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レースの見どころ

これまでの23年連続でJRA所属馬が全勝。ワンツーフィニッシュも16回とJRA所属馬が圧倒している。今年も昨年の覇者サンライズホーク、一昨年の覇者ラプタス、今年の兵庫CSを勝ったエートラックス、重賞勝ちはないものの再三好走をしてきたヘリオスと強豪。ただ今年の地方所属馬はJBCスプリント3着馬の地元の雄アラジンバローズや、レベルの高かった楠賞で接戦の3着だった船橋のギガース、昨年の兵庫GTで3着だった北海道のスペシャルエックス、東京盃2着馬の大井のマックスなど好メンバー。今年は地方所属馬が一矢報いる可能性がありそう。

本命

  • 44アラジンバローズ

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今年は年初めの新春賞を勝ち、9月の佐賀・サマーチャンピオンでは内をうまく捌いてダートグレード初制覇。マイルチャンピオンシップ南部杯では砂の深い内を通って5着と決して悲観する内容ではなかった。そして前走の佐賀競馬場で行われたJBCスプリントでは道中後方4番手追走から向正面で徐々に進出。直線では外からメンバー中2番目に速い上がり3ハロン時計の鋭い伸び脚を披露して3着に追い込んできた。多少差し馬が台頭する流れではあったが、定量戦でも十分勝負になるということを証明。今回はJRA所属馬が重い斤量を背負う中、前走と同じ斤量は有利に働きそう。このレースで初めて地方所属馬が勝つところに期待が集まる。

対抗

  • 22ギガース

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デビューから馬券圏内を外したのは7着だった雲取賞と5着だった兵庫CSの2度だけ。2走前の楠賞ではレベルの高いメンバーとレース内容のなか見せ場たっぷりの競馬で勝ち馬から0秒1差の3着。前走の船橋記念では名だたる短距離巧者の相手で中団からの競馬だったが直線では鋭く伸びて3着と力のある所を見せた。全国的に今年の3歳馬のレベルが高いなか53キロという斤量はかなり有利。1400mの方が追走しやすい印象もあるのでスムーズな立ち回りができれば2019年のデュープロセス以来5年ぶりの3歳馬の勝利も見えてくる。

単穴

  • 79エートラックス

CHECK!

今年の春は勢いそのまま兵庫CSを逃げ切り勝ち。そのあとにも今年から3歳限定重賞となった北海道スプリントカップで後にJBCスプリントで2着になるチカッパ相手に早め先頭から渋太い粘りを見せて2着。前走の東京盃では出負け気味のスタートで良い位置が取れず終始外を回る形になったのも厳しい感じだった。今回は斤量が多少気になるが、春に勝っている舞台だし、スンナリ前に付けることができれば巻き返しがあってもおかしくない。

連穴

  • 68サイレンスタイム
  • 33スペシャルエックス

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サイレンスタイムは兵庫に転入後無傷の3連勝。前走は内から一気に抜け出すとラスト100mは鞍上が手綱を抑える余裕の勝利。レース間隔が少し開いていたが、そんなことは関係なしと言わんばかりの内容だった。これまでの実績面を考えれば相手が一気に強化されるが、今回は51キロと軽斤量。この点を活かせれば面白い戦いになりそう。スペシャルエックスは昨年のこのレース3着馬。前走の道営スプリントでは2番手追走から直線で鋭く伸びて快勝。斤量も手頃だし、鞍上が兵庫のリーディングトップの吉村騎手という点も心強い。

提供 競馬ブック 宮垣 優

注記

当ページの情報は、12月24日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。