予想情報 Prediction

レースの見どころ

JBCスプリントの前哨戦となる訳だが、3歳の短距離路線を歩んできた馬と、古馬の短距離路線を歩んできた馬がここで激突する。昨年は3歳馬チカッパが優勝したが、2005年のアグネスジェダイ以来の3歳馬の優勝となった。頭数の関係もあるが、今までは古馬が優勢だった。しかし、ネクストスター競走などダートの短距離路線が整備され、よりレベルの高いレースが繰り広げられて3歳馬の底上げになっている。今年は既にサマーチャンピオンで古馬を破っているヤマニンチェルキが登場。古馬ではクラスターCを制したサンライズアムール、オープンで3勝しているドンアミティエ。確かな差し脚を武器にドバイでも好走したクロジシジョー、良血コンティノアール。地方勢では快足馬エンテレケイア、昨年このレースで2着に好走したマックス。中央から転入初戦となるアームズレイン、シアージスト。イグザルトは東海Sでは結果を残せなかったが、地元で巻き返しを期す。

本命

  • 48ドンアミティエ

CHECK!

2歳のデビュー当初からダートの短距離中心に使ってここまで7勝を挙げている実力馬。3勝クラスを勝ち上がり、オープン入りしてからは勝ち切れなかったが、昨年12月にりんくうSを快勝すると、大和S、天王山Sとオープン特別を3連勝。天王山Sでは59キロを背負ってのものだった。そして初めての重賞挑戦となった函館スプリントは、初めての芝。それを克服して10番人気ながら3着に善戦して見せた。休み明けだが乗り込み量は豊富で仕上げに不安はない。脚質は基本先行タイプだが、差しに回っても対応できる器用さがあり大崩れはない。

対抗

  • 47サンライズアムール

CHECK!

デビューから2戦は芝で結果を残せなかったが、ダート路線に切り替えてからは3連勝。3勝クラスも初戦は5着に敗れたが、次走できっちり勝ち上がって見せた。その後はオープンで4勝し、前走クラスターCを勝って重賞初制覇。クラスターCは逃げ切り勝ちだったが逃げには拘らず、この枠から出たなりで好位を追走する競馬もできる。相手は強化されたが、強敵相手だった昨年のカペラSで4着。差し馬が上位を独占した中、先行して唯一粘り込んでいたようにここで通用する能力を持ち合わせている。

単穴

  • 612ヤマニンチェルキ

CHECK!

3歳1勝クラス、3歳オープン特別と連勝して挑んだ兵庫チャンピオンシップはマテンロウコマンドの4着に敗れ、次走初めての古馬との対戦となった天保山Sは、出遅れが響いて8着と振るわなかった。しかし、北海道スプリントカップでは、兵庫チャンピオンシップで敗れたマテンロウコマンドに1馬身の差をつけて快勝し、サマーチャンピオンでは、古馬相手に快勝して重賞連勝。昨年の優勝馬チカッパは、北海道スプリントカップ優勝から東京盃に挑んで連勝。この馬はサマーチャンピオンを挟んだことがどう出るか、追い切りの動きなどに疲れは見られず、スタートさえ決まれば3連勝も十分あり得る。

連穴

  • 816クロジシジョー
  • 24コンティノアール
  • 11エンテレケイア
  • 59アームズレイン

CHECK!

クロジシジョーは、ここまでオープン特別で3勝しているが、重賞は未勝利。しかし、昨年の東京スプリント、クラスターC、カペラSで2着がある。今年4月にはドバイに遠征して4着に善戦と底力は確か。コース経験があるのは強味だし、ワンターンなら大崩れはない。コンティノアールは、リステッドレースの栗東Sを勝ったのみだが、UAEダービー3着もありこれからが楽しみな馬。母の半妹がアーモンドアイという良血馬で、距離短縮に対応できればここで通用する。エンテレケイアは習志野きらっとスプリントで惨敗してしまったが、道中、一気に下がった場面があり不利を受けていたと思われる。スタートを決め、先手が取れれば東京スプリントで僅差の3着があるように通用して不思議はない。穴で狙ってみたいのがアームズレイン。中央時は重賞勝ちこそないが、オープン特別で2勝、根岸S2着もあった。まだ5歳での転入、新天地で新味が出る可能性があり、鞍上に赤岡修次騎手を迎えて初戦から狙ってみたい。

提供 勝馬 山形 宗久

注記

当ページの情報は、10月8日(水)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。