牡4 JRA 齋藤崇史厩舎 通算5戦5勝
父:ジャスタウェイ
母:ヤマニンパピオネ
母の父:スウェプトオーヴァーボード
グレード制導入の1984年以降、最大着差となる4秒3差をつけて圧勝した新馬戦が印象的。体質の弱さがあり休み休みの戦歴だが、未だ土つかず。初の重賞挑戦となった前走は最初の3Fが34秒5というハイペースを楽に追走し、4角手前で先頭に立つとそのまま押し切った。速い流れに対応ができたし、小回りでの機動力を改めて示す結果。これなら相手強化にも不安はない。この中間は併せ馬で常に優勢。力強さも以前より増してきた印象で更に成長を感じさせる。チャンピオンズCの除外は織り込み済みで調整への懸念はない。ここは賞金を積みたい場。揉まれた経験がない分の不安は残るが、ダッシュ力がありポジション取りに長けている。力通りなら。
(研究ニュース・小野颯真)
牡4 JRA 大久保龍志厩舎 通算12戦6勝
父:レガーロ
母:クイーンパイレーツ
母の父:キングカメハメハ
4走前のオープン緒戦は4着に敗れるも、昇級2走目の3走前は先行策で押し切った。初の重賞挑戦の前々走も2番手を進み、早めに動かざるを得ない厳しい展開に。4角手前で先頭に立ちダンテバローズを競い落として押し切りを狙うも、直線は最後に勝ち馬に捉まっての2着。敗れはしたものの、11番人気ながら重賞でも通用する力を見せた。脚抜きのいい馬場とはいえ、1分50秒を切ったように、持ち時計も大幅に短縮した。前走の浦和記念は4角で先頭に立つと、2着以下には6馬身の差をつける圧勝。1年前は2勝クラスだったことを考えれば、僅か1年で重賞を勝利するまでに成長。前走内容からも小回りは大の得意といえる。重賞連勝に期待がかかる。
(競馬ブック・三宅俊博)
牡3 JRA 田中博康厩舎 通算5戦3勝
父:ドレフォン
母:スペシャルグルーヴ
母の父:スペシャルウィーク
4戦3勝でジャパンダートクラシック(JpnI)に挑んだミッキーファイトは、3歳最強のダート馬ともいえるフォーエバーヤングに1馬身1/4届かずの2着。それでも3着のサンライズジパングを5馬身突き放し、ユニコーンS(GIII)では敗れたラムジェットにも雪辱の先着をしてみせた。「相手が強く負けたけど、改めて力のあるところは証明してくれました」と田中博康調教師。中間はノーザンファーム天栄に放牧したが11月19日には帰厩。じっくり乗り込まれてきた。今回の条件に関しては「小回りがどうかですが、輸送自体は京都(ユニコーンS・3着)も経験しているし、距離(2000メートル)も前走で目処が立ったので心配ありません」との事。肝心の状態は「前走より良いバランスで走れています」と太鼓判。
(平松 さとし)
牡5 JRA 音無秀孝厩舎 通算22戦5勝
父:ハーツクライ
母:シェイクズセレナーデ
母の父:Unbridled's Song
22年のJDダービーを勝って以降は安定して力を発揮できておらず、レース後のコメントからも気ムラな面があるよう。それでも今年はJpnIを除けば2戦2勝で、距離は違えど3走前は同じ名古屋競馬場でレコードの大楽勝とコースは経験済み。ダート右回り、中5週以内で出走時は(1)(1)(2)(2)(2)(8)(2)(4)(1)(1)着と、間隔を詰めて条件が揃えば実は比較的安定しているとも言える(今回は中5週)。ハンデ60kgは確かに楽ではないが、佐賀記念では59kgで楽勝。中間はチークピーシズを着用するなど工夫して調教しているし、自身の力さえ発揮できればあっさりがあっても驚けない。再度大舞台へ挑むためにもここは結果を出したい。
(競馬ブック・森田昌樹)
牡4 北海道 角川秀樹厩舎 通算18戦14勝
父:パイロ
母:ベルライン
母の父:ダイワメジャー
昨年のホッカイドウ競馬三冠馬。今季は地元に専念し、道営記念など古馬中距離重賞を完全制覇するなど6戦6勝でシーズンを締めくくった。ただ、角川秀樹調教師は「瑞穂賞は上がり3Fが物足りず、道営記念も直線で追い比べとなった時の反応など、今秋のレースぶりは少しピリッとしない面を感じました」と、秋2戦を振り返る。厳しい競馬を経験させることで、闘志を沸き立たせることを期待し、JBC2歳優駿以来のダートグレード挑戦を目指す運びとなった。昨年、今年の道営記念の馬体重比較は20キロ増と、まさに充実一途。ダービーグランプリ以来の長距離輸送となるが、当時は思ったより馬体重が減らなかったほど、輸送が堪えるタイプではない。1週前の7日に、坂路を単走で3F36.1秒-2F24.2秒-1F12.4秒(直追う)をマーク。シルトプレがエルムステークスGIIIとJBCクラシックJpnIで4着に健闘した内容から、ベルピットのダートグレード挑戦は多くのファンが待っていた。その声援を力に変え、JRA勢に立ち向かう。
(古谷 剛彦)
セン10 北海道 田中淳司厩舎 通算51戦13勝
父:アイルハヴアナザー
母:キョウエイトルース
母の父:フジキセキ
昨年の名古屋グランプリは、レコード決着の4着に健闘し、地方最先着を果たした。今季は東海菊花賞を快勝するなど、名古屋遠征で好結果を残している。道営記念は、ベルピットにひと泡吹かせる2着と、年齢的な衰えは微塵もない。「この血筋から来るものかもしれませんが、高齢になってからさらに心身ともに充実している感じがします。道営記念がピークだと思っていましたが、さらに良くなっているので驚くばかりです」と、田中淳司調教師は目を丸くする。昨年の転入当初は、当時9歳ながらトモが緩く、強い調教を課すことができなかった。今季はその不安は解消され、しっかり追うことができる上に、道営記念の時はまっすぐ駆け上がってくる体幹の良さも加わった。1週前の8日は、坂路を単走で3F35.5秒-2F23.7秒-1F12.1秒(直一杯)を叩き出した。ダートグレード2勝の実力馬が、ハンデ差を活かして一発を狙う。
(古谷 剛彦)
牡3 高知 打越勇児厩舎 通算10戦8勝
父:コパノリッキー
母:イズミコマンダー
母の父:コマンダーインチーフ
10月のジャパンダートクラシックで地方最先着となる5着に頑張った後は地元の3歳重賞である土佐秋月賞に出走し快勝。自身は四つ目のタイトルだったが、話題性では2014年のデビュー以来、初の重賞制覇となった鞍上の妹尾浩一朗騎手が上だったか。単勝1.1倍という半端ないプレッシャーに打ち勝ってのメモリアルな勝利に表彰式では安堵の表情が見てとれた。さてそのシンメデージー、次走に選んだのが初の古馬相手となるこの名古屋大賞典。再び鞍上を吉原寛人騎手に戻してのチャレンジとなる。姉であるポルタディソーニは重賞4勝を含む通算16勝をマークした名古屋競馬の名牝。21年には当レースにも出走している。強敵相手でも楽しみは尽きない。
(風間 恒一)
注記
当ページは、12月14日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。