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羽田盃JpnIは1秒0差の2着、東京ダービーJpnIは1秒4差の4着。ナチュラルライズには大きく離されたが、春の二冠で上位争いを続けた。秋初戦を南関東限定の戸塚記念で迎えると、4馬身差の完勝で重賞初制覇。ところが一発を期待して臨んだジャパンダートクラシックJpnIが3秒5差の7着。ナルカミも強かったが、外々を回る展開で不発に終わった。それから約1カ月半、浦和記念で古馬に挑む。渡邉和雄調教師は「戸塚記念で川崎を一発でこなしてくれて、どちらかというと左回りの方がスムーズ。浦和もそんなに大きなマイナスにはならないのでは。古馬と初めてなので、そこだけですかね」。同世代の強敵に挑んできた経験と負担重量の差を生かして巻き返しを狙う。

(牛山 基康)

マルカンラニ

牡5 大井 高野毅厩舎 通算18戦11勝

父:ラニ
母:ミヤビセラヴィ
母の父:アルデバラン2

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大井生え抜きでデビュー戦こそ6着だったが、2戦目から【11・5・1・0】。地道に勝ち星を積み重ね、前走の東京記念・SIIで、とうとう念願の重賞ウィナーになった。中団外目追走から徐々に順位を上げ、直線には2番手で進入。前を行くグロリアムンディを早い段階で競り落とすとそこからは独壇場。グイグイ前進して5馬身差で勝利した。圧巻のレースに高野毅調教師は「長めの距離を使うようになって戦績が良くなってきたうえに、ローテーションがドンピシャだった。強敵がそろった中で、よく勝ってくれた」と評価する。その後は短期放牧を挟み「戻ってから毛ヅヤはピカピカだよ。相手はJRA馬だからね。ある程度のまぎれがあるように、少頭数でないほうがいいな。時計もかかってほしいところ」とトレーナーはすでにレースのイメージを膨らませている。上がり馬の初ダートグレート参戦に注目だ。

(スポーツ報知・志賀浩子)

デルマソトガケ

牡5 JRA 須貝尚介厩舎 通算18戦4勝

父:マインドユアビスケッツ
母:アムールポエジー
母の父:ネオユニヴァース

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主な戦績は全日本2歳優駿とUAEダービーを勝ち、BCクラシックが2着。フォーエバーヤングの2、3歳時と比べても、ケンタッキーダービー6着の分が劣る程度で間違いなくワールドクラス。ただ、4歳となってからはサウジカップ5着こそ悪くなかったが、その後は勝利どころか連対もない状況。今年のフェブラリーS後は音無秀孝厩舎解散に伴い、須貝尚介厩舎へ転厩。その緒戦となったみやこSは8着で高速馬場に対応できなかった印象だが、以前の勝負どころでファイトしなくなる点はいくらか改善。8カ月半ぶりとしては悪くない。坂路からCW中心の調整に替わった効果にも期待できる。中央よりは時計がかかりやすい地方競馬なら復活があっていい。

(研究ニュース・石井大輔)

注記

当ページは、11月21日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。